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メニューは1種類!創業60年の牛カルビ店

ドラム缶焼肉の「延南ソ食堂」で骨付牛カルビを食べよう

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「延南ソ食堂(ヨンナムソシッタン/연남서식당)」は1953年に新村に創業し、60年以上の歴史を持つ牛カルビの焼肉専門店。ドラム缶の上でお肉を焼く立ち食いスタイルが特徴の人気店だ。

休戦後の食べ物が少なかった時代、労働者のお腹を満たしたのが「延南ソ食堂」の立ち食いカルビの始まり。創業者イ・ソンチルさん(現在の代表)が当時の労働者たちが短時間で肉を焼いて食べる姿を見て、椅子を無くし立って食べるスタイルにしたんだとか。

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ドラム缶を囲んで骨付牛カルビを食べる楽しさ

「延南ソ食堂」は大通りから一本入った路地に佇んでいる。

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歴史を感じる建物からは、肉を焼く煙とともに肉の香りが辺りに漂う。店内を覗くと、老若男女が黙々とドラム缶の上で肉を焼いている光景を目にする。

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お店に入るや否や人数を尋ねられ、空いているドラム缶に通され、すぐに人数分の骨付牛カルビが運ばれてくる。何ともスピーディーな展開だ。

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メニューは「骨付き牛カルビ」(1人分150g)のみ! 肉の産地は韓国産に加え、オーストラリア産やアメリカ産の肉を使用している。肉本来の味を活かすため、毎朝冷凍ではなく新鮮な冷蔵のカルビを熟成期間なしで当日特製の醤油ソースで味付けをして提供。値段は、15,000W。

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店員の方が大きな骨付の肉を焼いてくれて、ハサミでカットまでしてくれるのが嬉しい。(自らやりたい場合にはお店の方にお伝えすればOK)

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カルビの下味には韓国らしく甘みを感じるものの、濃すぎず食べやすい。噛みごたえは充分あるものの決して硬くはなく、身の柔らかさと骨周りらしい脂の乗りを両方味わえるのが特徴だ。

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つけダレは胡麻とネギが散りばめられていて、ニンニクが効いている。タレは甘みが強いので、べったり付けないほうが良いだろう。

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青唐辛子は良い“味チェン”になるものの、時折激辛な青唐が潜んでいるので、注意が必要。

 

キムチやライスはコンビニで購入して持ち込むスタイル

焼肉といったら、「ライス」と「キムチ」。特に韓国ではほとんどの韓国料理店でキムチはサービスとして出されるが、この店は違う。メニューには存在しない。外からの持ち込みをOKとしているお店なのだ。よって、予め準備しておくことを強くおすすめする。

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コンビニのキムチは比較的熟成されているものが多く、逆にその酸味が爽やかに感じ、焼肉の合間に良い清涼感を与えてくれる。
お酒や焼酎などのアルコールは店内の冷蔵庫から自ら取ってくるスタイルであり、後で自ら申告して会計時にまとめて精算。

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今回、15時前後に伺ったため、席も多く空きがあったが、18時頃には売り切れることも多いようなので早めの訪問がおすすめ。韓国旅行のスタートに、そして最終日にドラム缶を囲んで旅の思い出を語りながら肉を頬張るのもよし。一度訪れてみてはいかがだろうか。

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初回投稿日:2018年6月8日
情報更新日:2020年7月30日(情報追加更新)

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