マレーシア
ホテル/宿泊
マラッカでやりたい6つのことvol.2

マラッカで楽しむ美食体験とラグジュアリーステイ

写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

マレーシアが誇る世界遺産の街、マラッカを思いきり楽しむためにやりたい6つのことを大特集! 第二弾は、グルメタウンと呼ばれるマラッカの食情報と、異国情緒たっぷりのラグジュアリーなホテルをご紹介。

マラッカでやりたい6つのこと
【その3】唯一無二の美食体験!

長きに渡る統治時代を経て、各国の文化が共存するマラッカでは、食文化もユニーク。 マラッカを訪れたら美食体験は外せない!

先祖代々受け継がれているニョニャ料理

写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

中国から渡来した男性と地元マレーの女性が結婚して生まれた子孫であるプラナカン。そんなプラナカンの女性たち(ニョニャ)がつくる料理は「ニョニャ料理」と呼ばれレシピは先祖代々受け継がれている。基本的には、各家庭のレシピは門外不出だったのが、近年はプラナカンの人々がニョニャ料理を出すレストランをオープンすることで、旅行者でも気軽に楽しめるように。


パイティー
写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

ウダン・ルマッ・ナナス
写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

代表的なのは、器状に揚げた生地の中に大根やエビなどを煮込んだ具材を詰めた「パイティー」や、エビとパイナップルをココナッツミルク入りのカレーで煮込んだ「ウダン・ルマッ・ナナス」など。時間と手間のかかる料理が多いのが特徴で、スパイスやココナッツを使った料理が多いが、中華料理をベースにしているものが多く日本人にも食べやすい料理ばかり。

写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

ヒーレン・ストリートとジョンカー・ストリートを繋ぐ路地にある「シー・ティンズ・ニョニャキッチン」は、伝統的なニョニャ料理が味わえるレストラン。豊富なメニューが魅力。ニョニャ料理初心者には、パイティーに加えて、アヤムポンテ(鶏肉とジャガイモの煮込み)やチャプチャイ(野菜炒め)がおすすめ。絢爛豪華なプラナカンの生活が垣間みえる装飾にも注目したい。

■シー・ティンズ・ニョニャキッチン(Siew Tin’s Nyonya Kitchen)
http://www.nyonyakitchen.my/

 

写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

プラナカンの伝統菓子「ニョニャクエ」を味わうなら、地元の人々に長く愛されている「ババ・チャーリー・カフェ」へ。色とりどりのニョニャクエが販売されている。ニョニャクエ以外にも、マラッカ名産の菓子であるパイナップルタルトなど、毎日工房で手作りしているお菓子が数多くならんでいるのでお土産探しにもぴったり。


写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

■ババ・チャーリー・カフェ(Baba Charlie cafe)
http://nyonyacake.blogspot.com/

真ん丸のフォルムがおもしろい! マラッカ・チキンライス

写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

マラッカのソウルフードといえば、ご飯がボール状に握られて出てくる「マラッカ・チキンライス」。チキンライスはマレーシア全土で食べられている定番のローカルフードだが、このフォルムはマラッカだけ。米粒がギュッと握られることで、もっちりしっとりした食感に。ボール状のご飯をくずしながら、鶏肉とタレを和えていただくのがマラッカ流。


写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

©TRIPPING!

ジョンカー・ストリートにある「古城鶏飯店」はショップハウスを改装した広々とした空間が気持ちのいい人気の一軒。ピンポン玉大のご飯は、しっかりと握られ密度が濃いのが特徴。しっとりと茹でられた鶏肉と、自家製のチリソースやBBQソースも定評。

■古城鶏飯店
https://goo.gl/maps/zgPxPa28saZfYAxg9

今ではなかなか食べられない貴重なクリスタン料理

写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

クリスタン料理とは、かつてこの地で暮らしていたポルトガル人と地元の人が結婚して築いた家庭の間で受け継がれてきた料理。別名、マラッカ・ポルトガル料理とも呼ばれ、ポルトガル料理をベースに、ニョニャ料理やマレー料理、インド料理などの影響を受けた非常に珍しい料理。地元の食材と調味料を用いて、シチュー煮込みやマリネなどのポルトガルの調理法で仕上げていく料理は今までに食べたことのない料理ばかり。ただ、不思議と日本人の口にも合う味わいなのがおもしろい。


写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

■ザ・マンション(THE MANSION)
https://www.majesticmalacca.com/pages/dining.html

定番料理も外せない! マレー料理

©TRIPPING!

