台湾クラフトビール「SUNMAI」の楽しみ方3選

SUNMAIのハニーラガーがオンラインで買える！

著者撮影

SUNMAIは台湾発祥のクラフトビールブランド。2004年に「金色三麥」という名ででドイツ式醸造で作られた小麦・黒麦・琥珀の3種類のクラフトビールを製造するところからスタートしました。その後、ビールの発展とともに、直営のビアレストラン「金色三麥」を台湾各地に展開。台湾におけるクラフトビール文化を牽引してきた存在です。

2016年にブランド名を「SUNMAI」へとリニューアル。オシャレなラベルデザインや次々と生み出される新しいフレーバー、コンビニやスーパーでも買える気軽さなど、ここ数年でSUNMAIのクラフトビールは台湾のあちこちで見かけるようになりました。

わたしも、台北にお気に入りのSUNMAI直営のバーがあったので（現在は閉店）、よくそこでとっておきの1杯を楽しんでいました。なので、時折無性に飲みたくなるのですが、なんとこのSUNMAIいつの間にか、日本へ進出し公式ECストアほかAmazonなどのオンラインでも購入ができるようになっていました！

現在日本で購入できる定番の商品は
・ハニーラガー
・ハニーレモンラガー
・ダークハニーエル

の3種。このほかにこまめにサイトをチェックしておくと、季節の商品が入荷したり、期限が近いものがセールになっていることも。過去にはパッションフルーツ風味やコーヒー、胡椒などのスパイスが原料のものなども発売されていました。現地に行かないとこういった限定ものなどは楽しめないと思っていたので、サイトを見ているだけでもワクワクします。

ハニーラガー 600円（税込） 著者撮影

さて、SUNMAIを代表する「ハニーラガー」。このビールは2004年のWBC世界チャンピオンを獲得するなど、数々の賞を受賞した、台湾が世界に誇る、非常にスペシャルなビール。SUNMAIを知るにはハニービールはやはり外せません。

1年に28日間しか採取することのできない貴重な「龍眼蜂蜜」を贅沢に使用し、一口飲むと濃厚で華やかな蜂蜜の風味が広がります。甘すぎず、苦みも控えめ、そしてほんのりフルーティな香りはビールがあまり得意ではない方にもおすすめしたい味わいです。

ハニーレモンラガー　600円（税込） 著者撮影

ハニーレモンラガーはハニーラガーに爽やかなレモンの風味が加わり、ごくごく飲める、まさにいまの季節にピッタリのフレーバー。もっとビールらしい苦みを楽しみたい方には黒ビールのダークハニーエールなら、存在感のある、しっとりとした大人の風味が楽しめます。

ダークハニーエル　600円（税込） 著者撮影

実店舗では、以前このコラムでもご紹介した大阪の神農生活や東京だと浅草酒造などで取り扱っています。

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お店で楽しむ！

この日楽しんだSUNMAIストーンフルーツウィット。白桃とあんずを使用したホワイトエール 著者撮影

台湾を代表するクラフトビールブランド「SUNMAI」。瓶で気軽に購入出来るようになっただけでも嬉しいのに、なんとタップビールが楽しめるお店もありました。

ずらりと並ぶタップ 著者撮影

東京を中心に店舗を展開する「CRAFT BEER Market」では国内外のビールを楽しめるのですが、以前たまたま訪れた「神田店」にて、SUNMAIのビールを発見！ランチメニューのボロネーゼがとても美味しそうだったので吸い寄せられるように入ってみたのがきっかけなのですが、まさかのSUNMAIとの出会いに、思わずテンションが上がってしまいました。

店内。昼はランチも楽しめる。BIGOLIの絶品ボロネーゼが食べられます 著者撮影

しかもビールの値段もリーズナブルで、グラス500円！入荷しているビールの種類は日によって変動しますが、伺った日はSUNMAIだけでも数種類あり、とても幸せなひとときを過ごしました。

現在は8月中旬ごろまでお店は休業となっているのですが、再開した際にはまた訪れ、改めて色々飲み比べをするのがいまの小さな野望です。

CRAFT BEER Marketの公式HPでは各店舗のビールリストが毎日更新されているので、チェックの上ぜひ美味しいSUNMAIを楽しんでみてくださいね。

CRAFT BEER Market 神田店

台湾で楽しむ！

写真提供：UMAMI　微風南山店

そして！渡航が再開したらもちろん台湾でも楽しみましょう。
現在、SUNMAIの直営ビアレストランは台湾北部に９店舗、中部に2店舗、南部に2店舗を展開。どこも広々としたお洒落な店内で美味しい料理とともにSUNMAIのビールが楽しめます。

写真提供：UMAMI　微風南山店

なかでもわたしが注目している店舗は台北信義区にある「微風南山」という複合商業施設7階にある「UMAMI　微風南山店」。他のレストランの店名はすべて「金色三麥」で統一されていますが、このお店だけ名前が違います。

「UMAMI」という言葉はそう、日本語の「うま味」が由来。お店のオープンは2019年1月。金色三麥の最新店舗です。

写真提供：UMAMI　微風南山店

特徴はなんといってもラグジュアリーな店内。シックなブルーとゴールドを基調としたインテリアが大人の雰囲気。天井が非常に高いので開放感もあります。窓からは隣接する台北101、夜はライトアップされた信義の都会的で煌びやかな様子が楽しめるのも魅力。

料理はステーキをはじめとした肉料理やパスタ、新鮮な海鮮を使用した鍋料理もおすすめメニューのひとつで、年中鍋を楽しめるのもまた台湾らしいなと思います。クラフトビールで作るお洒落なカクテルや台湾フルーツを使用したノンアルコールのカクテルなども揃っているので、ビール好きな仲間ともに女子旅や大人旅で訪れると、特別なひと時を過ごせるのではないでしょうか。

UMAMI金色三麥

 
(text & photo : コバシイケ子)

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