インドネシア
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もう行き尽したダイバーにも、ここがある!

新種発見なるか!?インドネシアの秘境ダイビングスポット「ラジャアンパット」

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「マンタ・サンディ」ではおなかも背中も真っ黒なブラックマンタと出会えるかも。

ダーウィンの同僚だった“生物地理学の父”アルフレッド・ラッセル・ウォレスが1860年に数カ月を過ごし、この研究がその後、進化論にも貢献したというインドネシアの「ラジャアンパット」。21世紀までほぼ手つかずだったこの海域は、今もまだ潜るたびに発見があり、“種の工場”とも呼ばれています。

日本からはインドネシアのジャカルタから国内線でスラウェシ島のマカッサルへ飛び、さらに西パプア州のソロンへ空路で。ダイブクルーズはソロン空港から車で約10分の港から出航。一方、クリ・エコ・リゾートなどのリゾートは港から船で1時間前後のところに点在しています。

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魚影が濃いのが特徴。ここ「ケープ・クリ」では朝にカンムリブダイの大行進も登場。

ダイビングエリアはとても広く、100カ所以上のスポットが点在しています。ホワイト&ブラックマンタが見られる「マンタ・サンディ」、バラクーダの大群など魚群に圧倒される「ブルーマジック」、細い水路をワクワクしながら進む「パッセージ」など、あらゆる楽しみ方が勢ぞろいしています。

ダイビングスポットが集まっているのは、ニューギニア島のソロンからボートで1~2時間のあたり。広大な海域に640もの島々が浮かび、その中のワイゲオ島、ガム島、マンスール島の周辺がメイン。ダイブクルーズの場合は、南のバタンタ島方面まで足を延ばすことも。

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クリ・エコ・リゾートなど、ナチュラルなバンガロータイプの宿も点在しています。

広範囲にダイビングエリアがわたるラジャアンパットは、潜りながら回れるダイブクルーズがオススメです。

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“ピニシ”と呼ばれる伝統的な船を模したクルーズ船「シーサファリ」。

年間を通してダイビングはできますが、海況の落ち着く11~3月頃に期間限定で運航されている船が多いもよう。ちなみに、アマンリゾーツやアリラ・ホテルズ&リゾーツもラグジュアリーなクルーズ船を雨季に運航しています。

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ナイトダイブで見られる、歩くように泳ぐモンツキテンジクザメ。ラジャアンパットには数種のウォーキングシャークが生息し、中には新種も。

ひょっとしたら、次に潜るアナタが新しい種を発見するかも!?

 
ラジャアンパット
■レベル:ダイビングのスキルレベルは初心者からOK。ただし、日本語はほとんど通じないので、英語で必要な情報をやりとりできるレベルであることが前提。

■ダイビングスタイル:ダイブクルーズがポピュラー

■ベストシーズン:雨季かつ北風が吹く12~3月が、実は風の影響がなくクルーズのベストシーズン。水温は年間を通して28℃前後、3~5ミリのウエットスーツでOK

 

情報、画像提供 : マリンダイビング

日本で最初に創刊されたスクーバダイビングの専門誌『マリンダイビング』(毎月10日発売)。アジアをはじめ、国内外のダイビングエリア紹介、海辺の生き物、ダイビングスクールガイドのさまざまな情報を盛り込んでいます。これからダイビングを始めたいと思っている人はもちろん、すでにダイビングを楽しんでいるダイバーの皆さんや、ダイビングに関わるすべての方々に向けた雑誌です。女性向けの姉妹誌『La SCUBA』も要チェック!
http://www.marinediving.com/

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