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世界遺産に新たな見どころ

シンガポール植物園に新エリア「Learning Forest」オープン

シンガポールの中心地に位置する植物園「シンガポール ボタニックガーデン」に、新エリア「ラーニング・フォレスト」がオープン。世界遺産にも登録される植物園の新たな見どころとは?

 

都会のオアシスに登場した新エリア


©National Parks Board
 
Singapore Botanic Garden(シンガポール ボタニックガーデン)は、約74ヘクタールもの広大な敷地を有するシンガポールを代表する植物園。オーチャードエリアから程近く、観光客はもちろん近隣の人々やオフィスワーカーの憩いの場として長年親しまれている。700種以上の植物と200以上の生物が生息していると言われており、園内の「National Orchid Garden(国立ラン園)」はガイドブックの常連スポット。2015年にはユネスコ世界遺産にも登録されている。

そのボタニックガーデンに2017年3月31日、新エリア「Learning Forest(ラーニング・フォレスト)」がオープン。Tyersall Avenueに隣接する約10ヘクタールの敷地には、東南アジア初の試みとなる淡水沼地を再現したエリアや、60メートル以上にまで成長する世界でも有数の高木のコレクションなども。人気観光地に新たな魅力を吹き込む。

 

Keppel Discovery Wetlands


©National Parks Board
 
新しくオープンしたKeppel Discovery Wetlandsのエリアでは、東南アジア初のプロジェクトとして「淡水沼地」を再現。その広さは1.8ヘクタールにおよぶ。50メートル長の渡橋が敷かれており、歩きながら沼地に生息する多くの植物や生物を見ることができる。
敷地には、Nathaniel Cantley氏、Henry Ridley氏、EJH Corner氏などの有名ボタニスト達の名前が付けられた植物を含む、約200種以上の植物が収集。自然に生息する希少な蘭を見られるOrchid Islands(オーキッド・アイランド)も見どころの一つ。

 

SPH Walk of Giants


©National Parks Board
 
SPH Walk of Giantsでは、世界でも最も背の高い樹木の間を縫って配された高さ8m、長さ260mの高架を歩くことができる。高木は最低でも約60m、20階建ての高さ以上に成長するもの。高架の途中には、スリリングな網目のアトラクションも!
 

©National Parks Board
 
新たなエリアが誕生したシンガポール ボタニックガーデンだが、ラーニング・フォレストの隣には2018年までに更なる8ヘクタールの拡張を予定。シンガポール最多となる200種もの双子葉植物のコレクションGallop Arboretumの他、1890年代からの約2,000点もの植物に関するアート作品を収容するギャラリー「Natural History Art Gallery(ナチュラル・ヒストリー・アート・ギャラリー)」も含むという。

 
Learning Forest
・住所:1 Cluny Rd, Singapore 259569
・電話番号:(+65) 6471 7138
・営業時間:5:00~24:00 
※Learning Forest内SPH Walk of Giants、Keppel Discovery Wetlands:7:00~19:00
・入場料:無料
・URL:https://www.sbg.org.sg/index.php?option=com_k2&view=item&id=1233:the-learning-forest&Itemid=523

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