カンボジア
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難民を救った新感覚の芸術劇場

カンボジアの人気サーカス団「ファー」が新天地へ移転

シェムリアップの人気サーカス団「ファー」が、2016年1月15日に移転。敷地も拡大し設備も更に充実する新天地で、ますますパワーアップする彼らのパフォーマンスから目が離せない!

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新感覚のサーカス団

Viban juggling outside of the temples of Angkor Wat in Siem Reap, Cambodia. Viban is one of the star performers in "The Adventure", a Phare Circus show.
©Phare, The Cambodian Circus
 
2013年2月、シェムリアップの世界遺産「アンコール遺跡群」エリアでスタートした「Phare, The Cambodian Circus(カンボジアンサーカス団「ファー」)」。赤いテントが目印の劇場「Big Top」では、生演奏に合わせた曲芸やアクロバティックな技が飛び出す新感覚のサーカスショーが、夜な夜な繰り広げられる。

 
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©Phare, The Cambodian Circus
 
実はこのサーカス団、内戦時に難民キャンプにいた青年たちが、暗い雰囲気に沈むカンボジアを明るく照らそうとフランスの支援を受けて始めたもの。「ファー」の団員達は、Battambang(バッタンバン)にあるNGO(非政府組織)の芸術学校「Phare Ponleu Selpak (PPS)」を通して技術を学んでいる。ここで学んだ芸術を表現する場として「ファー」があり、そこで、演劇や音楽、ダンス、モダンアートなどを融合させた彼ら独自のエンターテインメントショーが生み出されているのだ。

いわゆる「サーカス」の枠に捕らわれないストーリー性のある新感覚のパフォーマンスは、地元の人々から観光客まで老若男女を魅了。創設から数年というわずかな期間で多くのファンを獲得してきた。

 

充実した新施設

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©Phare, The Cambodian Circus
 
そのサーカス団が選んだ新天地は、シェムリアップの乗馬施設「Happy Ranch(ハッピーランチ)」のお隣、Ring RoadとSok San Roadの交差点にある Svay Dangkom Village

2015年夏から新劇場の工事がスタートし、2016年1月16日にオープンした。新しい劇場では、衣装倉庫や楽屋、リハーサルスペースはもちろん、もともとあったカフェ「Phare Café」や、雑貨店「Phare Boutique」も拡大。
 
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©Phare, The Cambodian Circus
 
「今までの場所は借地だったが、応援してくれるファンやスポンサーの皆さまのお陰で、今回この土地を持つことができた。これからはこの場所に根をはって、安定したパフォーマンスを届けたい」とDara Hout氏(The Cambodian Circus最高責任者)。

ハード面も充実し、ますますパワーアップする「ファー」。彼らの情熱的なパフォーマンスから今後も目が離せない。

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