台湾
グルメ
やみつきになる美味しさ

台北で食べる! 蒸したてふかふか絶品包子3選

著者撮影

蒸篭をあけるともくもくとした湯気とともに現れる真っ白な包子。見た目通りのふっかふかなお饅頭の中にはお肉や野菜などたっぷりの具材。はふはふとかじりつく瞬間はまさに至福のひとときです。
台湾では包子の種類も豊富で、お食事系のものから餡やタロイモがはいったおやつ系、何も具材が入らないものも白饅頭はじめ、黒糖、チーズ、ドライフルーツ入りなどお店それぞれに豊富な種類が揃います。

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しっかりと大きさもあるのでひとつ食べるだけで結構満腹になりますが、店頭で作られている出来たてのものをみかけるとついつい買ってしまいたくなる魅惑のフード、それが包子!そのままぱくつきながら街を歩くのもまた楽しいんですよね。今回はぜひ台北に行ったら食べてほしい絶品野菜まん、肉まん、それから角煮を包んで食べる刈包のお店をご紹介。どこもやみつきになるおいしさです!

 

野菜のうまみがぎゅっとつまった特大包子!


極品光復素食包子。店頭で作業する様子がみられる 著者撮影

「極品光復素食包子」のある光復市場は台北101やメモリアルホールである国父記念館からも近く、都会的なエリアですが、この辺りはローカルな雰囲気が味わえ、この市場も早朝は果物や野菜などを売るお店が並び、大変活気があります。


見るからにたっぷりの野菜! 著者撮影

「極品光復素食包子」はベジタリアン包子の専門店。近づいてくると蒸したお饅頭の香りがふんわり漂ってきますよ。店頭ではお母さんたちが手際よくたっぷりの野菜を包んでいる様子がみられるのでついついそのプロフェッショナルな姿にいつも見入ってしまいます。


雪裡紅包(25元)。なんともいい味なのです 著者撮影

お店の看板商品は「雪裡紅包」。こぶしよりも多いのではと思われるビックサイズの包子のなかには細かく刻まれたからし菜がたっぷり。シャキシャキとした野菜の食感と味付けもしっかり目なので、ぱくぱくと食べ進んでしまいます。生地の味も美味!


高麗菜包(25元)。蒸してもシャキシャキ食感は健在! 著者撮影

そのほかにはキャベツたっぷりの「高麗菜包」もおすすめ。お値段はいずれもひとつ25元(約90円)。お店では豆乳も販売しているので合わせれば栄養バランスもばっちり。まさに朝ごはんにぴったりなお手軽フードです。


市場を抜けて国父記念館側へ行くとこのように座れるスペースが 著者撮影

極品光復素食包子

住所 台北市信義區光復南路419巷95號
電話番号 (+886)2-8780-1949
時間 6:00~13:00(月曜休み)
HP https://vegetarian-restaurant-523.business.site/
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迪化街散策のおともにぴったり!


店頭の風景。四神湯という薬膳スープも看板商品。イートインスペースもあり 著者撮影

「妙口四神湯、肉包専売店」がある場所はおなじみの観光地「迪化街」。迪化街のお店が続くストリートのちょうど中間あたり、民生西路との交差点にある屋台です。


蒸篭をあけるとビックサイズの肉包が! 著者撮影

こちらは街の人々からも愛される人気店。いつも人だかりが出来ていて、休日などは早々に包子が売り切れてしまうことも。


生地の中にはたっぷりのお肉 著者撮影

種類はお肉が入った肉包のみ。お値段はなんとひとつ20元(約70円)!注文すると蒸篭から蒸したてを取り出してくれるのですが、これまたビックサイズの肉まんがたっぷり入った蒸篭のビジュアルにいつもうっとりしてしまいます(笑)。少し甘めの生地とお肉の旨味をしっかりと感じられる肉包。そのままぱくつきながら迪化街散策を楽しみましょう!

妙口四神湯、肉包専売店

住所 台北市大同區民生西路388號
電話番号 (+886)970-135-007
時間 12:00~17:00(月曜休み)
HP https://deli-6387.business.site/
地図 GoogleMapで確認する

 

これぞ台湾の味!ふんわり包子が角煮を包み込む「刈包」


藍家割包の店頭 著者撮影

MTR公館駅は台湾大学があることから、周辺も安くて美味しいグルメが勢ぞろい。学生街としての顔も見せます。特に駅前の大きな通りの後ろには所狭しと小さなお店が立ち並び、まさにグルメストリート。この「藍家割包」も、もっとも賑わいを見せる裏路地の十字路にお店があります。
向かいにはタピオカミルクの有名店「陳三鼎」もあるので、とにかくここはいつも人だかり。お店の前はお持ち帰りと店内用に列が分かれていますので、お持ち帰りの場合は店頭の屋台の前に続く列に並びましょう。


みるからにふかふかの刈包 著者撮影

刈包(グアバオ/割包ともいいます)は楕円状の蒸しパンに角煮などをはさんで食べる台湾式ハンバーガー。藍家割包ではほぐした角煮をはさんでくれて、しかもお肉が脂身多め(肥肉)、少なめ(痩肉)、そしてそれらのミックス(綜合)が選べるのがうれしいところ。そのほかには高菜、パクチー、お砂糖が混ざったピーナッツの粉がたっぷり。個性的な素材の組み合わせで、食べるまではわたしも想像がつきませんでしたが、一口食べると甘さとしょっぱさのバランスが絶妙で、一瞬でとりこになりました。


角煮、高菜、ピーナッツの粉、パクチーのバランスが見事! 著者撮影

さらに蒸したてのふかふか包子がこれらの素材をふんわり包み込むことで完璧な美味しさを作り出しています。
お値段はひとつ60元(約210円)。「ハンバーガーを食べるなら藍家割包を食べたほうがいい」はわたしの口癖(笑)。公館付近に来た際にはぜひ味わってほしい絶品台湾フードです。

藍家割包

住所 台北市中正區羅斯福路三段316巷8弄3號
電話番号 (+886)2-2368-2060
時間 11:00~0:00(月曜休み)
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(text & photo : コバシイケ子)

 



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