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- やっぱり人気!シュエダゴンパゴダを望むミャンマーのルーフトップバー
ミャンマーを象徴する観光名所シュエダゴンパゴダ。旅行者なら、名だたるこのパゴダを見晴らせるルーフトップバーで、キンキンに冷えたビール片手に1日の旅の思い出を振り返り、「シュエダゴンパゴダに乾杯!」といきたいところ。
「ザ・ペントハウス」のテラス席から紅茶で乾杯! 著者撮影
でもちょっと待って。
シュエダゴンパゴダはミャンマー人にとって聖地中の聖地。そんなパゴダに向かって、仏教の戒律が本当は禁止しているアルコールを捧げるなんて、実はもってのほかなんです。
だから上の写真も、実はお酒ではなくアイスティー。
それでもやっぱり、シュエダゴンの雄姿を眺めながら今日の観光で高揚した気分を鎮めたいですよね。
というわけで今回は、シュエダゴンパゴダがよく見えるルーフトップバーを、パゴダまでの直線距離と個人的偏見に満ちた「視界開放度」とともにご紹介します。
ただし、もしもあなたがミャンマー人のお友達と一緒に行くときは、シュエダゴンパゴダに向かって乾杯するのは避けた方がいいかも。
ヤンゴンヤンゴン [直線距離:6.8km 視界開放度:100%]
著者撮影
ダウンタウンの高層ビル屋上に位置する「ヤンゴンヤンゴン」は、シュエダゴンパゴダまでの距離は少しありますが、西向かいにシャングリラホテルがある以外は周囲に近い高さの建物さえないダントツの見晴らしを誇ります。
また、スーレーパゴダを含むダウンタウンの街並みも眼下に広がり、まさに絶景! 屋根付きエリアも広いので、雨季でも眺めを堪能できるのも嬉しいですね。
ザ・チークバー [直線距離:6.3km 視界開放度:70%]
著者撮影
2017年12月にオープンしたばかりのパンパシフィックホテルのバーです。テラス席から見えるシュエダゴンパゴダ方面には高層建築があまりなく、視界はすこぶる良好です。ダウンタウン側は見えませんが、緑が多いのもこのエリアの特徴。心休まるひと時が過ごせます。
アトラス [直線距離:5.9km 視界開放度:100%]
著者撮影
市街西寄りに建つビルの屋上にあるのがアトラス。ドイツ人経営でお洒落度満点のルーフトップバーで、欧米人に高い人気を誇ります。ヤンゴン河にも近いので、河面に沈む夕陽を心いくまで眺めることができます。
>アトラス
※同系列のドイツ料理店「マールツァイト」のサイト。「アトラス」は同店の屋上にあります。
コクーン [直線距離:5.9km 視界開放度:30%]
著者撮影
「アトラス」のすぐ近くにあるバー。ローカル店なので、手頃な価格でお酒や料理が楽しめるのがありがたいお店です。
シュエダゴンパゴダがよく見える位置にあるものの屋上に目隠しの板塀があり、座った状態からだと板と板の隙間から景色を拝むことになります。ミャンマー人客が多いだけに、シュエダゴンパゴダからお酒が見えないようにする配慮かも?!
スカイライン [直線距離:5.8km 視界開放度:50%]
著者撮影
こちらもオープンしたばかりで、日系ビューティサロンに併設したバーです。シュエダゴンパゴダの見える側にテーブルがあまりないのでパゴダを眺めたい人向きとは言いがたいですが、なんとこのバー、眼下にサッカースタジアムが広がっているんです。ピッチのほとんどを見晴らせるので、試合のある日は特等席になるはず。サッカー好きの人なら見逃せないお店です。
ザ・ペントハウス [直線距離:3.2km 視界開放度:50%]
著者撮影
ここも欧米人人気が高い高級レストラン。凝った盛り付けのハイレベルな料理が食べられ、内装もヤンゴンにいることを忘れさせるハイセンスな雰囲気にまとめられています。
テラス席と屋内席があり、シュエダゴンパゴダはテラス席からしか見えません。パゴダと店の間には公園しかないのでパゴダの全容を美しくとらえることができますが、見える席が限られるため視界開放度は50%にとどめました。
スカイバー [直線距離:3km 視界開放度:60%]
著者撮影
インターナショナルホテルの屋上のバー。シュエダゴンパゴダにかなり近くパゴダがとても大きく見えますが、残念ながら手前に大き目のビルがあって若干視界を遮るのが惜しいところです。しかし、ホテル内に日本料理店があり、ルーフトップバーでも焼き鳥などの日本料理が楽しめるのはポイント大です。
ヴィスタ [直線距離:2.5km 視界開放度:100%]
著者撮影
シュエダゴンパゴダに最も近いルーフトップバーがここ。6階建てのため高さはさほどではないですが、間近に迫るパゴダの威容は圧巻。可動式の屋根を備えているので、雨が降ってきても大丈夫なのは大きなメリットです。照明がとても暗いため、せっかくのおいしい料理を視覚ではあまり楽しめませんが、価格も手頃でおすすめです。
敬虔な仏教徒であるミャンマーの人たちには申し訳ありませんが、旅の1日を締めくくる夜の1杯を黄金に輝くシュエダゴンパゴダを眺めながら過ごすのは、ミャンマー旅行の醍醐味でもあります。偉大なる光景にのまれることはあってもお酒に飲まれることなく、楽しみたいですね。
(text & photo : 板坂 真季)
隅から隅まで!魅惑のミャンマー探検
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