台湾
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体の芯から温まる

この時期おすすめ! 冬の台湾で食べておきたい火鍋店3選

著者撮影

台湾では火鍋は年中食べるものなので、基本一年中食べられますが、やはり気温の下がるこの時期は店の混み具合が違います。人気店では数週間前から予約が必須。直前だと夜遅くしか空いていないなどということも。当日飛び込みで行く場合も基本待つ覚悟が必要です。なので、行きたいお店がある場合は早めの予約がおすすめですよ。

ちなみに台湾では鍋全般を「火鍋」といい、そこから辛さを楽しむ「麻辣火鍋」や「酸菜白肉鍋」「しゃぶしゃぶ」などと種類が枝分かれしていく感じです。わたしももちろん火鍋は大好物!一人鍋からみんなで食べる鍋までかなりの頻度で食べています。

今回はそんな中からお気に入りの火鍋店を3つセレクト。ぜひお店選びの参考になさってください!

フレッシュな山椒の香りがたまらない! 青花驕麻辣火鍋


青花驕麻辣火鍋外観 著者撮影

「青花驕麻辣火鍋」は今一番お気に入りの火鍋店。MRT中山駅からすぐという好立地。大きな道路沿いに面しているのでとてもわかりやすい場所にあります。昨年オープンしたばかりなのでお店はまだぴかぴか。オリエンタルな雰囲気の店内デザインも素敵です。


モダンなインテリアの店内 著者撮影

こちらのお店の基本スープは店名と同じ名前の辛い鍋「青花驕麻辣火鍋」と酸味のある白菜の漬物と豚肉の鍋「酸菜白肉鍋」の2種類ですが「青花驕麻辣火鍋」はマストオーダーで!


フレッシュな九葉青花椒。爽やかな香りが広がります 著者撮影

この鍋の最大の特徴は冷蔵にて産地より直送した質の高い中国重慶江津のフレッシュな九葉青花椒を鍋にたっぷりと投入すること。もともと花椒の風味が好きというのもあるのですがフレッシュな青花椒の香りのよさはやはり格別。


鴛鴦鍋にすると青花驕麻辣火鍋と酸菜白肉鍋のふたつの味が楽しめます 著者撮影

一口スープを口にするたびにぴりっと感と鼻に抜ける爽やかさを感じ、これまでに食べてきた麻辣スープの味とはまた一味違ったオリジナルの風味にやみつきです。

青花驕麻辣火鍋

住所 10491台北市中山區中山北路一段137號
電話番号 (+886)2-2511-1097
営業時間 11:30~1:00
HP http://www.chinhuajiao.com
地図 GoogleMapで確認する

 

人気の観光スポット永康街「東門餃子館」で食べる酸菜白肉鍋


人気観光地永康街エリアにある「東門餃子館」 著者撮影

辛いものが苦手な方におすすめしたいのは酸菜白肉鍋。酸味のある白菜の漬物と豚肉の鍋なのですがこのコンボは本当に最強。発酵食品×ビタミンB1たっぷりの豚肉はただ温まるだけでなく疲労回復や美容にも効果あり。女子旅で友達がやってきた時にはやっぱりこの美味しさを味わってほしいので食事プランに組み込むことも多いおすすめ鍋です。


酸菜白肉鍋はこの独特の鍋が特徴 著者撮影

この2つの食材以外にもあらかじめ鍋には干しエビやお豆腐などなど旨味素材がたっぷり入って煮込まれているので、周りでもこの鍋が好きではないという人はあまり聞いたことがありません。


すでにたっぷりの具材が入っている状態で提供される 著者撮影

台湾で酸菜白肉鍋の有名店といえば「圍爐」と「長白小館」ですが、人気の観光スポット永康街にある「東門餃子館」も実は本格的な酸菜白肉鍋をいただける穴場。専用の鍋は2人用のミニサイズからあるので、少人数の旅でも楽しめるがうれしいところ。


餃子も絶品!焼き餃子と水餃子のダブルオーダーもおすすめ! 著者撮影

そしてなんといってもサイドメニューの餃子も専門店だけあってかなり美味!餃子に鍋に台湾ビールにと美味しいものを一気に堪能できますよ!

東門餃子館

住所 台北市大安區金山南路二段31巷37號
電話番号 (+886)2-2341-1685
営業時間 11:00~15:00、17:00~21:30
HP http://www.dongmen.com.tw
地図 GoogleMapで確認する

 

ローカル火鍋を味わえる冬の風物詩「薑母鴨」


鴨味仔紅面薑母鴨 松江店は商売繁盛のお寺「行天宮」の近くにある 著者撮影

冬になると特に食べたくなるのが「薑母鴨」。ダックの鍋なのですが、ゴマ油でたっぷりの生姜と素材を炒めてから鍋にするので、薬膳っぽさも感じられる独特の味わい。食べていると体がぽかぽかかなり温まります。ほとんどの薑母鴨のお店は8月から3月頃までの営業で4月〜7月はクローズという季節限定営業というのも特徴です。

雰囲気はかなりローカルで日本語はほぼ通じません。雰囲気も味もディープさが若干濃厚なので、特に色々食べ尽くした台湾リピーターの方におすすめしたいお店です。


壺のような鍋で提供される「薑母鴨」。炭火で煮込む 著者撮影

鍋を注文するとあらかじめぶつ切りになったお肉が入っていますので、あとは野菜やきのこ、内蔵系など好みの具材を追加注文。腐乳などで作った調味料が置いてあるのでそれをつけながらいただきます。そのほかには素麺をごま油で和えた「麺線」もこの鍋を食べるときには注文したい一品です。日本では味わったことのない味付けの麺はお酒のあてにもぴったりですよ。


そうめんのような麺線はとまらないおいしさ! 著者撮影

鍋は炭火でどんどん煮込むので火の調節はできない分、最後に煮詰まり濃厚になってきたスープの味やとことん煮込まれたお肉はいい塩梅にほろほろ。そのあたりのクライマックスの状態が最高に美味なのです。台湾の冬は湿度が高いので意外と芯から冷える日も多く、そんな日にはまっさきに浮かぶ鍋です。

鴨味仔紅面薑母鴨 松江店

住所 台北市中山區松江路441號
電話番号 (+886)2-2502-7056
営業時間 17:30~0:00
HP https://www.facebook.com/鴨味仔紅面薑母鴨-松江店-422126011226285/
地図 GoogleMapで確認する

 
(text & photo : コバシイケ子)

 



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