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日本にいながら台湾旅気分♪

お取り寄せ&見かけたら買い!注目の台湾フルーツ3選

著者撮影

こんにちは!台湾ブロガーのコバシイケ子です。
フルーツ王国の台湾。年中色々なフルーツが旬をむかえ、どの季節でもリーズナブルに美味しいフルーツを食べられるのが魅力です。

私は日本にいると普段そこまでフルーツは食べないのですが、台湾に行くとあちこちでカットフルーツを販売しているので気軽に食べられることもあり、明らかにフルーツを食べる回数が増えます。あと、日本で馴染みのないフルーツも多く見かけるので、好奇心からあれこれチャレンジすることも。

暑い日は水分補給にもなるし、なにより美味しいので「台湾フルーツ」と聞くだけで胸がときめくようになりました(笑)。

日本でも台湾から輸入するフルーツ量が増え、昨年は台湾パイナップルが大きな話題になりましたよね。今年もすでに店頭に並び始めているのを目撃。甘くて芯まで食べられる台湾パイナップル。カットの仕方や食べ方は昨年このコラムにも書いたのでよければご覧ください。

前置きが長くなりましたが、日本で食べられる台湾フルーツはパイナップルの他にもまだまだあります。これから旬を迎えるあのフルーツなど、今回はぜひとも押さえておきたい台湾フルーツをご紹介します!

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一度食べると絶対ハマるフレッシュライチ


昨年お取り寄せしたドラゴンライチ 著者撮影

台湾に行けなくなり2年も経ってしまいましたが、毎年どうしてもこれだけは必ず食べなければ気が済まない! というのが「ライチ」。ちょうど今頃から予約がはじまるのですが、台湾から個人輸入ができ、大体6月頃に日本へ到着します。

台湾でも毎年、5月頃から店頭に並び始め、食べられる期間は1ヵ月ほど。瞬く間に旬が終わってしまうので、このタイミングを逃すわけにはいきません。

皮を剝いたとたんに水分が弾け、ぷるぷるもちもちの食感と何とも言えない甘いエキゾチックな香り。冷凍ものとは全く違う美味しさに、はじめて食べたときは本当に感動しました。ただ、チョコレートのように身体に熱を溜め込む食材のため、1日に多くても10個程度が適量。食べすぎないよう気を付けています。


プリプリで皮を剥いたとたん水分が弾けます 著者撮影

種類も色々あり、「玉荷包ライチ」、「黒葉ライチ」、通称もちもちライチと言われる「糯米ライチ」が日本でも手に入る台湾のライチです。私のお気に入りは肉厚でジューシーな「玉荷包」。最初に出始めるライチで、ごつごつと少し緑がかった皮と種が小さく可食部分が多いのが特徴です。ドラゴンライチとも呼ばれています。

日本へ輸出されるものは検疫の関係で熱殺菌するため、台湾で販売しているものよりも皮が赤くなってしまうのですが、美味しさは変わらず。まだ冷凍しか食べたことのない方には全力でおすすめしたいフルーツです。

 

愛文マンゴーで贅沢気分


市場に並ぶ愛文マンゴー 著者撮影

こちらもライチ同様、各所で予約受付がはじまっているのですが、台湾を代表するフルーツ「マンゴー」はやはり外せません。現地での旬は5月~7月頃まで。個人輸入の場合は、7月初めに届くところが多いようです。

私はいつもマンゴーシーズンの到来を台北にあるマンゴーかき氷屋さん「冰讃(ビンザン)」の開店で知るのですが、大体毎年4月下旬に開店し、10月頃に一旦お店を閉めていますので、現地だと10月頃まではぎりぎり食べられるかなといった感じ。

台湾から輸出されているのは台南で栽培されたアップルマンゴーとも呼ばれる「愛文マンゴー」。握りこぶしよりもひと回り大きいくらいで、黄色とオレンジのグラデーションが美しい。甘く濃厚でジューシー。酸味は控えめで、口当たりもとろんとまろやか。切る前からすでにトロピカルな甘い香りが漂ってきます。


マンゴーといえばやっぱりこの「花咲カット」。簡単です 著者撮影

日本で個人輸入する場合は3玉、2.5㎏(6玉前後)、5㎏(10玉前後)と小さな単位からでも購入出来ますが、やはりたっぷり入っている方が1玉当たりの単価は安くなるので、何人かでまとめてオーダーするのもあり。台湾に住んでいる日本人の方も家族やお世話になっている日本の方へマンゴーを直送するのは定番のギフト。あちこちで「もう予約した?」の声が聞こえてきます。

5㎏で1万円前後(送料込み)と決して安くはありませんが、日本向けの厳選されたクオリティーが高いものが届くので、夏のちょっとしたプチ贅沢として楽しむのもおすすめです。

真ん中に平らで大きな種が入っているので、それを削ぐように3枚にカットし、皮を切らないよう、さいの目状に切り込みを入れたら、皮の部分から突き上げるように押し出すと、写真映えもする「花咲カット」が完成します。

 

話題の「フローズン釈迦頭」を食べてみよう


フローズン釈迦頭。半解凍で冷たいデザートとして 著者撮影

見た目のインパクトが大きいフルーツといえば「釈迦頭(バンレイシ)」。本当にお釈迦様の頭のようですよね。台湾では7月頃から市場に出回りますが、最盛期が11月~2月ということもあり、冬によく見かけるイメージです。台東が名産地で台東土産に美味しい釈迦頭をいただいたこともありました。

割ってスプーンで食べたり、ぼこぼこした部分をひとつずつ剥がしながら食べたりするのですが、中は白く、柔らかくねっとりクリーミーな口当たり。ほんのり酸味もあるけれど、糖度が高いのでとても甘みが強く、こちらも非常にファンが多いフルーツです。

日本でも数年前から冷凍釈迦頭の輸入が始まり、主に通販で購入出来ていたのですが、昨年秋、そう、台湾パイナップルと同じ理由で中国が台湾から釈迦頭とレンブの輸入を停止したとのニュースが話題になったので、台湾釈迦頭の名を耳にした方は多いかもしれません。


市場で試食をすすめられたフレッシュの釈迦頭。スイートな甘さ! 著者撮影

釈迦頭はデリケートなこともあり、生の状態だと長期保存や輸送が難しいため、やはり日本では今後も冷凍釈迦頭の販売となるようですが、台湾側も日本への輸出を強化するようなので、この先、フローズン釈迦頭を見る機会が増えるかもしれません。

さらには、釈迦頭よりもさっぱりとした甘さでパイナップルの香りがすると言われている「パイナップル釈迦(アテモヤ)」も冷凍技術の新開発に成功したとのことで、先日、フローズンアテモヤが日本への初出荷を行ないました。こちらも非常に楽しみです。

実は私は生で食べるよりもフローズンにした釈迦頭の方が好み。半解凍にしたところをスプーンですくっていただくのですが、これがなんとも美味しいのです。釈迦頭を「森のアイスクリーム」とよく表現していますが、まさにその表現がぴったり。

ぜひ多くの方に台湾の釈迦頭を味わってみてほしいです!

 
(text & photo : コバシイケ子)

【連載】イケ子の台湾あれこれ3選



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