東南アジア
カルチャー

【編集部日記】’Wear the story, change the future.’ ラオスフェスティバルでの出会い

先週末、代々木公園で開催された「ラオスフェスティバル2014」に出掛けました。

そこで、出会ったもの。

 

それは、ラオスの少数民族の方々によるクラフトが並ぶ雑貨屋さん

「fabrica fabrico Laos」で見つけたこちら。

 

「不発弾ブレスレット」

DSC_0181

ラオスの土地に埋もれている不発弾を溶かしたアルミを、アップサイクルして作られているブレスレットです。

 

そう。ラオスは今もなお不発弾に苦しむ国のひとつなのです。

 

1964年から1973年の9年間に渡って繰り広げられた第二次インドシナ戦争で、ラオスは世界で一番多くの爆撃を受けた国となりました。

 

その中には、未だに不発弾としてラオスの土地に埋まっている爆弾も多くあり、全てを処理するのになんと800年もの月日がかかるとも言われています。

 

この不発弾の被害で、多くの人が命を落としたり、負傷しています。

子供達も安心して遊ぶことができないでいます。

農地としての利用も危険を伴ってしまう・・・

 

そこで、ラオス東北部のナピア村では、この不発弾を材料として村人がプロダクトを作ることになりました。

 

戦争の「負の遺産」をブレスレットや様々なプロダクトに変えることで、作り手の家を、村の発展を、不発弾の除去をサポートしています。

 

いつも身につけることができるからこそ、

そんなラオスの歴史と、人々の想いを強く感じることのできるブレスレット。

 

ひとつ購入することにしました。

 

もちろんその背景に対し非常に感じることがあったということもあるのですが、

見た目も好きだった。というのも事実。

 

アルミのほどよいマット感は、どんなスタイルにも馴染む。

例えば革製のブレスレットとも相性が良さそう。

アルミなので、非常に軽く、付け心地がいいのも高ポイント。

 

つまり、オシャレアイテムとしても魅力を感じたのです。

 

背景や込められている想いに共感し、何かを購入したとしても、それが活用されることなく、部屋でほこりを被っていたり、押し入れの奥の方にいってはもったいないな〜と私は思っています。

 

見た目が好きなブレスレットを身につけて、

ラオスについて、歴史について、村人について時々思いを巡らし、

友達に「それどこの?」な〜んて言われたら(言われなくても)

「コレ知ってる?ラオスの不発弾から作ったブレスレットなんだよ」と伝えていき・・・

 

プロダクトに込められた想いは広がり続けます。

 

まさに、お店のリーフレットにあったフレーズが全てを語っています。

「WEAR THE STORY, CHANGE THE FUTURE.」

 

素敵な言葉です。

 

このブレスレットのおかげで、なんだかほんの少しラオスと繋がりができたようで嬉しくて、ラオスへの旅心がくすぐられるのでした。

 

TRIPPING!編集部 AI

何をむ?

国名・都市名、ジャンルを選ぶと、読みたい記事を絞りこみできます

RECOMMEND COLUMN
連載コラム

RECOMMEND
COLUMN
連載コラム