台湾
グルメ
短時間で夜市の雰囲気が楽しめる!

コンパクトな夜市「師大夜市」のおすすめフード3選

著者撮影

小規模なものから巨大な観光夜市まで連日いたるところで開催されている夜市。屋台がずらりとならび、深夜まで食事やショッピングが楽しめます。活気ある「元気な台湾」を一番感じられる場所でもあり、屋台で買った食べ物を食べ歩きしながら、ぶらぶら歩いているだけで、異国情緒たっぷりの非日常を味わえます。

今回は非常にコンパクトながら、だからこそ短時間でぎゅっと夜市の雰囲気が楽しめる「師大夜市」のお気に入りをご紹介します。MRT台電大樓駅から師範大学までを結ぶ「師大路」を中心に広がる夜市なのですが、学生街なので飲食店のほかにはファッション系のショップが多く、時には大人女子でも使えるような掘り出し物も。そんなプチプラショッピングも合わせて楽しめますよ!



著者撮影
著者撮影

揚げたての唐揚げをぱくつきながら夜市を歩こう!
「師園鹽酥雞」

師園鹽酥雞外観。店内でいただくこともできます。 著者撮影

師大夜市のお気に入りのお店その1は揚げたて唐揚げの専門店「師園鹽酥雞」。店頭にはずらりと色んな種類の素材が並び、好きなものをかごに入れてお会計。そうするとその場で揚げて渡してくれます。

ずらりと並ぶ食材。ぜひ色んな食材にチャレンジを! 著者撮影

台湾バジルとニンニクを一緒に揚げ、好みで辛いスパイスをかけてくれるのでまさにビールが欲しくなる味!台湾人のみなさんはあまりやっていませんが夜市のなかにはコンビニもあり。台湾ビールを片手にぱくつきながら歩くのもやはり気分が高まります。

この日はイカ、エリンギ、豬血糕というもち米を豚の血で蒸したもの。クセがなく揚げるとまた美味しい! 著者撮影

注文のポイントはかごに入れるときは食べたい素材をひとつ入れるだけでOK。お店の人が適量に調整して揚げてくれます。また、値段をしっかり確認して注文したい時には、レジの前にオーダーシートがあるので、購入したいものに数量を入れて渡せば同じようにオーダーすることができますよ。

オーダーシートを利用の際はこちらに数量を書き込んで渡します。 著者撮影

レシートに番号が書かれており、出来上がったら呼ばれるシステムですが中国語での対応です。揚げ時間は早くて5分くらい、混雑時はそれ以上かかりますので、言葉がわからないときは周りの様子を見ながら店員さんに確認してもらうとよいでしょう。

師園鹽酥雞

住所 台北市大安區師大路39巷14號
電話 (+886)2-2363-3999
時間 12:00~24:30
HP https://www.facebook.com/ShiYun23633999

 

気軽に好きな数だけ注文できる一口サイズの焼小籠包
「許記生煎包」

許記生煎包では店頭で作っているところが見られます。 著者撮影

師大夜市のお気に入りその2は揚げ焼きした小籠包が気軽に楽しめる「許記生煎包」。先ほどご紹介した「師園鹽酥雞」とはお隣同士。とても小さなお店ですが、店頭では数人の店員さんがてきぱきと生煎包を包む様子がみられます。

大きな鉄板で焼き上げます。 著者撮影

こちらのお店は1984年創業。30年以上この場所でオーナーこだわりの味を守り続けています。一口かじるとしっかりと肉汁があふれてくる生煎包は上海湯包と焼き肉まんのような水煎包を改良して生まれたものなのだとか。しっかりとした、でも食べやすい味付けで気軽に焼き立てを食べられる幸せを思わず感じずにはいられない幸福の屋台フードです。お値段は1個10元、5個で40元、12個だと箱入り90元とかなりお得に購入できます。

「師園鹽酥雞」とは隣同士。さらに少し左側へ行くと、次にご紹介する「燈籠滷味」が。名店揃いのストリートです。 著者撮影

許記生煎包

住所 台北市大安區師大路39巷12號
電話 (+886)910-083-685
時間 15:30~23:00
HP http://hsu-ji.com/

 

一度食べたら病みつきに!漢方スープの絶品煮込み
「燈籠滷味」

麺、野菜、練り物などが並ぶ燈籠滷味。かごに好きな食材を。 著者撮影

「燈籠滷味」を見つけるのは簡単です。なぜなら常に人だかりができているから。それだけ人気のほどが伺えるお店で師大夜市の代名詞ともいえるお店です。「滷味」というのは食材を漢方系の煮汁で煮込む料理。よって店によって味がさまざまで、この煮汁が味の決め手です。

お会計時に番号を告げられ、出来上がり直前に調理担当のおじさんに呼ばれます。そこで店内か持ち帰りか、辛くするかどうかを聞かれます。 著者撮影

煮込むといっても短時間で仕上げるのでみんなファーストフード感覚で食べているなーというのが所感。常時70~80種類並ぶ素材は野菜の種類も豊富なので、選び方によっては野菜もたっぷりとれ、15種類ほどの生薬をオリジナルでブレンドしているという煮汁は漢方なだけに体にもよさそう。また、油も使っていないのでヘルシーと、一度食べるとその魅力がよくわかります。

出来上がり。この日はキャベツ、ホルモン、マコモダケ、百貢豆腐の4種で115元。 著者撮影

注文方法はこのスタイルのお店の定番、かごに食材を入れるそしてお店の人に渡すスタイルです。ぐつぐつと煮こんだ後はタレとネギと高菜をからめて完成。さすがに食べ歩きはできないので、お持ち帰り、または地下に席があるのでそちらでいただきます。店内利用の場合は1ドリンクオーダーが必要。

4~5種類くらいの食材を選んで大体お値段は150元前後。よくばって取りすぎるとすごい量になってしまうのでそこだけはどうぞご注意ください!

燈籠滷味 創始総店

住所 台北市大安區師大路43號
電話 (+886)2-2365-7172
時間 11:30~25:00
HP https://www.lanternfood.com/

 
(text & photo : コバシイケ子)

何をむ?

国名・都市名、ジャンルを選ぶと、読みたい記事を絞りこみできます