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- 旅行気分でプチ英語留学!小学生2人のマレーシア・サマースクール体験記
夏休みを利用してサマースクールを体験した姉妹、フミちゃんとマオちゃん 著者撮影
カメラマン須藤夕子です。
私と娘(4歳9ヶ月)が住んでいるマレーシア、クアラルンプール(KL)には、たくさんのインターナショナルスクールや、幼稚園、保育園があり、日本との違いや、サマースクールの参加の仕方などについて今回はお話したいと思います。
娘のセイラ 著者撮影
私の娘も4歳3ヶ月になるまで日本に住んでいましたが、待機児童という事で1年以上保育園を待たされた経験があり、働く事も困難になりました。保育園に入れてからも様々な疑問点があり、幼児期の一番大切な時期にこれで良いのだろうか?悩んでばかりいないで、日本が駄目なら他の国はどうなんだろう?と思い、外を見よう!と子供にとってベストな場所を探す事にしました。
条件のそろった留学先、クアラルンプール
ロングステイ、教育移住にも人気の都市クアラルンプール 著者撮影
留学先の条件として、
・英語圏である事
・日本からの距離、近さ(羽田〜KLフライト時間 6時間半)
・LCCを利用することで飛行機代が安い(羽田〜KL1万円前後)
・治安が良い事
・日本食も食べられて日系のスーパーがある事(KLにはイオン、伊勢丹あり)
・病院なども日本語が通じる場所もある安心な場所
をポイントに探していたわけですが、物価も安く、広いマンションに住めるクアラルンプールに最終的に決めました。
現地での保育園探し
保育園探しは、拍子抜けするくらい意外と簡単で、現地の日本人向けのフリーペーパーはいくつもあり、ネットにも沢山の情報が書いてありますので、学校の情報はすぐに得られました。保育園の窓口へママと子供のパスポートを持参すれば即日入る事が出来たので、本当に驚きました。
(※インターナショナルスクールや幼稚園は母子共に語学力が必要)
Primerose Hill(プリムローズ・ヒル) 著者撮影
ツインタワーのすぐ横にアベニューKというショッピングモールがあり、その中にある保育園「Primerose Hill(プリムローズ・ヒル)」は、英国にて20年以上歴史がある学校の海外初拠点の学校です。
短期間からOK!日本からサマースクールに参加
Primerose Hillでは、毎年夏休みの期間「サマースクール」で生徒を受け入れいます。この夏は、日本から友達のお子さん2人が3日間のプチ留学体験でやってくる事になりました。
フミちゃん(10歳) 著者撮影
マオちゃん(8歳) 著者撮影
横須賀在住お母さんとフミちゃんマオちゃん 著者撮影
フミちゃんは中学受験をするために、毎日、塾通いが忙しい日々を送っていましたが、お母さんは、クーラーの効いた部屋で、ただひたすら勉強をさせるよりも、海外に行った事のない二人に、「海外を経験をさせてみたい!」、そして「なぜ英語が必要なのか?英語を勉強する意味を外国で、肌で感じてもらえたら!」という思いで、母娘三人でクアラルンプールにやってきました。
いざ、サマースクールに申込み!
カウンターで参加の申込書を記入するところからスタート。3枚程の用紙に、連絡先や、アレルギーや、子供の健康状態を詳しく記入。全て英語なので、辞書を引きながらお母さんが記入されていました。(事前に学校から送ってもらう事も可能) パスポートを見せて、支払いはカードでもキャッシュでもOK。すぐに入る事が出来ます。
サマースクールに限らず、通常の保育園も、同じように0歳から11歳までのお子さんなら、いつでも入園可能です。
通常1ヶ月単位の支払いが基本ですが、1日150リンギット(約3,750円)でなんと1日だけの入学も可能との事。
1ヶ月での支払いの方がお得で、1,500リンギット〜(約37,500円〜)。住んでいる場所によっては、送迎もつきます。
サマースクールのカリキュラムは?
夏休み中のカリキュラムは、ほとんど勉強する事はなく、ダンスやゲーム、外遊びを通じて英語を学ばせるスタイルで、日本の学校のような席はありません。英語が全くできない二人にとっては、緊張する事もなく、すぐに友達も出来、日常会話を覚えられて良かったのではないでしょうか?
手作りフラッグなど毎月変わる教室内の装飾 著者撮影
登校時間は、だいたい8時くらいか9時半くらいの間にパラパラと集まって来る感じです。朝は、軽い朝食(スナックタイムがあり、パンやワッフルやフルーツが出ます)が出て、ランチもあり、午後3時くらいにまたスナックタイムがあります。
Roham先生 著者撮影
先生達はダンスが得意で、毎日、ダンスレッスンをみんなに教えています。(セレクト曲もテイラー・スウィフトのshake it offなど)
Violy先生 Asya先生 Natash先生 Grace先生 著者撮影
全てが英語の世界、先生達は、二人にゆっくり話してくれます、日本人の生徒も多いので、少し日本語が話せる先生もいます。
英語の映画を見て、内容や感想を話し合ったり、ヨガをやったり、屋上があるので、外でボール遊びをしたそうです。
著者撮影
フミちゃんとマオちゃん、友達を作るために日本から沢山折り紙を持って来て、みんなに作ってあげたそうです。
折り紙が繋ぐ友情 著者撮影
帰宅後に、「これ、あげる」とか「一緒に作ろう」などと簡単な言葉が言えなくて、悔しかった様子で、お母さんに「なんて言うの?」と聞いていました。
英語は、人から人へ伝えて、聞いてを繰り返さなければ、絶対に覚えられません。机の上で何回も書いたとしても、それは実際には使える英語ではなく、記号の意味を知っているに過ぎませんね。
マレーシアの子ばかりでなく、イギリスや中国、韓国、アラブ系など、たくさんの国の子供達が一緒に勉強しています。日本人以外の友達が出来、今後は手紙をやり取りしたり、skypeやラインで話したりする友達が出来ただけでも、かなりの収穫だったのではないでしょうか?
いつもの海外旅行や国内旅行のスタイルを変えて、お子さんと英語を学ぶプチ留学、次のバケーションは、マレーシアはいかがでしょうか?
Primerose Hill(プリムローズ・ヒル)
http://primrosehillnursery.com/
・住所 : AvenueK (KLCC), Level 2&3, 156 Jalan Ampang, Kuala Lumpur
・時間 : 7:00~19:00(月-金) / 10:00~18:00(土日)
※登園時間は両親の希望による
・対象年齢 : 0歳〜11歳
・料金 : 1ヶ月料金
-週5回5時間コース 1,500リンギット(約37,500円)
-週5回10時間コース 2,250リンギット(約56,250円)
-1日から利用可能(1日 150リンギット 約3,750円)
※送迎あり
希望者によって、バレエやピアノやテコンドー水泳などのクラスがあり、各習い事は1ヶ月200リンギット(約5,000円程)。
専門の先生に習う事が可能で、水泳は水泳教室が開かれるプールまで先生達が送り迎えをしてくれます。
フルタイム10時間で預けている子供は、学校でシャワーも先生が浴びさせてくれ、夕方ご飯も出ますので、働くママにとっては、助かりますね!
(text & photo : 須藤夕子)
笑顔泥棒の母子留学日記
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INFORMATION
名称 | Primerose Hill(プリムローズ・ヒル) |
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営業時間 | 7:00~19:00(月-金) / 10:00~18:00(土日) |
URL | http://primrosehillnursery.com/ |
地図 | Googleマップで確認する |
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