台湾
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体がじんわり温まる

冬の台北で食べるならこれ!あったかおやつ3選

著者撮影

こんにちは!台湾ブロガーのコバシイケ子です。
『台湾にも冬があるのですか?』と、たまに質問を受けるのですが、もちろんあります! 昨年がそうだったように、12月でも上旬は30度近く気温があがる日もあるのですが、だいたい中旬からはしっかり冷え込み、平均気温は15度前後に。これが3月頃まで続きます。

近頃は暖房があるところもありますが、まだまだ浸透している気配はなく、日本のように室内に入ると暖かい、といった感じでもありません。大抵みな着込んで温かい食べ物で暖をとる印象です。ただ、寒い時期だからこそより美味しく感じられるものももちろんあり、この時期食べる台湾の温かいおやつは特に格別!ほっと一息つきたいときにおすすめのあったかおやつを今回はご紹介しますね!

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ふわもちのごまソース入り「来呷甜甜品」の湯圓にはまる!

来呷甜甜品外観 著者撮影

「湯圓」とは日本でいうところの白玉だんご。かき氷や豆花にトッピングしたり、寒い時期は小豆の中にいれたおしるこのような「紅豆湯」にして食べたり、年中愛されているおやつです。特に毎年冬至にはこの「湯圓」を食べるいう習慣があるので人気の湯圓のお店は一日中行列が続き、スーパーではいつでも冷凍の湯圓が売られているのでお家で茹でて食べる人も多い、それくらい身近なおやつです。

店内席のほかに外にもテーブルがある 著者撮影

さて、そんな湯圓、わたしも大好きでよく食べていますが、近頃はまっているのが北門の近くにある台湾スイーツの専門店「来呷甜甜品」の芝麻湯圓。大きめのお団子の中にはとろとろの胡麻ソースがたっぷり入っていてこれがほんとうに美味しい!他店の芝麻湯圓に比べるとお団子はふんわりもちもち、ソースはどこよりもとろりとしているように感じます。

金木犀と酒粕の香りがたまらない酒醸桂花芝麻湯圓 著者撮影

定番の小豆の湯圓「紅豆湯芝麻湯圓(70元)」のほかには、茹でピーナッツのおしるこの中に入れた「花生芝麻湯圓(75元)」や酒醸という酒粕のようなものに湯圓を入れる食べ方も湯圓の定番ですが、「酒醸桂花芝麻湯圓」はさらに金木犀のシロップを入れ香りをつけたもの。ほんのり香るお酒と金木犀の香りに癒されます。甘酒が好きな方なら抵抗なく食べられると思うのでおすすめですよ。

お餅のやわらかさとゴマのとろけ具合がたまらない! 著者撮影

来呷甜甜品

住所 台北市中正區延平南路11號
電話 (+886)2 5596 4288
時間 11:30~19:30(火休)
HP https://www.facebook.com/meetdesserts/
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冬ならではの薬膳スイーツ「萬華林建發仙草冰」の焼仙草

萬華林建發仙草外観  著者撮影

「萬華林建發仙草冰」は薬膳スイーツでもある「仙草」の専門店。仙草という植物を煮込み、それを冷やすとゼリー状になるのでそれをデザートとしていただきます。解熱・解毒作用や糖尿病や高血圧などにも良いとされていて、色は真っ黒で見た目は、まるでコーヒーゼリー。癖はそんなに感じられないのであっさりと食べられます。

真っ黒な仙草。苦みなどはありません。  著者撮影

観光名所でもある台北で最も大きなお寺「龍山寺」から徒歩圏内。この辺りは下町ムード漂う雰囲気で昔ながらのローカル色の強いお店が多く、B級グルメ好きにはたまらない名店揃いの場所。安くて美味しいものが目白押しです。

龍山寺参拝のあとのおやつタイムにもぴったり。 著者撮影

メニューは専門店だけあり、硬派に仙草のみ。そして、この時期食べておきたいのが寒い時期になると登場するホットメニューの「焼仙草(50元)」です。仙草はとろとろとしたあんかけ状になっており、冷たいゼリー状のものとは全くの別物!これはこれで本当に美味しくて、さらにこちらの焼仙草には麦、タピオカ、小豆、タロイモ団子、さつまいも団子、龍眼と6種類もの具材がすでに入っています(これで50元はお得すぎ!)。

中には6種の具材がたっぷり。ほどよい甘さでとまらない美味しさ! 著者撮影

レンゲで口にひとくち運ぶと優しい甘さがひろがり、どこか懐かしい味。いろいろな具材が入っているのでそれぞれの食感を楽しみながらすすっているとじんわり体があたたまってくるのを感じます。冬の台湾へ遊びに来たら一度は食べてみてほしい伝統の味です。

萬華林建發仙草冰

住所 台北市萬華區艋舺大道138號
電話 (+886)2 2302 9044
時間 10:00~19:00
HP https://www.facebook.com/blackjellymain/
地図 Googleマップで確認する

 

100年続く伝統の薬膳スイーツ店「苦茶之家」

繁華街にある苦茶之家 林森店 著者撮影

台北市内に何店舗かある「苦茶之家」。たまに通りがかると『そうだ、食べていこう!』と、ふらっと立ち寄るお店です。お店の写真を撮らせてもらおうと声をかけたら、『苦茶之家は100年以上続く老舗なんですよ』と教えていただきました。レトロな雰囲気がまたよくて、ずっとこのままでいてほしいなと願っているお店のひとつです。

雰囲気のある店内。老舗の風格が漂います。 著者撮影

さて、お店の看板商品は店名にもある「苦茶」。わたしはまだちょっと勇気がなくてトライしたことはないのですが、苦茶以外に白きくらげや蓮の実を使った薬膳スイーツが充実しているので主にそちらでお世話になっています(笑)。

白きくらげ、蓮の実、タロイモのバランスがたまりません 著者撮影

いつも食べるのは色んな素材がミックスになった「綜合(60元)」。白きくらげ、蓮の実、タロイモをシロップで煮たもので、夏は氷の上にトッピング、冬はホットで注文します。タロイモはぐっと甘さ強めで煮てありますがその他の素材とシロップ自体はあっさりめ。白きくらげは美肌、蓮の実はデトックスに効果がある食材と言われています。お値段もお手頃で罪悪感なく食べられる薬膳スイーツ。こういうものがすぐに食べられるのまた台湾の魅力のひとつですよね。

苦茶之家 林森店

住所 台北市中山區林森北路263之3號
電話 (+886)2 2531 2157
時間 11:00~23:50
HP http://www.coteahouse.com.tw
地図 Googleマップで確認する

 
(text & photo : コバシイケ子)

 



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