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英国文化が残るシンガポール「デンプシー・ヒル」でオシャレな週末を

PS. Cafe (Dempsey)_HR_02

イギリス領だった時代の影響を色濃く残す「Tanglin Village(タングリン・ビレッジ)」。その一角の「Dempsey Hill(デンプシー・ヒル)」は、現在でもシンガポール在住欧米人コミュニティの中心。日本未上陸のオシャレなカフェで昼下がりを過ごせば、チャイナタウンやリトルインディアとはまた違うシンガポールの多様性を感じる事ができる。

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タングリン・ビレッジの歴史

Dempsey Hill_HR_05_Fotor
 
1858年、英国政府直轄の植民地となったシンガポール。東南アジアの代表的な貿易港であったこの地は、英国軍の拠点としても栄えた。その英国軍キャンプがあったのが、タングリン・ビレッジ。この付近は現在欧米人を中心に、有名アーティストやセレブリティが住む高級住宅街になっている。兵舎の跡地であるデンプシー・ヒルの緑豊かな土地に建ち並ぶ平屋には、30を越えるレストランやカフェ、アンティークショップなどが入っている。赤い屋根が特徴のこの平屋は、古い建物がリノベーションされたもの。シンガポール人の、古き良きものを大切にする精神と通じる英国人の感性が、現在でもなお続くタングリン・ビレッジの人気を支えているのかもしれない。

 

日本未上陸のショップも多数!注目の店舗は?

近隣に住む欧米人にはもちろん、感度の高いローカルや在住日本人にも高い支持を集めるタングリン・ビレッジ。そこは、デンプシー・エリアミンデン・エリアラーベン・エリアの3つの地区に分けられる。デンプシー・エリアにはオシャレなカフェやショップが集中し、中でもブロック8~11はデンプシー・ヒルと呼ばれ、この地区の中心となっている。
 
Jones The Grocer (Dempsey)_HR_02_Fotor
 
デンプシー・ヒルの中でも常に賑わいを見せているのがオーストラリア発の「jones the grocer(ジョーンズ・ザ・グローサー)」。食材やワイン、調理器具などを扱う同店は、イートインも充実。素材の味が活かされたサンドイッチやバーガーの他、編集部のおススメはコーヒーの「Flat White」(コーヒー:ミルク=2:1のラテ)。ヨーグルトも、濃厚だが癖がなく美味。

Huber’s Butchery(ヒューバーズ・ブッチャリー)」では、シンガポール内でも珍しいヨーロッパからの食材が豊富。新鮮な肉をグラム単位で買う事ができる。ハムは試食もさせてもらえるので、ホテルに持ち帰ってワインと楽しむのもアリ!

キッズのプレイグラウンド「Go-Go Bambini(ゴー・ゴー・バンビーニ)」で、お買い物に飽きてしまった子供を遊ばせることもできる。
 
PS_Fotor
 
デンプシー・エリアの隣のミンデン・エリアにある「P.S Café(ピー・エス・カフェ)」は、言わずと知れた大人気カフェ。週末は予約ができないので入口は大混雑だが、緑に囲まれた店舗でいただくエッグベネディクトの朝食は最高。
 
Dempsey Hill_HR_01_Fotor
 
2014年には、芦屋の洋菓子店「henri charpentier(アンリ・シャルパンティエ)」もオープンし、日本人観光客にもぐっと身近な場所となったデンプシー・ヒル。オーチャードからタクシーで数分とアクセスしやすい距離で、観光客にも人気のスポットだ。目的のショップなどがある場合は、ブロック番号をはっきりタクシードライバーに伝えるとスムーズ。ぶらぶら散策したい場合は、「デンプシー・ヒルの噴水へ」と伝えよう。

 
Dempsey Hill(デンプシー・ヒル)
・アクセス方法:オーチャードからタクシーで10分弱。バスは7番、105番、106番、123番、174番で「Aft Peirce Rd駅」下車。

 
©All photos to Singapore Tourism Board

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