シンガポール
買い物

色とりどりのプラナカン食器の窯元へ!大きな登り窯がお出迎え

こんにちは、ジョアキムです。

今日ご紹介するのは、ニョニャ ウェア(Nyonya Ware)を取り揃える窯元さんです。

 

ニョニャウェアの窯元「陶光工藝」

20140925_123651プラナカンの器であるニョニャ ウェア。
プラナカンはマレー語で「その土地生まれの(子)」という意味で、その昔、交易のために移り住んだ中国やインドなどの男性とマレー女性との間に生まれた子孫たちをプラナカンと呼びます。マラッカ、ペナン、シンガポールに存在しています。プラナカンは交易によって財を築き、また父方と母方の文化を融合させた独自の衣・食・住文化を築きました。男性をババ、女性をニョニャと呼びます。

 

そんなプラナカンの人たちが作り上げてきたニョニャウェアは、色といい形といい、フェミニンで個性的で可愛い!ここにはありませんが、高級アンティークになると、裕福なプラナカンのお家でその家オリジナルの器を特注で中国の景徳鎮にオーダーし、それが後の世になってクリスティーズで高値で取り引きされるというようなものもあるそうです。すごいですね。

 

窯元に行くに当たり、友人・知人から遠いよ!と聞いていて、どんなジャングルの中なんだろ〜♪と遠足気分で心おどらせておりましたが、わりと簡単に行くことができました。そして到着すると、登り窯が。
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写真だと分かりにくいかもしれないのですが、とにかく大きい!
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陶芸教室も開いているそうで、私が行ったこの日は小学生の団体が来ていました。

奥に進むと左右に様々な焼き物が所狭しと置かれていました。
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食器はもちろん、傘立て、椅子、テーブル、豚や馬などの置物も。
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私のお目当てニョニャ ウェアは左側の建物内にありました。
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街中のお土産物屋さんとは比にならないほどの種類と数があります。
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写真を拡大していただくとよく分かるのですが、ニョニャ ウェアはそれほど精巧でも緻密でもない、いい意味で大らかな絵付けです。ひとつひとつが全て違う味わいなので、窯元に来たならば、たくさんの中からお気に入りを選び出す楽しさがあります。

 

また、気になるお値段ですが、小さなスプーンやレンゲは街のお土産屋さんに比べて窯元の方が$1〜2ほど安かったです。しかしお皿類はそう変わらないお値段だったかなという印象でした。プラナカンタイルも期待していましたが、ほぼ無いに等しかったです。残念。

 

私はこちらを気に入って$68で購入しました。
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翌日、気になってカトンの某有名プラナカンショップに意気揚々と価格調査に行ってみました。似た商品を見つけたので値段を聞いてみると$60でした。。。あれ?私が窯元でかったのより安い?!と、ちょっと動揺しましたが、よくよく見ると私の器よりもひと回り小さめでした。窯元では$48の器だったように都合よく記憶しています。

 

ご旅行の方でも焼き物がお好きな方は、ぜひ行かれてみてください。楽しいと思います。

ちなみにご購入の際にひとつ知っておいていただきたいのは、プラナカンでは藍色は喪の色とされているそうです。あまり数も作られていなくて珍しいのですが、親しいお友達などへのお土産の際にはご注意くださいませ。

 

尚、トリップアドバイザーのシンガポール国内ミュージアムランキングの1位に輝いたアジア文明博物館では焼き物好きには絶対に見逃せない特別展China Mania!が絶賛開催中です!!

毎週(火)・(木)午後1時〜日本語ガイドグループによる無料日本語ガイド(入館料別、約1時間程度)があります。展示の最後のスペースにプラナカンの華麗な陶磁器が展示されています。必見です!
※常設展の無料日本語ガイドは(火)〜(金)午前10時半〜(入館料別、約1時間程度)ございます。
※入館料は常設展と特別展で共通です。また一度入館料をお支払いいただきステッカーを貼っていれば、その日は出入り自由です詳しくはアジア文明博物館ホームページをご覧ください。

 

<おまけ>

少し前から「○○さん(ジョアキムの本名)、もしかしてTRIPPING!のジョアキムさん?」と友人・知人から言われます。
「どっひゃー!そそそそ、そうです。」と驚きあたふたしてしまいますが、バッチリ顔写真が出ていますので考えてみれば慌てるのはおかしな話ですね…。
しかし、あの子もこの子も誰それさんも読んでいる、などと考えると手汗で指が滑ってタイピングがうまくできないのでご無沙汰しておりました。笑

 

こちらも合わせてCheck!
【旅を深めるミニ講座】究極の美を巡るシンガポール、プラナカンの旅 ~前編~
【旅を深めるミニ講座】究極の美を巡るシンガポール、プラナカンの旅~後編~

 

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