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- シティとビーチ、二倍楽しいペナン島 〜おすすめホテルビーチ編〜
©Shangri-La’s Rasa Sayang Resort & Spa, Penang
マレー半島の西、マラッカ海峡に洗われるペナン島。中心地ジョージタウンはマレー文化や中国、植民地時代の英国など文化的多面体な特徴から、2008年に世界文化遺産に登録。加えて、街にはストリートアートやストリートフードに溢れ、お散歩が楽しい!
一方、 北海岸のバツー・フェリンギはビーチリゾート。約2キロのゴールデンサンドのビーチに、リゾートホテルが並んでいます。こちらは、のんびりとした海辺の空気が心地いい!
シティとビーチの両方を味わえるペナン島。それぞれのエリアにおける、おすすめホテルをご紹介しましょう。今月はビーチエリアのホテルをピックアップ。
海辺のラグジュアリー・リゾート
シャングリ・ラ ラササヤン リゾート&スパ ペナン
バツー・フェリンギの東端の入口に展開するラグジュアリー・リゾート、「シャングリ・ラ ラササヤン リゾート&スパ ペナン」。かつてここは東西貿易の寄港地で、巨岩の上にランプをもって商人が立ち、交易船を誘導していた場所だったとか。だから、エリア名は「バツー=岩」、「フェリンギ=外国人」に、由来しています。
樹齢150年を超える巨木が、リゾート全体に安心感と安らぎを与えています 著者撮影
シャングリ・ラ ラササヤンの30エーカーの敷地には、樹齢225年を筆頭に150年の立派なレインツリーが海沿いに9本も並び、かつては船乗りたちが、今はリゾーターたちがくつろいでいます。このレインツリーは3月・7月・11月に花が咲き、梢がピンク色に染まり、見応えがあるのだとか。開業は1990年代初頭、長い年月をかけて整えられた庭園を彩る植物は1500種以上! 老舗らしい“しっくりとした落着き”が、心癒される滞在を叶えてくれます。
バッファローの角をモチーフにした“ミナン・カウバウ様式”のガーデンウィング 著者撮影
この広い敷地に、ガーデンウィング、ラサウィングの2つのウィングがあり、隣接したゴールデンサンズとあわせて2軒が同系列になります。ゴールデンサンズはファミリー向け、ガーデンウィングがラグジュアリー(飛行機でたとえるならビジネス)、そしてラサウィングがウルトララグジュアリー(飛行機なら、ファーストクラス!)。それぞれに魅力が異なるのですが、大人のプレミアムな休日には、ラサウィングがおすすめです。
ラサウィングは4階建て115室。こちらに滞在するゲストには数々のエクスクルーシブな特典があります。
●ラウンジでアフタヌーンティーや夕食前のカクテルが無料!
ラサウィングの近くにあるラウンジ。こちらで15~16時までのアフタヌーンティー、17:30~19:00までのカクテルと夕食前カナッペと源泉されたアルコールドリンクが無料でサーブされます。
このラウンジがなかなかくつろげます! そして7~23時なら、コーヒー・紅茶・ソフトドリンクが自由にいただけて、ゲストのなごみの場となっています。
ラサウィングのラウンジ。落着きます 著者撮影
ラサウィングのラウンジで昼下がりにサーブされるアフタヌーンティー。これ、ラサウィングのゲストは無料でいただけます 著者撮影
●朝食はアラカルトのフェリンギグリルでもOK
朝食の会場は2カ所から選べ、ラサウィングならではの贅沢な気分を味わうのなら、フェリンギグリル。ガーデンを見下ろす落ち着いた風情の中、アラカルトメニューをオーダーでき、ビュッフェメニューもチョイスが可能。
ゆっくりとした朝食がいただけるフェリンギラウンジ。こちらはラサウィングのゲストのみの特権です 著者撮影
一方、ガーデンウィングにある「スパイスガーデン」は、バリエーション豊かなメニューが魅力。ヌードルや和食、インド料理などのコーナーもあります。
ガーデンウィング内のレストラン、スパイスマーケットカフェのヌードルコーナー 著者撮影
スパイスをめぐっての東西貿易の要衝だったペナン島。そんな歴史的背景からか、スパイスの量り売りのコーナーも 著者撮影
●専用プールではソフトドリンクが無料
ラサウィング専用のプールは16歳以上オンリー。プールサイドに寝転んでいれば、ソフトドリンクやコーヒーなどのドリンクもサーブされます。
ラサウィングのゲスト専用のプール。16歳以上限定の静かな環境 著者撮影
ちなみに、ガーデンウィングのプールも無料のアイスキャンディーが用意され、涼やかな大樹の木陰の下でのんびりとできます。16歳以下なら、こちらへどうぞ!
●到着時のミニバーは無料。ほかにもメリットいろいろ
到着時にミニバーに用意してあるドリンクは、無料です。靴磨きサービスも!
バルコニーにバスタブを置いたラサプレミアム 著者撮影
プライベートガーデンからそのままプールに向けて出られるラサデラックス 著者撮影
そして「シャングリ・ラ」といえば、実力派のラグジュアリーなCHIスパ。小道を渡り、スピリチュアルな巨岩がそびえるレセプションへ。11棟のスパヴィラはゆったりとしたスペースで屋外バスタブなどもしつらえてあります。足を清めるフットリチュアルからスタートするトリートメントのうち、おすすめはCHIバランス。指圧を駆使したオイルマッサージで、身も心もリラックスして心地よい眠りに落ちてしまうはず!
緑に彩られ、静寂に包まれたCHIスパ 著者撮影
独立型のスパヴィラが11棟。アウトドアにバスタブやリラクゼーションエリアがあります 著者撮影
ヨガや太極拳など、無料のアクティビティも用意 著者撮影
ペナン島のビーチといえば、バツー・フェリンギが代表格。そこから、さらに一歩足を延ばしてみたら、穴場ビーチがありました。お隣テロック・バハンからトレッキング、あるいはボートをチャーターしてアプローチする、ペナン国立公園内にあるパンタイ・ケラクット! 砂粒の白さやキメの細かさが違います! そして、このペナン国立公園に注目したいのは、海ガメの産卵地や珍しい部分循環湖があり、しかも国立公園としては世界最小なのです!
ペナン国立公園と合わせて行きたいのが、その途中にあるモンキービーチ。こちらにはバックパッカーが集うキャンプサイトを発見。ペナン島、侮れません!
バツー・フェリンギのサンセット 著者撮影
穴場のビーチ、パンタイ・ケラクット。世界最小の国立公園、ペナン国立公園内にあります。トレッキングなら2時間30分かかるそうですが、ボートチャーターなら20分程度 著者撮影
モンキービーチで偶然見つけたキャンプサイト、レイジーボーイズカフェ 著者撮影
シャングリ・ラ ラササヤン リゾート&スパ ペナン
http://www.shangri-la.com/jp/penang/rasasayangresort/
(text : 古関 千恵子)
ビーチ&リゾートコラム「アジアンビーチ☆マニア」
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