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- ミャンマーの観光シーズンは?地域ごとに紹介
5月末になるとヤンゴンは雨季に入り、1日に1回か2回スコールのような雨が降るようになります。マンゴーの季節です。ここから6〜7月頃にかけて本格的に雨季に突入し1日中曇りつつ雨が降るという気候になります。そして、10月頃に雨季が明けます。
しかし、これはミャンマー全土ではなく、沿岸部の気候。ミャンマー全体としてはいつ頃が観光に向いているのかをお話ししたいと思います。
ベストシーズンは地域によってそれぞれ
一般的にガイドブックで観光シーズンと言われるのは10月から4月までですが、前述の通りこれはヤンゴンを起点として考えた場合です。ミャンマーは日本の1.8倍の面積があります。日本でも北海道を訪れるベストシーズンと沖縄を訪れるベストシーズンは違いますよね。ということで、ミャンマーも一概には言えません。
非常にざっくりとミャンマーの気候を分類すると3つに分かれます。
1. インド洋の一部であるベンガル湾・アンダマン海の沿岸部分。
2. 国の中央部に広がるエーヤワディー平野
3. 国境に連なる山岳部
インド洋の一部であるベンガル湾・アンダマン海の沿岸部分
ここはガイドブックにあるように10月から4月、もしくは5月頃がいいでしょう。10月に雨季が明け、12月頃からじりじりと気温が上がって行きます。2月頃が最も観光客が多くなり、4月に行われる水掛祭りで気温のピークを迎えます。5月に入り、雨が降り始めると気温が下がり始め、6月中旬頃に本格的な雨季が始まり、そして10月まで続きます。
ミャンマーのビーチリゾートである、ンガパリ、グウェサウン、チャウンター、メルギーズ諸島にあるホテルのほとんどは乾季のみの営業で雨季はクローズしてしまいます。またミャンマー最大都市のヤンゴンもこのエリアにあります。
国の中央部に広がるエーヤワディー平野
ここは最も乾燥しているエリアです。沿岸部と地続きなので、雨季乾季のスケジュールはおおよそ一緒ですが、雨季でも雨が少ないです。具体的に言いますと、このエリアの中心であるバガンやマンダレーの月別降水量は通年を通じて東京や大阪を超えることはありません。
ただこのエリアの問題点は一つ。乾燥地帯であるため、気温がとても高くなり、特4、5月は気温40度を超えます。完全に乾燥しているので、日陰に入れば涼しい風を感じることができますが、観光中の移動を自転車やバイクで考えられている方はこの時期を避けたほうがいいでしょう。
雨季の最中、緑あふれる中のバガン遺跡も素敵ですし、乾燥しきった荒野に佇むバガン遺跡も好きです。
国境に連なる山岳部
ミャンマーは東からタイ、ラオス、中国、インド、バングラデッシュに囲まれていて、その国境のほとんどは山岳部です。代表的な観光地で言いますと、東にあるインレー湖や、北にあるミッチーナ、西のヴィクトリア山などがこのエリアにあります。
山岳地帯ですので、天候は変わりやすくこれまでの2カ所のようにいつからいつまで雨が降るという単純な形ではありません。ですので、多少の雨量の違いはありますが時期を問わずに訪れることができます。しかし、標高が高くなるので朝晩の気温が下がります。場所によっては、夏でも零下まで冷え込みますので温かい格好の準備が必要です。
とはいえ、緯度でいうとミャンマー最北部でも沖縄より南に位置しますので、日本の冬より寒くなることはありません。(東南アジア最高峰、カカボラジ山への登山を考えていれば話は別ですが)
時期によって、全く違った姿を見せるミャンマー。お好みの時期に合わせて、訪れてみてください。
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