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- 2019年、バリ島の気になるNEWホテル
© KEMPINSKI HOTELS
2018年から始まって、ここ数年バリ島のNEWホテルオープンの動きには目覚ましいものがあります。バリ島に新規参入の世界展開をしている気になるホテルも、昨年から来年にかけてラッシュ。バリ島にご無沙汰しているなーという方も、変わりゆく神々の島に訪れてみてはいかがでしょう?
シックスセンシズ ウルワツ
Sixsenses Uluwatu
バドゥン半島の突端に位置するシックスセンシズ ウルワツ © Six Senses Hotels Resorts
バリ島のバドゥン半島の南端、バリニーズにとって精神的支柱のウルワツ寺院がある場所に2018年8月オープン。世界的なサーフスポット“ウルワツ”でのサーフィンや暮らしに根付く癒しの島でのスパ、洗練のダイニング、そしてなんといっても断崖絶壁から望むインド洋の壮大な眺めが魅力でしょう。
インフィニティプールからもインド洋の眺めが広がります © Six Senses Hotels Resorts
全室オーシャンビューのスイートまたはヴィラが103室。ウッドや石材を使ったナチュラルな風情の中、イエローのクッションがさし色に。バスタブにつかりながら、インド洋を満喫できるのもポイントでしょう。
バスタブに浸かりながら、海が愛でられる仕組み © Six Senses Hotels Resorts
最上位の「ザ・リトリート」は、“リゾートの中のリゾート”がコンセプト。クリフトップからの眺めが圧巻で、ゲスト・エクスペリエンス・メーカー(GEM)のサービスで宝石のように心に輝く思い出が刻めそう。
クリフプールヴィラ・1ベッドルームは広さ198平方メートル © Six Senses Hotels Resorts
スパは“ファーム・トゥ・マッサージ”をコンセプトに、地元でとれた、食べられる材料を使ったプロダクツを使用。シックスセンシズの独自のトリートメントと、バリ島の伝統的なトリートメントを体験できます。たまりにたまった疲れを解消するには、数日にわたるリトリートもおすすめです。
食にこだわるシックスセンシズゆえ、食体験も期待大。ファインダイニングの「クルード」は日本料理の要素とラテンアメリカ料理を融合。オールデイダイニング「ロッカ」、インド洋の眺望もスパイスとなる眺めのいいシェフズテーブルの「ロッカ・エッジ」など、めくるめく食体験を。
■シックスセンシズ ウルワツ
https://www.sixsenses.com/resorts/uluwatu-bali/destination
・日本からの予約専用番号:0120-92-1324
・その他お問い合わせ:japan@sixsenses.com
カペラ・ウブド、バリ
Capella Ubud, Bali
どことなくキッチュなテイストのケリキ・ヴァレー・テント © Capella Hotels
ウブドの中心地から車で約20分。ウォス川へと続く熱帯雨林のスロープに展開するテントリゾート。トロピカル建築の傑作を次々と世に送り出す建築家ビル・ベンスリーが手掛けたこちら、“1800年代にバリ島へ入植したヨーロッパ人”にインスパイアされたデザインになっています。なので、クラシカルながらもどことなくキッチュ、そして冒険心あふれる意匠が印象的。
1800年代にバリ島へ移り住んだヨーロッパの入植者をイメージ © Capella Hotels
22室の1ベッドルーム・テントと、1室のみの2ベッドルームのザ・ロッジからなり、全室に塩水のプライベートプール付き。テントにはテラス、レインフォレスト、リバー、ケリキバレーの4タイプがあり、槌で打った銅製のバスタブにひとふりのアドベンチャー気分が。室内はオーナーのプライベートコレクションで飾られています。
ウブドのウォス川に面した傾斜にテントが点在 © Capella Hotels
レストランがまたコンセプトがしっかり立ったユニークなもの。
「マッズ・レンジ」はかつて“バリ島の白人王”とも呼ばれたスパイス貿易のトレーダーの名前にまつわるもの。旬の食材を使い、スパイス貿易に関連した国々の影響を感じるメニューが並びます。
ザ・キャンプ・ファイヤーで焼きマシュマロを © Capella Hotels
「アピ・ジワ」は、アジアのストリートフードをサーブ。そして、「ザ・キャンプ・ファイヤー」は屋外で焚火を囲みながら、焼きマシュマロやホットチョコレートを片手に、地元の語り部のストーリーを聞いたり、モノクロームの映画を見たり。
伝統的なバリ島の建築様式や文化など、ウブドの主流とはひと味違う、滞在が味わえそうです。
■カペラ・ウブド、バリ
https://www.capellahotels.com/en/capella-ubud
コモ・ウマ・チャングー
COMO Uma Canggu
3ベッドルーム・デュープレックス・コモ・ペントハウスのルーフトップのプール © COMO Hotels and Resorts
コモ・ホテルズ&リゾーツのウブドの2軒に続く、バリ島3軒目は、スミニャックの北、サーフスポットとして人気が高いチャングーに2018年2月オープン。
明るく風が吹き抜ける52室のゲストルームとスイートと、55室のサーフサイドレジデンス、12室の3ベッドルーム・デュープレックス・コモ・ペントハウスからなります。エントリークラスのチャングールームでも広さ36平方メートル。白+ベージュのやさしい色使いに、ウッドの家具がナチュラルな印象。最上位クラスの3ベッドルームは、インパクトのあるデザインのルーフトッププールと、プライベートバトラー付きです。
3ベッドルーム・デュープレックス・コモ・ペントハウスのベッドルーム © COMO Hotels and Resorts
ウェルネスに特化したリゾートグループゆえ、毎日のフィットネスクラスやホリスティックなセラピーは期待大です。トリートメントはアジアのセラピーにインスパイアされたもの。2つのピラティ・スタジオと、2つのヨガ・スタジオは、どちらも床から天井まで大きなガラス窓が広がり、開放感たっぷり。ジムはこの界隈では最大級の規模を誇り、TRXと似て非なる“ジャングルスポーツ・スタジオ”をバリ島で初めて導入しました。
サーフカルチャーを感じる海辺のダイニング、COMOビーチクラブ © COMO Hotels and Resorts
オールデイレストランの「COMOビーチクラブ」はサーフシャック(サーフィン小屋)をモダンにしたデザイン。アコースティックライブやDJセットなど、サーフカルチャーを感じさせます。また、西側を向いているので、サンセットはこちらで!