旧市街で「ナシレマが美味しい!」と評判なのが、昨年末にオープンしたばかりのカフェ&レストラン「チョップ・ティアン・ビー・カフェ」。ココナッツミルクで炊いたご飯に、サンバル(唐辛子ペースト)、小魚、きゅうり、ゆで卵などを添えて頂くナシレマは、お店によって味わいのことなる国民食。「チョップ・ティアン・ビー・カフェ」のナシレマは、オリジナルで空心菜のニンニク炒めも添えられて、好みに応じてフライドチキンも付けることができる。フライドチキンは数種類のスパイスや玉ネギ、ニンニクでたっぷりマリネしてから揚げることで、複雑な味わいをもたらし美味。その他に、ニョニャラクサも人気。


©TRIPPING!

©TRIPPING!

■チョップ・ティアン・ビー・カフェ(Chop Tiang Bee Cafe)
https://www.facebook.com/choptiangbee/

 

マラッカでやりたい6つのこと
【その4】世界遺産を満喫できるホテルにステイ

世界中から旅行者が集まるマラッカには、様々なホテルや宿泊施設がそろう。せっかくなら世界遺産の街の中心にステイしてみるのはいかが?

リバーサイドの5つ星ホテル「カーサ デル リオ マラッカ」

写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

マラッカ川沿いに佇む「カーサ デル リオ マラッカ」はアイコニックな一軒。オランダ広場や、目抜き通りのジョンカー・ストリートまで徒歩数分という好立地であるにも関わらず、リバーサイドでのんびりとした滞在を叶えてくれる。客室はスタンダードタイプでも50㎡と広々していて、全ての部屋にバルコニー付き。


写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

ルーフトップのインフィニティプールや中庭のプールはリゾート気分も演出してくれる。宿泊客だけが参加できる、街一番のツアーガイド・エディさんによるヘリテージウォークも人気。

■カーサ デル リオ マラッカ(Casa del Rio Melaka)
https://casadelrio-melaka.com/

ショップハウスを改装したスモールブティックホテル「リウ・メン・ホテル」

写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

ハーモニー通りの中国寺院「青雲亭」のすぐ近くに今年の3月にオープンした「リウ・メン・ホテル」は、1939年に建てられたショップハウスを改装したスモールブティックホテル。インテリアは、白と黒を貴重に幾何学模様を取り入れたデザインで、1930年代のアールデコからインスパイアされたもの。そこに東洋を象徴する色として赤色をアクセントにしているところに洗練されたセンスのよさを感じる。


写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

オーナーのプライベートコレクションであるアンティークの調度品やプラナカンの陶器が設えられている館内は、まるでアートミュージアムのような趣。客室は全30部屋で、最上級カテゴリーの客室には、サンデッキエリアも。

■リウ・メン・ホテル(Liu Men Hotel)
https://www.preferencehotels.com/en-us/Liu-Men

由緒正しきヘリテージホテル「ザ・マジェスティック・マラッカ」

写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

大君ファミリーの邸宅として1929年代に建てられたコロニアル建築を改装し、さらに隣に10階建てのタワー棟を新設し、2008年にオープンした「ザ・マジェスティック・マラッカ」。


写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎ト

写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

本館にはロビーとレストラン、ライブラリーが、タワー棟には全54部屋の客室とスパがあり、当時の趣そのままのエレガントなムードが漂い、まるでタイムスリップしたかのような感覚に。プラナカン文化から着想を得たトリートメントがユニークなスパには、滞在中にマストで足を運びたい。

■ザ・マジェスティック・マラッカ(The Majestic Malacca)
https://www.majesticmalacca.com/

最先端のスタイリッシュな一軒「ダブルツリー バイ ヒルトン マラッカ」

写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

旧市街からは少し離れるが、ワールドクラスのホテルで快適な滞在をするなら、2018年にオープンした「ダブルツリー バイ ヒルトン マラッカ」も一案。5カテゴリーの客室は全272部屋で、オーシャンビューの客室も。ダブルベッドが2台入ったツインルームもあるので女子旅などでも使いやすい。


写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

写真提供:マレーシア政府観光局 / 撮影:阿部吾郎

13階には、インフィニティプールやスパを完備。さらに、イタリアンレストランと多国籍料理のビュッフェが楽しめるオールデイダイニングの2軒のダイニングも人気。尚、オランダ広場やジョンカー・ストリートなどの主要スポットに無料シャトルバスを運行している。

■ダブルツリー バイ ヒルトン マラッカ(DoubleTree by Hilton Melaka)
https://doubletree3.hilton.com/en/hotels/malaysia/doubletree-by-hilton-hotel-melaka-MKZMMDI/

 
特集「マラッカでやりたい6つのこと」第三弾では、マラッカの歴史を学べる最先端エンターテインメントショーや幻想的なモスクをご紹介!

 
 
取材協力
マレーシア政府観光局

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