ベトナム
グルメ
日本人の口に合うベトナム料理

(名古屋・西区)商店街の路地裏に佇むベトナム屋台食堂「サイゴン2」

OLYMPUS DIGITAL CAMERA著者撮影

ベトナムにはヘム(hẻmと呼ばれる路地が数多くある。そこは人々の暮らしがあったり、屋台や商店があったりと、ディープなベトナムを肌で感じることができる場所だ。

今回紹介する「サイゴン2(saigon deux)」は名古屋市西区にある古き良き商店街の、ベトナムのヘムを思わせる路地裏に2012年10月にオープンしたベトナム屋台食堂。

本文を読む

 
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
著者撮影

お店は円頓寺商店街から一本入った小路「円頓寺銀座街」の中にある。昭和の雰囲気が漂う飲み屋横丁には、常連が集うという居酒屋や小料理店、スナックが軒を連ねている。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
著者撮影

入口にはランチメニューの看板が出ている。ランチは次の4種類。

・アジアンカレーランチ 630円(土日祝は680円)

・フォーランチ 730円(土日祝は780円)

・ベトナムコンビランチ 780円(土日祝は880円)

・ベトナムデリランチ 880円(土日祝は900円)

アジアンカレーランチのカレーは、その日によりベトナム風だったりタイ風だったりするので、気になる人はスタッフに聞いてみよう。フォーランチは本日のフォーに小ライス、サラダ付き。一番人気のベトナムコンビランチは本日のベトナム風丼に本日のフォー、サラダが付く。いろいろなベトナム風おかずを楽しみたい人にはデリランチがおすすめだ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
著者撮影

入口の蓮をモチーフにした鉄製の扉が目を引く。天気が良ければ外のテーブルで食べてみよう。ベトナムのヘムにある屋台で食べているような感覚を味わえる。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
著者撮影

落ち着いてゆっくり食事をしたい人は2階席へ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
著者撮影

筆者が訪れた日は少し肌寒い日だったが、外でデリランチをいただいた。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
著者撮影

この日のおかずはベトナム風肉団子、白身魚のベトナム風天婦羅、海鮮生春巻きの3種類。そこにごはん、サラダ、スープが付く。ごはんの上にかかっているふりかけ風のものは、レモングラスと干し海老を炒ったもの。おかずにはパクチーがたっぷりのっている。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
著者撮影

「サイゴン2」のベトナム料理は独創的なアレンジが加えられているのが特徴。かつてベトナムを縦断し、各地のベトナム料理を食べ歩いた経験を持つオーナーの水野さんは「日本人が食べて美味しいと思う味を出したいんです」と話す。

例えば、写真の海鮮生春巻きには漬けマグロ、大葉、長芋、ブン(米麺)の代わりに海藻から作られた麺が入っている。海藻麺のクラゲのようなコリコリした食感が面白かった。

o0600045013657898470
著者撮影

別の日に食べたコンビランチの丼は、ひき肉と豆腐と大葉をヌクマムで炒めたものがのっていて美味しかった。フォーガー(鶏肉のフォー)は現地の味が再現されている。

 

ベトナム料理が初めての人でも抵抗なく食べられる「サイゴン2」の料理。夜は青菜炒めやバインセオ、海鮮揚げ春巻きなどの単品料理が楽しめる。また、パクチーモヒートやパクチートースト、どっさりパクチーのトムヤムクンフォーなど“パクチー祭り”を随時開催しているので(メニューは季節により異なる)、パクチー好きの人にもおすすめだ。

お店は地下鉄桜通線「国際センター駅」または「丸の内駅」から徒歩7~8分の距離にある。食事の前後は昭和の香りを残す円頓寺商店街をぶらぶらとそぞろ歩いてみては。

 

サイゴン2(saigon deux)
・住所:愛知県名古屋市西区那古野1-20-3 円頓寺銀座街内
・時間:11:30~14:00、18:00~22:30(日祝~22:00)
水曜定休(2017年より火曜定休)
・電話:052-571-0750

 

著者 : グッチ

中国(上海・北京)7年、ベトナム(ホーチミン)3年弱の約10年間の海外生活を経て、2016年より日本在住。 海外在住時より日本人向けフリーペーパー、旅行サイト、ガイドブックなどに記事を寄稿。TRIPPING!でコラム「ぐるりホーチミン歩き 〜美味しいと可愛いを探して〜」を連載中。

 

何をむ?

国名・都市名、ジャンルを選ぶと、読みたい記事を絞りこみできます

RECOMMEND COLUMN
連載コラム

RECOMMEND
COLUMN
連載コラム