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熱帯写真家フォトエッセイ

アジアの街をゆく ~自然豊かなラオス・バンビエン~

バンビエンの朝、托鉢の僧侶たちに出会った   著者撮影

バンビエンを歩いていると上半身裸で奇声を上げている西洋人旅行者も見かけた。人気アクティビティに車の古タイヤに乗ってナムソン川を下るチュービング、カヤッキングとウォーター系のアクティビティが多いからだろう。そして何故かバンビエンは韓国人にも人気らしく、街中にはハングルの表記が目立っていた。町を歩くと必ずハングルを耳にする。のどかだったバンビエンも変わったなと実感。


 
メインストリートが市場になるバンビエンの朝  著者撮影

中心部にあるツーリスト向けのレストランに入ってみた。ローカルの屋台や食堂を見つけるのが難しい。何にしようか迷ったが「カオ・ピアック・セン(ラオス風うどん)」を注文した。20,000Kipと若干お高め(屋台だと10,000~15,000Kip 程度)味の方は、東南アジア特有の化学調味料がバッチリ効いた味わい。

食堂で食べたカオ・ピアック・セン、10,000Kip  著者撮影

バンビエンのツーリスト向けのレストランの多くは、小上がりタイプの座敷風が多い。リバーサイドの座敷でのんびりとバンビエンの豊かな自然を見ていると時の経つのも忘れてしまう。これが旅行者を引きつける理由なのかも知れない。

安くはないがモーターパラグライダーもある  著者撮影

翌朝、7時ゲストハウスを出発してビエンチャンへ。朝食を食べようとバイクを川沿いに走らせると昼間のバンビエンとは違った光景に出会った。細い通りの両脇には露天が並び様々はものが売られている。バンビエンの台所といった感じだろうか。露天の中をブラブラと歩いていると托鉢の僧侶たちに出会った。旅行者が闊歩して歩く昼間とは違い心洗われる光景だった。

普通の服装だが恐らく少数民族の人たちだろう  著者撮影

鄙びた食堂の前で湯気が立っている。カオ・ピアックと揚げパンがあった。湯気に釣られて店内に入り「カオ・ピアック・セン」を注文した。モチっとした太めの麺にとろみのあるスープ。「これぞラオスの朝食だ!」とひとり頷きながらカオ・ピアックをほうばった。〆には甘いラオスコーヒー。お腹も満たされたところでビエンチャンに向けバイクを走らせた。

 
(text & photo : 中島貴義)

 
熱帯写真家フォトエッセイ「アジアの街角から」
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