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ディープなベトナム料理を味わうなら

(名古屋・栄)アットホームなベトナム料理店「フォーゴン」


著者撮影

今回ご紹介する「フォーゴン(PHO NGON)」は名古屋の中心部・栄でベトナム人店主が切り盛りするディープなベトナム料理店。ベトナム好きの友人のおすすめとあり、訪れてみることにしました。


 

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お店は中日ビルの裏手にあります。地下鉄栄駅の12番出口から徒歩約5分で到着。昭和の雰囲気を感じさせるレトロなビルの外には、ベトナム国旗とメニュー看板が出ています。住所は「1F」ですが、実際は階段を少し上がったところにあります。


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薄暗い廊下を進むと右手に入口を発見。昔スナックとして営業していたような雰囲気です。


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さて、扉を開くと、そこはまるでベトナム!客席は20席あり、アットホームな雰囲気。筆者が訪れたときは満席で、驚くことにお客さんの100%がベトナム人でした。2016年8月にオープンして以来、愛知県在住のベトナム人から多くの支持を集めているようです。


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店内にはホイアン名物のランタンやベトナムの地図が飾られていました。


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メニューを開くと、ディープなベトナム料理を豊富に取り揃えていることに驚きました!料理はベトナム北部・中部・南部とそれぞれの地方のものがあり、“ブンボーナンボ(焼肉入りビーフンのまぜ麺)”、“ボーネ(ベトナム風ビフテキ)”、北部の“ソイセオ(緑豆入りおこわ)”、南部の“ソイマン(中華ソーセージ入りおこわ)”など、まるで現地ベトナムの食堂に来たかのようなラインナップです。


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店主のホアさんに一番人気のメニューを伺うと“ブンドゥー(揚げ豆腐のビーフン 発酵海老味噌だれ)”と“ブンボーフエ(ベトナム中部の古都・フエ名物の牛肉入りの辛い汁麺)”との答えが返ってきました。ベトナム人のお客さんは1人で2種類の麺を食べたり、みんなで数種類の料理をシェアしたりして、多くのベトナム料理を楽しむことが多いそうです。


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ベトナムビールの333は1本530円とリーズナブル。他にベトナムのウォッカ“ネップモイ”やダラット産のワイン、ベトナムコーヒー(アイス・ホット)などがありました。


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筆者は“ブンドゥー”を注文。揚げたての豆腐とゆで豚、ブン(ビーフン)をおわんに取り、野菜とチリを入れて、発酵海老味噌だれをかけていただきます。発酵海老味噌だれ(マムトム)は好き嫌いが分かれる調味料ですが、イカの塩辛が好きな方はきっと口に合うかと思います。

 

何を食べようか迷っている方には、日本人の口に合う“ブンチャー”がおすすめです。メニューには「オバマ大統領も食べた!」と書かれていました。ハノイの名物で、炭火で焼いた豚バラ肉とつくねが入った甘酸っぱいタレに、ブン・香草・生野菜などを入れて食べる“ベトナム版つけ麺”ともいえる料理です。

 

味も、お店の雰囲気も、客層も、ディープなベトナムを感じる「フォーゴン」。名古屋の中心部・栄でベトナム料理が食べたくなったら、ぜひ訪れてみてください。火~金曜日はお得なランチがありますよ。

 

 

フォーゴン(PHO NGON)
・住所:名古屋市中区栄4丁目4-1 第3メイトビル1階
・電話:052-249-3968
・時間:ランチ11:30~14:30(月曜を除く平日)、ディナー17:30~23:30、土曜17:30~翌2:30

 

 

著者 : グッチ

中国(上海・北京)7年、ベトナム(ホーチミン)3年弱の約10年間の海外生活を経て、2016年より日本在住。 海外在住時より日本人向けフリーペーパー、旅行サイト、ガイドブックなどに記事を寄稿。TRIPPING!でコラム「ぐるりホーチミン歩き 〜美味しいと可愛いを探して〜」を連載中。

 

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