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- 次は何が出てくる?予想不可能なタイファッションの「いま」 : 前編
3年前に初めて訪タイした私の目に飛び込んできたのは、強烈な陽射しに負けないくらいの、人々から放出される強烈な熱! 「生きている」と感じさせてくれるエナジーがバシバシ伝わってきました。
建物の規模の大きさ、中心街の高架を走るカラフルな電車の美しさ、人々の「色」を楽しむファッション・・・そのどれもが私の思い描いていた「東南アジアの国、タイ」とは違ったのです。特にタイのファッションには驚かされました。デパートにもウィークエンドマーケットにも彼らの独自のスタイルを表現したブランドが数多くラインナップ。
知らない土地で発掘していくという行為は、たまらなくワクワクしますが、そこには想像を遥かに超える「何か」というお宝が眠っていたのです!
タイファッションnow
今のタイファッションの主流は、先日SS2015のコレクションを発表して話題の「Sretsis(スレトシス)」のようなスタイル。モテ系かわいいの中にも大胆な柄や色味で個性を主張しているところが、日本人の心もくすぐります。そんなSretsisの日本初旗艦店オープンや、ファッションブロガーやファッションのプロからの推薦、毎月と言って良いほどの雑誌での露出もあり、タイブランドは今や日本国内でも大注目される存在です。
©AFPBB News / JFWO / MBFWT
Sretsis SS15コレクション 「ラナウェイラム(The Runaway Rum)」をテーマに掲げ、80年代の反抗的なユースカルチャーやアニメ『うる星やつら』のラムちゃん、そしてMTVのシンセポップの服装などにインスパイアされたコレクション。www.sretsis.com
何でも試してみる、が鉄則
更に、現在タイでは、アメリカポートランドで作られている雑誌「kinfolk」も人気。白シャツやTシャツとパンツにコンバースやニューバランスのスニーカー、コットンドレスなどのナチュラルスタイルを提案するブランドも出てきています。
ナチュラルでシンプルなkinfolk系スタイルの代表と言える「vicksweekend」のショップ。インテリアもウッディで世界観を際立たせています。www.vicksweekend.com
その反面、インクジェットプリントの生地を使った度肝を抜くようなエッジの効いたファッションを好む子も多いそう。それぞれ自分の好みに正直に、ファッションを楽しんでいることが伺えます。
©Lalalovelondon
まぶしいほどのカラフルなプリントが目を引く、超有名スタイリストLinda Charoenlabの立ち上げたブランド「Lalalove London」www.lalalovelondon.com
そして、とにかく自分の写真を撮って、それをみんなに見せる事が大好きな国民性というのもあり、FacebookやInstagramにはごく一般の子たちのセルフィや、ばっちりとスタイリングされモデルさながらのポーズを決めた写真、コレクションブランドを身にまとった芸能人の写真が大量にアップされています。ストリートスナップにも自分のInstagramのIDを載せるなど、彼らにとってSNSはファッションにおいても自己主張、コミュニケーションのための大事なツールなのです。
(Text : Naoko Tsunashima)
<タイ旅行中にショッピングに行こう!>
今回ご紹介した各ブランドのタイ国内店舗はこちら
◯sretsis(スレトシス)
・Central Embassy(セントラル・エンバシー店)
・Emporium(エンポリアム店)
・Siam Paragon (サイアム・パラゴン店)
◯vicksweekedn(ヴィックス・ウィークエンド)
・Ari Soi 2 (アーリー ソイ2通り店)
・Siam Paragon (サイアム・パラゴン店)
◯lalalove london (ラララブ ロンドン)
・Emporium(エンポリアム店)
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