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【旅予習MOVIE】魅せられる、タイ5選

世界中の旅人たちを魅了し続ける“微笑みの国”、タイ王国。国内各地に広がる豊かな自然の恵みはもちろん、仏教思想が息づく独自の文化、都会に流れるエキゾチックな一面だったり、この国が見せる多彩な顔に人々は魅了されてやまない。それゆえ、タイはまた数々の映画の舞台にも選ばれてきた。ここでは敢えて、同国で撮影された外国映画をピックアップ。タイに魅了されるワケを映画から感じよう。

 

■In Bangkok:バンコク編

1.『サヨナライツカ』(2009年)

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熱帯国ならではのじっとりと汗の滲む、そして異国の地という開放的な空間で巻き起こされる”燃え尽きるような”ラブストーリー。1970年代のバンコクを舞台に、一旗揚げるべく赴任してきた男・豊(西島秀俊)と、自由奔放でミステリアスな色気を振りまく沓子(中山美穂)。2人の禁断の恋を濃厚なものに仕立てるのは、壮大なスケールで撮られた数々のバンコクの絶景にほかならない。中でも、初めて映画撮影を許可したという王族御用達のホテル「マンダリン・オリエンタル・バンコク」でのシーンは見とれるばかり。また、チャオプラヤー川での船上デートや寺院での散歩など、バンコクでの旅デートの参考にも? 「異国での恋」という王道ロマンスに、旅情をそそられること必至。

 

【登場スポット】

マンダリン・オリエンタル・バンコク、ワット・ポー、チャオプラヤー川、王宮前広場 etc

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発売元:アスミック、フジテレビジョン/販売元:アミューズソフト
価格:¥4,179(税込)
©2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 

2.『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』(2011年)

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一方、“バンコクの囚われ”となったら痛い目に遭う? おなじみ悪友トリオのあり得ない珍道中を笑いたっぷりに描く『ハングオーバー!!』シリーズ2作目で、彼らはタイへ上陸。本来なら郊外の高級リゾートホテルでのウェディングまで優雅に過ごすはずが、一夜明けるとなぜか一行はバンコクに…。文字通り、この街の夜の誘惑に翻弄されるがままの男たち。ゴーゴーバーなどがひしめく歓楽街も独特のシーンだが、そのほかにもトゥクトゥクやロングボートでの移動、活気に満ちたマーケットなど、バンコクのエキゾチックな香りが味わえる一本だ。旅のお手本になるかは別として…。冒頭に登場する世界最高所のオープンエアのレストランを有する高層ホテル「ルブア・アット・ステート・タワー」から見下ろす街並みも必見!

※タイ名物?ソフトドリンクの飲み方(上写真)はコチラ!

【登場スポット】

ルブア・アット・ステート・タワー、ソイ・カウボーイ、チャイナタウン、ムアン・ボーラーン、プーレイベイ・ア・リッツ・カールトン・リザーブ(in クラビ)etc

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発売元・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
価格:ブルーレイ¥2,381+税、DVD¥1,429+税

 

3.『オンリー・ゴッド』(2013年)

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「神秘的で、スーパーナチュラルな街」。バンコクの”神がかり”な魅力に取憑かれてしまったニコラス・ウィンディング・レフン監督は、前作『ドライブ』に続いて俳優ライアン・ゴズリングを起用し、あまりに残酷な男たちの報復ドラマをここで完成させた。断りを入れておくと、これは決して旅に行きたくなる映画ではない。しかし、レフン監督然り、男たちの本能をくすぐるこの街のワイルド&デンジャラスな中毒性が本作には散りばめられている。ネオンで輝くバンコクのナイトスポットの一角やボクシングジムを中心に撮影している本作。それと並んで緊迫した映像美を見せるのが、五つ星ホテル「エンポリアム・スイーツ」での”母登場”のシーン。一流ホテルが林立する都会バンコクならでは、どのホテルが使用されているかも注目したくなる。

【登場スポット】

エンポリアム・スイーツ・バイ・チャトリアム・バンコク、ナナ周辺、チャイナタウン etc

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発売元:コムストック・グル―プ/販売元:パラマウント ジャパン
価格:¥3,980円+税
©Copyright 2012 : Space Rocket Nation, Gaumont & Wild Bunch

※バンコクへの旅に役立つ情報はこちら>>

■In Chiang Mai:チェンマイ編

4.『プール』(2009年)

「北方のバラ」と称されるタイ第二の都市、チェンマイ。自然豊かで、どこかノスタルジックな空気が流れるこの町に、本作を観て実際に訪れた人も多いのではないだろうか。小鳥のさえずりで目覚めるゲストハウス「ホシハナ・ビレッジ」を始め、みずみずしい食材が並ぶマーケット、金運にご利益があるという美しき寺ワット・ムーン・グン・コーン、祝福や祈りを捧げるコームローイ(熱気球)など、初めてこの地を訪れるヒロイン・さよの目線で体感。新鮮な驚きとともに、喧騒から離れたのどかな日常を前にしたら、いろんな不安や心配にも”大丈夫でしょ”と心穏やかになるのも納得できる。タイ北部ならではの魅力が詰まった一作である。

【登場スポット】

ホシハナ・ビレッジ、ワット・ムーン・グン・コーン、チェンマイ市内の市場 etc

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発売元:バップ
価格:ブルーレイ¥5,800円+税 DVD¥4,800円+税
©プール商会

※チェンマイへの旅に役立つ情報はこちら>>

■In Samut Songkram:サムットソンクラーム編

5.『七夜待』(2008年)

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最後は、伝統的な水辺の暮らしを続けるサムットソンクラーム県を舞台にした一本。長谷川京子扮する30歳女性・彩子が一人漂うようにたどり着いた、言葉も分からないこの地で脱皮していく姿が、生々しい空気感の中で映し出される。その混沌とした空気感は、ほぼシナリオなしの演出から引き出されたものなのだろう。日々の摩擦や衝突もあれば、相手への慈しみも絶やさない人々。心と体に柔を与えるタイ古式マッサージを始め、他の作品でも度々カメラに収められる僧侶の托鉢や剃髪と、仏教国タイならではの情景が本作にも健在。冒頭に映し出される、鉄道の線路上に及ぶ市場(列車が来るたびに屋根を畳んではまた出す)も印象的だ。

【登場スポット】

サムットソンクラーム市内、メークローン鉄道市場 etc

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発売元/販売元:ポニーキャニオン
価格:¥4,700円+税

(text: Izumi Kakeya)

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