ミャンマー
観光

ヤンゴンから約2時間!伝説が語り継がれる聖地「ピンダヤ洞窟寺院」

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洞窟寺院で有名な町「Pindaya(ピンダヤ)」

ミャンマーの玄関口、ヤンゴンから飛行機で約1時間、シャン州のヘーホー空港からまた約1時間のところにピンダヤという町があります。 このピンダヤの洞窟寺院の入り口には、デフォルメされたクモとそれを射る射手の像があり、その土地に伝わる伝説を紹介しています。

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ピンダヤの伝説

昔々、美しいと評判のシャン族の姫がいました。
その評判を聞きつけたクモの化け物は王宮からその姫を攫い、自分の住居である洞窟に姫を閉じ込めました。
そこで、その姫を見に来ていたビルマ族の王子が助けに向かいます。
彼は弓に優れた若者で見事クモを退治しました。
その時に「クモを射たぞ!」(ピンドゥーヤ!)という言葉が転じて町の名ピンダヤになったそうです。
またこのビルマ人の王子とシャン族の姫は結ばれ、この周辺に住んでいる人たちの祖先になったと信じられているそうです。
そんな伝説があるこの洞窟、後年中国の僧侶が夢の中でお釈迦様のお告げを受け、死ぬまでここで瞑想したことから、聖地に認められ、所狭しと仏像が奉納され今に至っています。

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まるで迷路のよう・・・

あちこちに好き勝手に奉納され、敷地が足りなくなりどんどん上へ伸びた仏像を避けて進むと行き止まりになっていたりして、まるで迷路のようです。
この仏像密集地帯を抜けると開けたホールに出ます。
そこにはあまり仏像がなく、今でも僧侶たちが祈ることが出来るスペースになっています。
ちょうど私が訪れた時も、若い僧侶たちが祈りを捧げている時に出会いました。
洞窟の反響がいい具合に神秘さを増していたように感じました。

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汗をかく仏像!?

仏像密集地帯と祈りホールでは気圧が違うらしく、境目にある仏像は常に水滴を付着させています。 昔はそんな自然現象がわからず、この仏像は汗をかいているんだ思われ、その汗に触れると幸運になれると信じられました。 今でも、縁起物としてミャンマー中からこの仏像にお祈りに参拝しています。 この仏像は常に濡れているため金箔を貼ることが出来ず、黒いまま2つ並んでいるのでわかりやすいですね。

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もしシャン州に足を伸ばす機会があれば、ぜひ訪れてみて下さい。

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