（名古屋・伏見）地下街のバインミー専門店「ベトナムサンドイッチ アオサンズ」

 
場所は地下鉄「伏見駅」の東改札口に直結した伏見地下街。地上から地下街に入るときは、錦通交差点付近にある「E出入口」から入ると、早くお店にたどり着ける。

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まず、この伏見地下街がとてもディープな雰囲気を醸し出している。1957年に開業した名古屋駅の「サンロード」と並ぶ名古屋で最古の地下街で、短い通りだが昭和レトロを感じさせるお店とおしゃれな飲食店が混在。独自のカルチャーが形成され、歩くだけでも楽しい。

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「アオサンズ」は朝8時から14時まで営業。夜は「伏見立呑 おお島」として営業している。

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お店の外には写真付きのメニューが飾られている。

店名の「アオサンズ」について由来を聞くと、「以前、飼っていた猫2匹の名前から一文字ずつとって、そこに明るいイメージの“太陽（サンズ）”をくっつけたんです。アオザイの“アオ”じゃないんですよ～」と明るく気さくな店長・北野さんが教えてくれた。

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バインミーはMサイズが600円、Sサイズが400円。週替わりの野菜タップリスープは単品で300円、セットで注文すると250円になる。バインミーのメニューは次のとおり。

①肉厚ベトナムハム＆レバーペースト
レバーペーストに、自家製肉厚ハムとヌックマム卵をアクセントにした定番メニュー

②レモングラスチキン
隠し味のハチミツがポイント。甘辛さがしっかり効いているバインミー

③豚豚焼肉
ジューシーな豚のしっかりした味付けと、なんともいえない香りがクセになるバインミー

④アオサンズの気まぐれ
数量限定！その都度、メニューが変わる気まぐれバインミー

 
今後は“ヨウヨウさんのチャーシュー ”、“えびとアボカド ”、“ベトナム肉団子 ”が定番メニューに追加される予定だ。

気まぐれバインミーは、常時3～4種類。店長の「こんなバインミーを食べてみたい！」という想いからうまれるメニューはその日のお楽しみ！

また、メニューにはないが、定番メニューのひとつに“卵のバインミー”がある。“卵”と聞いて筆者は目玉焼きを想像したが、「アオサンズ」のものは独創的！ヌックマムに漬け込んだゆで卵をマヨネーズで和えたものだという。実にビールに合いそうなバインミーである！

ビールはSAIGONと333のほか、日本のビールもあるので、一緒に注文してみては。

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すべてのバインミーはパクチー抜き、パクチーをイタリアンパセリに変更することも可能。チリソースの追加は無料、パクチーとレバーペーストの追加は各＋100円になるので、必要な人は注文時に伝えよう。

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店内は立ち呑み形式を活かしたつくりで、カウンター席のみとなっている。すべて注文を受けてから作るため、できたてのバインミーをほおばることができる。テイクアウトも可能なので、急いでいる人はあらかじめ予約をしておくといいだろう。尚、電話予約が可能で、14時以降は千円以上の注文で配達もしてくれる（配達エリアは要確認）。

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筆者は“レモングラスチキン”を注文。名古屋人の味覚に合わせ、改良を重ね、濃いめの味付けに仕上げたというレモングラスチキンと、さっぱりしたなますのハーモニーが絶妙！隠し味の香ばしいフライドオニオンが食欲をそそる。

バインミーの要といっても過言ではないフランスパンは、何度も試行錯誤を重ねて完成させたもの。断面には大小様々な気泡が見られ、外はカリッ、中はふわっとした軽い食感のフランスパンに仕上がっている。

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こちらは“肉厚ベトナムハム＆レバーペースト”のMサイズ。食べやすいように半分にカットしてもらった。

3種類のハムとレバーペーストはすべて自家製。時間をかけて丁寧に作られたレバーペーストはクセがなく「レバーが苦手な人でも、これなら食べられるかもしれない」と感じた。

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現地で飲まれている3 in 1タイプ（コーヒー、砂糖、ミルクがひとつになったもの）の甘さがクセになるベトナムコーヒーは200円。バインミーとセットで150円になる。また、ドリンクメニューに新しくハス茶も加わったので、セットで注文してみては。

現在は“知る人ぞ知る”といった雰囲気で控えめに営業している「アオサンズ」だが、今後、着実にファンが増えていくだろうと感じた。名古屋の中心部でバインミーを食べたくなったらぜひ訪れてみて。

ベトナムサンドイッチ アオサンズ
・住所：地下鉄伏見駅東改札直結　錦通長者町交差点地下　伏見地下街E出入口
・電話：090-9123-3580
・時間：火-金 10:00～14:30、土 10:30～14:00
・定休日：日曜日、月曜日　※祝祭日の営業は要問い合わせ
・URL：http://aosuns.win/

著者　：　グッチ

中国（上海・北京）7年、ベトナム（ホーチミン）3年弱の約10年間の海外生活を経て、2016年より日本在住。 海外在住時より日本人向けフリーペーパー、旅行サイト、ガイドブックなどに記事を寄稿。TRIPPING!でコラム「ぐるりホーチミン歩き　〜美味しいと可愛いを探して〜」を連載中。