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2017.4.6 16:13
この著者の記事 ウブド バリ島ホテル バリ島リゾート バリ島5つ星ホテル ホテルから選ぶわたしの旅
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©HOSHINOYA Bali

「ホテルステイ」にフォーカスした旅のすすめをお届けする連載「ホテルから選ぶ わたしの旅」。今回は、2017年1月、星野リゾートがバリ島・ウブドにオープンした「星のやバリ」をご紹介。

 

コンセプトは「聖なる川に向かう運河の集落」

©HOSHINOYA Bali

ウブドの街中から車で30分強。緑の密度と濃度が街中より心なしか増した森の中に「星のやバリ」がある。重厚な石造りの門をくぐり、レセプションを抜けると、突如としてバリの深い谷の風景が目に飛び込んでくる。

著者撮影

迫りくるような緑に囲まれ、ヴィラへと向かうデッキウィークを歩きはじめると、スタッフが「この風景を見て、星のやバリに来たことを実感していただければ」と一言。「星のや」ブランドのコンセプト「現代を休む日」に誘われる瞬間だ。

 

ジャングルと一体化できる「カフェ・ガゼボ」

著者撮影

リゾートの敷地面積は約3ha。平らかな土地が急激に深く谷底の渓流へと切れ込むバリらしい地形を最大限にいかしたリゾートには、30のヴィラ、プール、渓谷に浮かぶ7つのガゼボ、渓谷を臨むダイニングなどが点在。

©HOSHINOYA Bali(左)  著者撮影(右)

なかでも白眉なのが、渓谷を見下ろす山の斜面に作られた、鳥かごのような7つの「カフェ・ガゼボ」。宙に浮かんでいるかのようにみえる、非日常空間となっている。ガゼボではドリンク(一部有料)やフルーツも提供。ジャングルにときはなたれたかのような不思議な空間で、心を解放するようなゆるゆるとした時間を過ごすことができる。ちなみにこちらのガゼボ、雨の日がひときわ美しいのだとか。

 

バリ文化に「星のや」の遊び心を加味した意匠が随所に

©HOSHINOYA Bali

30室の客室はすべて、バリの伝統建築であるヴィラを模した独立型のヴィラとなっている。設計を担当したのは、建築家・東利恵とランドスケープアーキテクト・長谷川浩己。バリのヒンズー寺院や伝統的家屋、インドネシアの金物細工やバティックの工房をたずね、バリの文化をとりいれながらも、それをそのままコピーするのではなく、「星のや」らしさを表現することにこだわった。

©HOSHINOYA Bali

客室、パブリックスペース問わず、随所にバリ島の職人による木や石の装飾を用いている。ベッドルームの壁面には、ウブドで発達したカーヴィング(バリ彫刻)を施した。なお、ベッドは、日本の「星のや」でもおなじみのデュベタイプのものを採用している。また、すべてのヴィラには屋外にバリ風東屋が設けた。バリの風と木々のせせらぎに包まれ、ここで惰眠をむさぼるのも最高の贅沢だ。

 

水路のような「運河プール」には客室から直接アクセス可能

©HOSHINOYA Bali

リゾート内を流れる「運河プール」も「星のやバリ」の重要なアイコンのひとつだ。「運河」の名にふさわしい、最大70メートルにおよぶプールは圧巻のひとこと。エメラルドグリーンに輝く水に身を沈めれば、自然にとけこんでいくかのような快楽を味わえる。

著者撮影

ヴィラはその3つの運河プールを囲むように建てられている。各ヴィラからはほかのヴィラやガゼボが目に入り、水辺の集落に紛れ込んだかと錯覚してしまうほど。また、それぞれのヴィラからは、直接、運河プールにアクセスでき、周囲の自然やほかの客室ともゆるやかにつながっている。バリの人々は、自然と人、そして神との調和を重んじるという。そんなバリ人の暮らしをなぞるような工夫が、ソフト、ハード問わず、さまざまな部分で見ることができる。そう、「星のやバリ」そのものがバリ島のひとつの集落といっていい。

 

自然素材をとりいれたトリートメントに癒される「スパ」

©HOSHINOYA Bali

バリの自然素材や伝統療法に、「星のや」のテイストを加えた「スパ」にも、こだわりが光る。ウブドで採取したハーブやスパイスなどの生薬を使ったスクラブやパック、スパイシーオイルによるボディマッサージなどを用意した。谷の深いところへ格子状のスロープカーで下っていく、スパ施設へのアプローチもエンターテイメント性抜群。渓谷の底のような、喧噪とはかけはなれた空間で受ける施術は格別だ。

 

バリの食材に日本料理の技法をとりいれた、「コンテンポラリー・バリニーズ」に舌鼓

©HOSHINOYA Bali

ダイニングでは、バリの食材を熟知した、日本人シェフによる「コンテンポラリー・バリニーズ」を提供する。ディナーコース(120万ルピア)は全10皿。バリニーズと和食のフュージョンで、バリの食材を、日本料理の技法で調理した料理が中心だ。「レモングラスの香りをまとったアミューズ」「フォアグラの田楽仕立て こぶみかん風味のコンソメとともに」なんて料理名にも心が弾む。サンバル(バリ島の辛味調味料)でいただくお造り、バリ島風茶碗蒸しといった感じの「ココナッツのスチーム」など、ほかでは決して出会うことのできないような、斬新な料理が次々と運ばれてくる。バリ島の餅と日本の餅がそろい踏みを果たす「ソトアヤムと餅」も印象的だ。「星のやバリ」のために、オリジナルで作られた食器も日本的要素とバリ的な要素が絶妙にとけあい、料理を盛りたてる。

著者撮影

朝食は和食・アメリカン・インドネシアンの3種から選択可能(各35万ルピア)。インドネシアンでは、バリ島の伝統的なお粥「ブブール」が味わえる。ピーナッツや揚げたエシャロット、ピーナッツソースなど、9種のコンディメント(薬味)が付いていて味に変化がつけられるので、お腹が満たされても食べ続けてしまうのがちょっと危険だったりするかもしれない!?

※メニュー、価格は取材時(2017年3月)のもの

 

地図・詳細はこちら

星のやバリ

URL:http://hoshinoyabali.com/

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