テイクアウトに便利なのが「グロウ・ジュース・バー」。コールドプレスジュースやスムージー、サラダに軽食などがメニューに並び、スパ・キュイジーヌもこちらにご用意。
バリ島でサーファーデビューするのはいかが? © COMO Hotels and Resorts
人気サーフスポットの正面に位置するゆえ、サーフィンをぜひ。「トロピックサーフ」と提携し、初心者のスクールから上級者のガイドまで対応しています。また、タナロット寺院や田んぼのトレッキング、自転車ツアーなど、各種ツアーも充実しています。
■コモ・ウマ・チャングー
https://www.comohotels.com/en/umacanggu
アプルヴァ ケンピンスキー バリ
The Apurva Kempinski Bali
ヌサドゥアのクリフサイドから海にかけてリゾートが展開 © KEMPINSKI HOTELS
ドイツのホテルグループ、ケンピンスキーが2019年2月にバリ島ヌサドゥアにオープン。インド洋を高みから一望にする断崖から海へと続くスケール感のあるロケーションに展開。デザインの随所に伝統的な文化や意匠などバリ島らしさを取り入れた、エレガントな5ツ星リゾートです。
織物のモチーフや、木彫りなどにバリ島らしさが。こちらはスイートルーム © KEMPINSKI HOTELS
客室はゲストルーム、スイート、ヴィラからなる475室。そのうち60%にプライベート・プランジプールがしつらえてあります。ゲストルームで広さ65平方メートル以上、スイートは100平方メートル以上、ヴィラはまるで邸宅のよう。ゆったりとしたスペースが自慢です。ヴィラはバトラーサービスが付き、ヴィララウンジへもアクセスができます。
メインダイニングのプラ・レストラン&ルーフトップバー © KEMPINSKI HOTELS
レストランは地元の食材を使い、食の多様性を大切にしたラインナップになる予定。ライブクッキングステーションから活気が伝わる「プラ・レストラン&ルーフトップバー」をメインに、インドネシアの伝統的な軽食とインドネシアの漢方薬ジャムウやルアック・コーヒーを用意した「セラサー・デリ」、プールバーなどがすでにオープン。夏頃までに、バリ島初の水族館レストランや、ジャカルタで賞を獲得した日本料理店などがオープン予定。
インナービューティーに着目したアプルヴァ スパや、60メートルものロングプールなど、施設のバラエティ豊かさ、規模の大きさは、さすが5ツ星。
■アプルヴァ ケンピンスキー バリ
https://www.kempinski.com/en/bali/the-apurva-kempinski-bali/
ジュメイラ・バリ
Jumeirah Bali
空港に比較的近い、ニュークタビーチに2019年冬頃オープン予定 © Jumeirah International
2019年冬頃にオープン予定。ジンバラン地区の“ドリームランド”と呼ばれるサーフスポットに面し、ニュークタ・ゴルフコースに隣接。トロピカルガーデンに点在する、プライベートヴィラ群で構成されるもよう。“水の宮殿”をモチーフにした、バリ島の豊かな伝統文化を色濃く映し出したデザインになりそうです。
■ジュメイラ・バリ
https://www.jumeirah.com/en/hotels-resorts/bali/jumeirah-bali-opening-soon/
その他、2020年にオープンが見込まれているリゾートとしては、トランプ・インターナショナル・ホテル&タワー、バリやマンダリン・オリエンタル・バリなど。ここ数年はバリ島から目が離せそうにありませんね。
(text & photo : 古関 千恵子)
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