TRIPPING! トップ × ASEAN × タイ × バンコク × バンコクの中華街・ヤワラーの知られざる 隠れ家名店 食堂巡り
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2017.8.7 23:59
白石路以:タイ料理ライター
この著者の記事 タイ料理 バンコクローカル人気店 バンコク中華街 バンコク食堂&屋台
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著者撮影

観光客にも地元の人にも愛されるバンコクのグルメエリアのひとつ、中華街・ヤワラー通り周辺。フカヒレの名店やシーフードの人気屋台など有名店がたくさんありますが、実は地元の人が何代にもわたって通うのは、路地裏に佇む小さな食堂の数々なんです。

今回はそんな知られざる名店の中でも、知らないと絶対に行けない“路地裏すぎる”2軒の小さな食堂をご紹介。潮州料理店が多いバンコクの中華街にあって、ちょっと珍しい客家料理と海南料理が食べられるところもポイントです!



 

まるで親戚の家!? アットホームな食堂で次々と繰り出される絶品客家料理は圧巻!
Piang Ki Pochana (ピアンギー ポチャナー)

お寺に続く小さな路地の片隅にひっそりと佇む名店   著者撮影

バンコクの中華街の名店、と聞いて個人的にまっ先に思い浮かべるのがここ。ヤワラー通りから1本外れた場所にある静かなお寺へと続く、昼間でも薄暗い細い小道。お店があると知らなかったら絶対に足を踏み入れることはないであろうそんな小道の奥に、客家料理の名店『ピアンギー』はあります。

お店に入ると迎えてくれるのは、ちょっとぶっきらぼうだけど腕は確かなおじさんと、優しいおばさん。こちらが外国人だとわかると、自分で撮影した料理の写真が入ったメニューを片手に、2人でいろいろとおすすめを教えてくれます。用意されているのはタイの食堂で今もよく見かける、スナップ写真入りのメニューアルバム。写真が暗かったりブレブレだったり、手書きの文字がとても読めるものではなかったり……。お世辞にも見やすいとは言えないながら、その手作り感から「おいしいものを伝えたい!」という必死な気持ちが感じられて、なんだかキュンとしてしまいます(笑)

フォンタオフー ヤッサイムートート(小) 200B   著者撮影

前菜としておすすめなのが、上の写真のフォンタオフー ヤッサイムートート。湯葉で豚ひき肉を包んだ揚げワンタンです。湯葉ならではのパリパリと軽い食感が後をひくおいしさ。ビールとの相性もよく、おつまみにもぴったりですよ!

タオフー ヤッサイムー ナムデーン(小)200B   著者撮影

そして、ここを訪れたら一度は食べたいのが客家料理の定番、豆腐の肉詰めの土鍋煮込み。紅腐乳が入ったピンク色のスープは、見ために反して意外とあっさりとした味わい。豚ひき肉を詰めた豆腐もクセがなく食べやすいのですが、添えられた激辛チリソースを少しだけ加えると旨味が増してぐっと味わい深くなります。

ムーサムチャン トゥン 300B   著者撮影

トロトロ食感に仕上がった、柔らかな豚バラ肉が病みつきになる中華煮込み。豚肉の脂の甘みにたっぷりと添えられた高菜漬けの塩気がアクセントを加え、とても風味豊かな仕上がりです。濃厚そうに見えますが意外とさっぱりしていて、ごはんとこれだけで立派なごちそうになりそう!

