インドネシア
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春休みの旅行計画の参考に!

バリ島の宗教的祝日「ニュピ」2015年は3月21日

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©ASEAN-Japan Centre

ニュピ(Nyepi)とは「静寂の日」を意味するバリ・ヒンドゥー教の「サカ暦」※の新年で今年は3月21日午前6時〜22日午前6時となる。

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バリ・ヒンドゥー教徒にとって精神修養に専念する最も重要な日であり、国の祝日だ。
※サカ暦は太陰暦と太陽暦を組み合わせた暦でニュピの日付は毎年変わる

 
ニュピ当日は、バリ・ヒンドゥー教徒は終日瞑想してバリ島から悪霊が去るのを待ち、島内では火や電灯が一切使われないほか、いかなる活動をしてはならず、レストランや商店等も一切営業が禁止され、航空機の離発着や交通機関も制限され、旅行者にもこれら静寂を妨げる行為が禁止される。丸一日とはいえど、宿泊施設に缶詰状態になるので、春休みにバリ旅行を計画する場合は、考慮したい。

 
ちなみに、ニュピの前日大晦日には「オゴオゴ」と呼ばれる鬼などの大きな張りぼてが島内を練り歩き、それに合わせてガムラン音楽や爆竹が鳴り、悪霊を振り払うという伝統行事が行われる。その様子は圧巻で「オゴオゴ」を楽しみに、敢えてニュピの時期にバリ島を訪れるというバリ旅行リピーターも。ディープなバリ島を肌で感じることができるこの時期に、バリ島を訪れてみるのも貴重な体験になるかもしれない。
 
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photo:本田あずさ

 
旅行者が特に注意したいポイント

1. 旅行者は、滞在中のホテル・宿泊施設から外出はできない。ホテル・宿泊施設のビーチ、プールやレストラン利用の可否などの情報について、ご利用の旅行会社、ホテルに事前に確認しておこう。

2. ン・グラライ国際空港では、国際線・国内線ともにトランジット便を除き全ての航空機の離発着が禁止となる。トランジット以外の乗客の乗降は不可。

3. バリ島の全ての海港は閉鎖され、船舶による海運サービスの提供は禁止。
 

 
バリ現地レポーターによる昨年のニュピの様子>>

 

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