シンガポール
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歴史的建造物がモダンアートギャラリーに変身!

シンガポール最大の美術館「ナショナル・ギャラリー・シンガポール」オープン

マリーナ地区で一際目を引く巨大でクラシカルな建物は、2015年11月24日にオープンを控える「National Gallery Singapore(ナショナル・ギャラリー・シンガポール)」。かつて政府機関が入っていたこの歴史的建造物は、大規模な改装を経て、現代美術を集約した膨大なコレクションを有するシンガポール最大の近代美術館に生まれ変わる。開館に際し企画されるアートイベントや、無料開放期間も見逃せない。

 

シンガポール最大のモダンアートミュージアム

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©National Gallery Singapore

かつて旧市庁舎と最高裁判所が入っていたこの歴史的建造物の美術館への構想が発表されたのが2005年。2011年に改装工事がスタートし、ついに2015年11月末、東南アジア最大の現代美術館として生まれ変わる。伝統的な建物の特徴はそのままに、コンテンポラリーな要素も取り入れた新しい建築デザインは、この美術館の最大の魅力の一つ。
全8,000点もの作品を有する同館は、64,000㎡の広さを誇り、2つの常設展示には19世紀から20世紀のシンガポール国内外のモダンアートを集約。絵画はもちろん、彫刻、版画、写真、映像など幅広い芸術作品を展示する。

 

シンガポールと東南アジア芸術から読める人々のアイデンティティーの変化

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©National Gallery Singapore

2つの常設展示の一つ、「DBS Singapore Gallery(DBSシンガポール・ギャラリー)」には、19世紀以降のシンガポール人芸術家の作品が展示。植民地時代から現在に至るシンガポール人の文化的、美的アイデンティティーが、社会・経済・政治の歴史の中でどのように変化し確立してきたかを紐解いていく。見どころは、シンガポールで最も愛されるアーティストと言われているGeorgette Chen(1906-1993)の作品。
もう一つの展示は「UOB Southeast Asia Gallery(UOB東南アジアギャラリー)」にて。東南アジアの19世紀以降の作品約400点が展示されている。様々な人種、文明、宗教が入り乱れる東南アジアの国々の、植民地支配からの独立や近代化への競争などから生まれた芸術、そしてそこに住む人間と文化を魅力あふれるストーリーで展開する。

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©National Gallery Singapore

また、 City Hall Wing(シティホール・ウィング)の1階には、子供向けのアート施設「KEPPEL CENTRE FOR ART EDUCATION(ケッペル・センター・フォー・アート・エデュケーション)」が。子供の創造力と好奇心を最大限に伸ばす魅力的な施設だ。
※KEPPEL CENTRE FOR ART EDUCATIONの詳細はこちら

 

オープニングセレモニーや無料開放も予定

オープンを記念したイベントも開催。ナショナル・ギャラリー・シンガポールの向かいの広場「Padang(パダン)」では収容作品からインスパイアされたアートイベントが計画されている。また、期間限定で「無料」で美術館が開放される「National Gallery Opening Celebrations」も見逃せない。

東南アジアの芸術を牽引する、シンガポールアートシーンの勢いを感じよう。

 
Art Carnival at the Padang(アートカーニバル・アット・ザ・パダン)

オープン記念セレモニー
期間:2015年11月27日 ~ 29日
時間:17:00 ~ 深夜
場所:Padang Singapore(National Gallery Singapore向かいの広場)

 
National Gallery Opening Celebrations
期間中入場料無料
期間:2015年11月24日~12月6日
時間:(月~金、11月24日~26日、11月30日~12月3日)10:00~19:00
(金~日、11月27日~29日、12月4日~6日)10:00~23:00
場所:National Gallery Singapore

 

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