タイ
買い物
環境にも優しい!

バンコクで話題のナチュラルソープ&コスメショップ

著者撮影

「脱プラスチック」など環境保全に関する気運が世界的に高まるなか、ここタイ・バンコクでも数年前からエコフレンドリーな商品やサービスが人気を集めています。そんななか、ウクライナ人女性が手掛ける環境に配慮したナチュラルソープやビューティーケア製品が今話題を集めています。


 

人と環境にやさしい製品を提供

Bangkok Soap Opera(バンコク・ソープ・オペラ)は、BTSプラカノン駅4番出口から徒歩1分の場所で営業するショップ兼ワークショップスタジオです。

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主宰者のマリアさんは、私たちが日々使用しているボディシャンプーや化粧品などを含む、いわゆる「生活排水」が海洋汚染の一因となっている点に着目。「人と環境にともに優しい」ソープやビューティーケア製品を提供することを目的に、Bangkok Soap Operaを立ち上げました。

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店内には色とりどりのソープと、おしゃれなパッケージに入ったビューティケア製品が並びますが、これらの製品は全て天然由来の原材料を使用して作られています。

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合成着色料、人工香料、防腐剤や乳化剤などももちろん不使用。ソープの色付けには果物や野菜を使用しているため、穏やかな色合いと優しい自然な香りを楽しむことができるのがBangkok Soap Operaのソープの特徴です。

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使用方法や保存方法については、マリアさん自ら丁寧に説明してくれますので、気になる商品があればどんどん質問してみましょう。

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食用油のリサイクルに取り組む

また、上記のソープ・コスメの製造・販売活動とは別に、マリアさんは屋台などから出る使用済み油のリサイクル活動に積極的に取り組んでいることでも知られています。

写真右下が食用油からリサイクルしたソープ 著者撮影 
タイの屋台では、調理に使用した食用油を屋台主が下水に流すといった行為がまだまだ行われており、雨季に頻繁に発生する道路冠水の一因になっているとされています。約3年前にバンコクを初めて訪れたマリアさんは、食用油が下水に廃棄される光景を目の当たりにし、大変驚いたそうです。

ショックを受けたマリアさんは屋台や飲食店から引き取った油をリサイクルし、美しいソープに生まれ変わらせることを思いつきます。そして出来上がったソープを飲食店に再び還元する、というユニークな活動を開始。この取り組みはタイのメディアでも取り上げられ、話題を集めています。

 

ワークショップも開催

最後にワークショップについてもご紹介させてください。Bangkok Soap Operaの店舗に併設されたワークショップスタジオでは、定期的にソープやコスメ作りのワークショップが開催されています。

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ワークショップのなかには所要時間2時間半程度のものもありますので、旅の思い出に参加してみるのも良さそうです。マリアさんはとても気さくな方なので、いろいろな話を聞きながらソープやコスメ作りを体験してみてはいかがでしょうか?ワークショップの開催予定や詳細については、Bangkok Soap OperaのFBページを是非チェックしてみてくださいね。

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