インドネシア
カルチャー
月明りに浮かぶ幻想的な舞台

ジョグジャカルタの世界遺産で観る「ラーマヤナ舞踊劇 」

ジョグジャカルタの世界遺産「プランバナン寺院群」で上演される伝統舞踊「ラーマヤナ舞踊劇」の2016年の公演スケジュールが発表された。本格的な伝統舞踊を、荘厳な世界遺産を背景に観覧できる贅沢な舞台。時期によって上演場所やストーリーの構成が異なるので、事前にチェックしておきたい。

本文を読む


 

世界遺産の下、幻想的な夜を

Ramayana-Dance-2
写真提供:インドネシア共和国観光省
 
ユネスコ世界遺産にも登録されるインドネシア最大級のヒンドゥー寺院「プランバナン寺院群」。ジャワの伝統的な「ラーマヤナ舞踊劇」を観劇できるのは、この寺院群の中心に位置する「ロロ・ジョグラン寺院」に隣接する舞台だ。年間を通じて、2、3日に一度の頻度で繰り広げられるステージは、雄大な世界遺産の背景と共に観光客には見逃せない贅沢な時間だ。

 

満月の夜は特別な公演に

シーズンによって公演の場所が異なるラーマヤナ舞踊劇。屋外での公演は、2016年5月~10月の期間ロロ・ジョグラン寺院西側に位置する野外ステージにて、晴れた日のみ行われる。(雨天の場合、屋内ステージにて上演。)
その他の11月~4月の期間は、屋内ステージにて上演される。

ラーマヤナ舞踊劇は全4幕で、通常は全ての幕をコンパクトにまとめたダイジェスト版(Full Story)の上演がされているが、野外ステージ期間中(5月~10月)は、毎月満月の日の前後の4日間に限り、1幕(Episodic Story)ずつ、4日間を通して全幕が上演されるという構成になる。

上演の時間はいずれも19:30から21:30。月明かりの下、ガムランの響きの中、悠然と佇む世界遺産を目の前にして繰り広げられるパフォーマンスは、観る者を幻想的な世界へと誘うことだろう。

2016年のスケジュールはこちら>

何をむ?

国名・都市名、ジャンルを選ぶと、読みたい記事を絞りこみできます