クンパット チャイポー(料金はエビのサイズ等による)   著者撮影

エビをチャイポー(タイのたくあん)と、たっぷりのニンニクと一緒に炒めた一品。香ばしいエビはもちろんのこと、上にのっているチャイポーも美味。エビはお好みで殻付き、殻なしが選べます。

著者撮影

料理の完成度の高さもさることながら、静かでゆったりとした時間が流れるこのお店の柔らかな雰囲気も魅力のひとつ。優しいおばさんがお茶をついだりお皿を変えたりと、かいがいしくお世話をしてくれるので、いつの間にか親戚の家に遊びに来たような気分に。お客さんは地元の華僑の人たちがほとんどなのですが、親子二代、三代のファミリーで訪れて寛いでいる人たちが多いのも納得の居心地の良さ。訪れてからしばらく経つと、「ただいま!」と帰りたくなるような、不思議な魅力のあるヤワラーの名店です。

Piang Ki Pochana(ピアンギー ポチャナー)
・住所:Soi Wat Kusolsamankarn, Ratchawong Rd., Bangkok
・電話:(+66)2-221-6024
・時間:11:00-19:00 ※無休

 

カオマンガイと週末限定麺は必食!1人旅でも使いやすい老舗海南食堂
Thai Heng (タイ ヘン)

赤い文字の看板が目印   著者撮影

ヤワラーから1本入っただけで、まるで別世界のような静寂に包まれている小さなソイ(小道)沿いにある海南料理の食堂。住んでいる人以外は通らないような場所にありながら、地元の人に愛され50年以上も続いている老舗のひとつです。

カオマンガイ ハイラム 40B   著者撮影

いかにも地元民、といった感じの年輩の中華系男性客が多いこの食堂で、1人客の多くがオーダーするのがカオマンガイ ハイラム。ハイラムとは海南を指すタイ語で、カオマンガイ ハイラム=海南チキンライス、ということです。

こちらのカオマンガイ、とくに大きな特徴はないのですが、ふっくらと柔らかなチキン、しっかりと風味の効いたライス、すっきりとバランスのいい味わいのタレと、どれをとっても出過ぎず、かつ丁寧な仕事が感じられる、程よい味わい。毎日食べても飽きなそうな上品な仕上がりで、中華系のおじいちゃんたちが次々とオーダーしているのも頷けるおいしさです!

カノムチン ハイラム ナーム 40B   著者撮影

カノムチン ハイラム ヘン 40B   著者撮影

そして、もうひとつここで絶対に味わっておきたいのがこのカノムチン ハイラムです。海南スタイルの麺料理なのですが、なんと金曜日と土曜日限定のレアメニュー! うどんのように見える麺はお箸で持ち上げるとプルンっと跳ね上がるような弾力がありながら、噛むとコシはなくさっくり軽やか。薄味のスープもクセがなくあっさりとしているのですが、辛いタレを少し加えるとピリッと締まり、深みが出て印象的な味わいに。タイ人には餡かけタイプのヘン(汁なし)のほうが人気だそうですが、個人的にはナーム(汁あり)が好きです。

このカノムチン ハイラム、バンコク内にもいくつか専門店がありますが、観光客が多く訪れるエリアではあまり見かけないので、ぜひこちらでお試しを!

スッキー タレー ヘン 80B   著者撮影

また、タイスキも食べておきたいメニューのひとつ。複数のグループで来ている中華系の人々は決まってタイスキの鍋を囲んでいますが、1人や2人だったらお一人さまサイズのスッキーもおすすめ。刺激が強すぎず、深い旨味を感じられるタレはヤワラーの老舗ならではの、後を引く味わい深さです。

テーブルにはタイスキ用のお鍋もセッティング。   著者撮影

1人で麺やカオマンガイを食べたり、大勢でタイスキを囲んだり。地味な店構えながらも、その日の気分で自由な楽しみ方ができる懐の深さも老舗食堂の魅力。

著者撮影

Thai Heng (タイ ヘン)
・住所:67/4, Soi Charoen Krung 14 (Yaowarat Soi8), Bangkok
・電話:(+66)2-222-6791
・時間:10:00-17:00 日曜定休
※不定休もあるので、行く前に電話で確認をするのが無難です。

観光地ならではの大型有名店もいいですが、たまには地元の人たちに何十年も愛される小さな食堂を巡って、自分だけのお気に入りを探すのも楽しいですよ。

 
(text & photo : 白石路以)

 
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