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夏の暑さが吹っ飛ぶ

台北・龍山寺周辺で食べる、おすすめ冷たいスイーツ3選

著者撮影

台北でいちばん大きなお寺「龍山寺」。豪華絢爛な建物と多くの神様が祀られていることから連日、国内外からたくさんの参拝客が訪れます。周辺は下町の雰囲気が漂い、昔ながらの老舗や観光夜市などもあるのでグルメスポットとしてもおすすめの街。わたしも訪れると必ずいくつかのB級グルメと台湾スイーツのお店をはしごします。


龍山寺入口。MRT板南線龍山寺駅をでてすぐ   著者撮影

今回はそんなお気に入りの台湾スイーツのお店からおすすめの冷たいスイーツを3つ選んでみました。6月の台湾は完全に夏!龍山寺の参拝後、冷たく甘い台湾スイーツ休憩でほっと一息ついてみませんか?


 

豆たっぷりの「八寶冰」は一度食べたらハマる味!


たっぷりの氷に手際よく盛りつけられた「八寶冰」 著者撮影

地味だけれどどこか心惹かれるこのビジュアル。こちらは1920 年創業の老舗、龍都冰菓専業家の看板商品「八寶冰」。「寶」は日本語にすると「宝」のこと。

名前の通り、氷の上に8つのお宝がたっぷりのったかき氷です。小豆、緑豆、花豆、ピーナッツ、タロイモに白玉とわらび餅のようなモチモチ系のものが2種。お値段はひとつ70元(約250円)。トッピングはどれも甘すぎないので、むしろ練乳を追加してもいいのでは、と思うくらいに見た目よりもあっさりとどんどん食べ進められますよ。


8種のトッピングはどれも甘すぎず絶妙なバランス! 著者撮影

そのほか、70元で好きなトッピングを4種選んでオリジナルのかき氷を作ってもらったり、カウンターに並べられたフルーツで作るフレッシュジュースもおすすめ。どれもこれもリーズナブルに楽しめるので常にお客さんがひっきりなしに訪れる、まさに地元の人気店。


龍都冰菓専業家外観 著者撮影

お店のある「廣州街」は夕方ごろから屋台が並び、夜には「廣州街夜市」として活気のある雰囲気に。営業時間も長いのでいつでもふらりと訪れることのできるお店です。

龍都冰菓専業家

住所 台北市萬華區廣州街168號
電話番号 (+886)2-2308-3223
時間 11:30~1:00
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深夜まで営業のフルーツ店で食べる100元マンゴーかき氷


アーケード内にある華西街珍果外観 著者撮影

龍都冰菓専業家のある廣州街をさらに進むと右手に現れる「華西街観光夜市」の煌びやかなアーケード。華西街珍果はアーケードを進んだ先、「桂林路」の手前にあるレトロな雰囲気が魅力のフルーツ屋さん。店頭の冷蔵ケースにびっしりとまるでアートのように並べられたフルーツが印象的です。


つい見入ってしまう冷蔵ケースはまるでアート 著者撮影

開店時間は14時からと遅めスタートで深夜まで営業しているがこの店の特徴。台南や高雄など南部ではこのように深夜まで営業するフルーツ店で家族や友達同士で食後のフルーツを食べる光景がよくみられますが、台北では珍しく、そんな楽しみ方ができるお店といえばやはりここ。注文が入ると手際よくカットしてくれるカットフルーツやレトロなグラスで提供されるフルーツジュース、砂糖と生姜が入った醤油ダレでいただく南部風のカットトマトは人気商品。どのメニューも魅力的ですが、この季節のおすすめはなんといってもマンゴーかき氷!


カットしたての新鮮マンゴーかき氷。鮮やか! 著者撮影

削った氷にカットしたてのフレッシュマンゴーとたっぷりの練乳。シンブルさに美しさが漂うこちらのマンゴーかき氷の驚くべきはそのお値段。どんどん値上がりを続ける台北のマンゴーかき氷界において、こちらのマンゴーかき氷はなんと100元!目を疑うほどのありがた価格なのです。
地元の人々に混ざりながら、暑い中いただくジューシーなマンゴーかき氷。しみじみと台湾にいる喜びを噛み締められる瞬間です。

華西街珍果

住所 台北市萬華區華西街113號
電話番号 (+886)2-2308-9390
時間 14:00~1:30(日曜定休)
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ひんやりとしっかり冷えた豆花がしみじみ美味しい!


北港甜湯外観。カウンターのほか、店内にはテーブル席もある 著者撮影

「北港甜湯」もまた、「華西街珍果」と同じ華西観光夜市のアーケード内にある老舗スイーツ店。まさに「甘味処」といった雰囲気で、看板商品はゆっくり低温の油で揚げたふんわりやわらかなお餅にピーナッツの粉をまぶした「燒麻糬」やもち米のお粥に白玉団子などをトッピングした「米糕粥」なのですが、わたしのお気に入りはこちらの「豆花」。


ピーナッツや小豆など素朴なトッピングこそが台湾伝統スイーツの魅力 著者撮影

3種類のトッピングがのった「綜合豆花(45元)」を選ぶと、ふるふるの豆花の上にピーナッツ、小豆、緑豆がトッピング。赤砂糖で作ったシロップの甘さもちょうどよく、なにより、豆花がしっかりと冷えているのがこのお店のお気に入りポイント。


ステンレスの器がより涼しさを感じさせてくれる 著者撮影

はじめてこちらの豆花をいただいた日は少し歩けば汗だくになるような夏日。豆花はこれまでも数多く食べ歩いていましたが、豆花自体がしっかり冷えているものにはあまり出会ったことがなかったので、あのとき口に含んだときの美味しさと感動がずっと心に残っていて、この辺りを訪れるとつい立ち寄るお店のひとつです。

北港甜湯

住所 台北市萬華區華西街41號
電話番号 (+886)2-2302-3281
時間 15:30~22:30(月曜定休)
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(text & photo : コバシイケ子)

 



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