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- アジア有数の美ビーチ揃い!マレー半島の魅惑のアイランド
マレーシアは国土がマレー半島とボルネオ島の2つのエリアに跨っています。それぞれのエリアに魅力的なアイランドを抱えていて、個性も異なります。マレー半島はリゾートライフが充実し、一方のボルネオ島はネイチャー指数が高いというか……。
今回はマレー半島にフォーカス。同じ半島でも、西と東では、島の雰囲気が違うのも、興味深いところです。
マレー半島西側
1. ランカウイ
著者撮影 アンダマン,ラグジュアリーコレクションリゾート,ランカウイのスパからは、ダタイビーチを一望に
ラン=わし、カウイ=大理石という意味をもつランカウイ島。99の島々からなり、そのうち人の住む3島の中で、最大の島を指します。開発は島の35%までと制限されているので、豊かな自然がたっぷり。2007年には地質学的に貴重な地域に与えられるユネスコの“世界ジオパーク”にも設定されています。ランカウイには3カ所のジオフォレストパークがあり、5億年前の地層が見られる鍾乳洞や東南アジア最古の熱帯雨林などを見ることが。また、ラグジュアリーなリゾートライフも楽しめます。
マレー半島西側
2. ペナン島
写真提供:マレーシア政府観光局 ビーチエリアは島の北側のバツー・フェリンギ。夜には屋台も出現。
別名”東洋の真珠”と呼ばれるペナン島は、18世紀後半にイギリスの植民地だった名残や、中国やマレー、インドなど交易の地として栄えた背景から、アジアの活気とコロニアルな風情が融合。2008年、中心地のジョージタウンが世界遺産に登録されています。メインビーチは、島の北部のバツー・フェリンギ周辺。約3km続く海岸線沿いにホテルやレストランが軒を連ね、マリンスポーツが楽しめます。夜には屋台やナイトマーケットも出没。最近はあちこちで見かけるストリート・アートやカフェ文化が注目を集めています。
マレー半島西側
3. パンコール島
写真提供:パンコール ラウト リゾート 客室やレストランのあるエリアから離れた静寂のエメラルドベイ
かつてスルタンが賓客をもてなした島を、1島1リゾートに。300エーカーの島内には、サルなどの野生動物が暮らす熱帯雨林や、穏やかなエメラルドベイなど、豊かな自然が広がっています。リゾートは伝統的なマレー建築。ビーチやヒルサイド、水上コテージなど、客室のロケーションも多彩に揃っています。そんな自然と調和したリゾートの美しさに、名テナーの故パバロッティは魅了され、彼の名前を冠したお部屋も。東南アジア最大級のスパ・ヴィレッジなど、スパ目的の滞在もおすすめです。
マレー半島東側
1. レダン島
著者撮影 2つの入り江を占有しているリゾート、ザ・ターラス。高台にある客室からは、この眺めが!
真っ白なビーチとクリスタルのように透明な海は、まるでモルディブよう! 島のほとんどがジャングルで覆われ、舗装道路は桟橋と島随一のリゾートがあるビーチ、テロッ・ダラムの間のみ。テロッ・ダラムではリゾートが絶景ビーチを占有し、ゲストだけで静寂の時間を過ごすことができます。もうひとつのビーチ、数軒のバンガローがあるパシール・パンジャンへは、船で渡るか、トレッキングロードを利用してアプローチ。島の南部のピナン島にはマリンパークがあり、スノーケリングを楽しむ日帰り客で賑わっています。
マレー半島東側
2. ランテンガ島
著者撮影 精気溢れる熱帯の自然が息づくランテンガ島。豊かな自然が残る、穴場リゾートを求めるリゾーターに人気です
レダン島とペルヘンティアン島の合間に浮かび、レダン海洋公園として手厚く守られているランテンガ島。3~4軒の小さなネイチャーリゾート以外は人が暮らしておらず、内陸は熱帯の植物が生い茂るジャングル。ビーチでのんびり過ごしたり、ダイビングやスノーケリング、釣りなど、海で遊んだり、のんびりとした島暮らしが楽しめます。周囲の海はコーラルリーフに囲まれ、スノーケリングでも海ガメやホワイトチップを見ることも。ダイビングポイントへはボートで10分圏内。
マレー半島東側
3. ペルヘンティアン島
著者撮影 さらに穴場のペルヘンティアン。カメの産卵シーズンには、立ち入りが禁止されるビーチもあります
真っ白な砂浜が美しい超穴場! 小さなペルヘンティアン・クチル島と大きなペルヘンティアン・ブサール島の2つの島からなり、周囲3kmにわたって海洋公園に指定されています。ペルヘンティアン・ブサール島にはシンプルな中級リゾートがあり、静かなムード。一方のペルヘンティアン・クチル島はバックパッカー向けのバンガローやレストランなどが白砂ビーチに並び、こちらには漁村もあります。ペルヘンティアン・ブサール島は4~8月、アオウミガメの産卵シーズン。海ガメとの遭遇率がアップします。
(text : 古関 千恵子)
ビーチ&リゾートコラム「アジアンビーチ☆マニア」
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