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シンガポール初の世界遺産は都会のオアシス

最新情報お届け!世界遺産「シンガポール植物園」に行ってきました


photo:世界遺産イェーイ!

2015年にシンガポール初の世界遺産に登録されたシンガポール植物園へ、今年の5月に行って来ました!今回は、シンガポール植物園最新情報をお届けします!

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シンガポール初の世界遺産!シンガポール植物園とは?

photo:世界遺産イェーイ!

1859年に開園したシンガポール植物園は、広大な敷地にランなどの鮮やかな花々が咲き、市民の憩いの場として親しまれています。シンガポールの中心地、オーチャードエリアからはタクシーで数分とまさに都会のオアシス。犬の散歩や体操をする人々で賑わっています。

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シンガポール植物園は、実は世界最高レベルの研究・開発機関でもあります。特に有名なのがゴムの研究。イギリス統治時代の19世紀後半に、ロンドンにある植物園「キューガーデン」(世界遺産に登録されています)からシンガポール植物園にゴムの苗木が持ち込まれ、ゴムの生産技術が開発されました。

その後、ゴムのプランテーション栽培が進められ、マレー半島がゴム景気に沸きます。このようにゴム栽培でシンガポールの経済発展の礎を築いたことが、世界遺産に登録された重要な理由のひとつとなっています。

 

世界最大規模のラン園!ナショナル・オーキッド・ガーデン

photo:世界遺産イェーイ!

それでは、広大なシンガポール植物園の中でのマストスポットをご紹介していきます。最初にご紹介するのは、ゴム栽培と並びシンガポールの主要産業であるラン栽培をけん引してきた「ナショナル・オーキッド・ガーデン」。洋ラン約6万株が栽培され、季節ごとに色鮮やかな花が咲き誇ります。

入場してすぐの涼しげな噴水   photo:世界遺産イェーイ!

シンガポール植物園は入場料無料ですが、植物園内にあるナショナル・オーキッド・ガーデンのみ、入場料が5ドルかかります。ガーデン内は3ヘクタールと広く、見所満載なのでたっぷり楽しめてしまいます!

緑のトンネルをくぐって中に入っていきます   photo:世界遺産イェーイ!

 
■ VIPオーキッド・ガーデン

美智子皇后のお花   photo:世界遺産イェーイ!

世界の著名人の名前を冠したランが集められている「VIPオーキッド・ガーデン」は、人気のスポット!ネームプレートを見ながら美智子皇后陛下やダイアナ妃の名前が付けられたランを探すのも楽しいひとときでした。

 
■ ミスト・ハウス

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「ミスト・ハウス」には、希少なランや、香りの強いランがあります。色も形も見事なランが多かったので、私的には、ミスト・ハウスが一番オススメです!

photo:世界遺産イェーイ!

photo:世界遺産イェーイ!

「ナショナル・オーキッド・ガーデン」の入り口からミスト・ハウスまでは結構歩きますが、道中美しいランを楽しみながら進みましょう。暑いので水分補給をお忘れなく!

 

のんびり過ごそう!ジンジャー・ガーデン

photo:世界遺産イェーイ!

シンガポール植物園のマストスポットとして次にご紹介するのは、熱帯雨林に分布する多様なショウガが植えられている「ジンジャー・ガーデン」。

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この真っ赤に咲くつぼみがショウガ。日本では見たことのないような花に目を奪われます。

photo:世界遺産イェーイ!

ジンジャー・ガーデンの売店では、ショウガを使ったホームメイドドリンクが売られています。ほどよい甘さの中にピリリと辛さがあり、クセになる味でした!

ハリア   photo:世界遺産イェーイ!

数々の受賞歴を誇るレストラン「ハリア」は、マレー語でショウガという意味。ジンジャー・ガーデンの入り口にあり、ショウガとハチミツのドリンクなどを飲みながら一休みできます。お料理は、東洋と西洋のフュージョン料理が評判で、チリクラブ・スパゲティは絶品です。

 
■ シンフォニー湖の演奏ステージ

photo:世界遺産イェーイ!

ジンジャー・ガーデンから少し歩いたところにある、シンフォニー湖の演奏ステージでは、週末にコンサートが開かれることもあります。

 

思いっきり遊ぼう!ジェイコブ・バラス・チルドレンズ・ガーデン

水着を忘れずに!   photo:世界遺産イェーイ!

そして最後に紹介するのは、ジェイコブ・バラス・チルドレンズ・ガーデン。ここにはツリーハウス、水遊び場、迷路など子供たちが自然の中で大はしゃぎできるスポットがたくさんあり、12歳以下の子供と保護者のみが入園できます。4歳の娘を連れて行ったところ、大興奮でした!

光合成のお勉強   photo:世界遺産イェーイ!

子供向けの小さなトイレもあり安心♪   photo:世界遺産イェーイ!

ツリーハウス   photo:世界遺産イェーイ!

シンガポールの保育園の子供達も訪れており、地元でも人気の遊び場のようです。現在拡張工事中で入れないゾーンがありますが、2018年にリニューアルオープン予定です!チルドレンズ・ガーデンは世界遺産のバッファゾーン(緩衝地帯)となります。

 

アクセスは?

繁華街オーチャードエリアからタクシーで5分程度とアクセス良好な世界遺産なのですが、園内は東京ドーム13個分!と広大なので歩いての移動は大変。園内を走るバスもありません。見所スポットのすぐ近くには、それぞれゲートがあるので、近くのゲートまでタクシーなどで行くと楽に観光できます。以下に各ゲートをご紹介します。

 
■ タングリン・ゲート

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植物をデザインした繊細な模様が美しいタングリン・ゲートは、植物園のメインとなるゲート。ナショナル・オーキッド・ガーデン、ジンジャー・ガーデンには、こちらが便利。ナショナル・オーキッド・ガーデンまでは歩いて12分ほど。

 
■ ナッシム・ゲート

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植物園の真ん中付近にあるナッシム・ゲートは、この記事ではご紹介していないのですが、ヒーリング・ガーデン、フレグラント・ガーデンなどに行く時に便利です。タングリン・ゲートからナッシム・ゲートまでは歩いて約20分。

 
■ チルドレンズ・ガーデンのゲート

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ジェイコブ・バラス・チルドレンズ・ガーデンの入り口にもゲートがあり、ほとんど歩かずに行くことができます。チルドレンズ・ガーデンは、植物園の中でも端にあり歩いて行くと大変なので、このゲートまで車で来るのがオススメです!

 
タクシーが便利

雨の日も安心♪   photo:世界遺産イェーイ!

使い勝手の良いシンガポールのタクシーが子連れでは大活躍でした。待っているタクシーがいなくても、ゲートにいるスタッフにお願いするとネットで呼んでくれます。現地の方は、スマホで呼んでいたようです。

なお、毎月第1土曜の10時から日本語のガイドツアーもあるそうです。

シンガポール植物園を観光するには、何と言っても朝が一番!涼しくて空気の澄んでいる時間帯に、見学しましょう。

 
■シンガポール植物園(文化遺産)
・登録:2015年
登録基準:「文化交流」、「建築技術」

イギリスから伝わったゴムの研究だけではなく、英国式庭園、ランの交配や、絶滅に瀕している植物の保護などについても高く評価されています。植物園の世界遺産としては、イギリスのキューガーデンとイタリアのパドヴァの植物園に次いで3件目。

※記事中の情報は、全て2017年6月現在のものです。

 
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