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おすすめ登山ルートをご紹介!

圧巻のスケール! 台北の街を望む絶景スポット「象山」

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今や台北の顔となっている「台北101」。2004年の竣工当時には世界一の高さを誇り、高さ約509mである。現在はドバイのブルジュ・ハリファ(828m)が世界一に君臨しているが、「台北101」は高さよりもそのデザイン性と色合い、空との調和に目を奪われる。

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その「台北101」を眺めるための最高の場所を台北の人々に尋ねると、「象山(シェンシャン)」の名が挙がる。「山」と言っても標高は183m程度なので高くは無いのだが、「台北101」との間に遮るものが無いため、目の前に屹立する姿を拝む事ができる。街も見下ろせるので、スケール感は圧巻だ。

 

定番ルートはひと味違う! 象山に登るルートを紹介


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象山には自然歩道が造られており、3つのルートがある。ストレートに登るならばMRT象山站の2番出口(象山登山口と書かれている)を出て、象山公園のそばを歩き、登山口を目指す方法がある。しかし、このルートは直線距離で短いものの、傾斜があり中々ハード。しかも、最も人気なようで選ぶ人が多い。ただでさえ辛いのに、人が多くて進みにくいとなると、疲労が倍増してしまうだろう。

今回はそのルートとは別のルート、3番出口を出て、市立療養院のそばから登るルートをご紹介する。


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こちらのルートはマニアックだが、景色の変化が大きく、距離はあってもなだらかなので、歩いていて疲労を感じにくい印象。駅から出ると看板がちょこちょことあるので意外にも分かりやすい。徒歩30分と書いてあるが、そこまで時間はかからない。


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途中、お墓が見えるものの、台湾のお墓は“暗さ”が無いので怖くない。


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そして、しばらく歩くと病院が登場する。病院の敷地内であるが、躊躇せずにロータリーを突っ切ろう。


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その後、坂道が続き、ここは少々キツい。しかし、ここが一番キツかったので、少しの辛抱だ。


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登山道の入口に到達すると、そこからは山道となる。むわっとしているが、都会とは思えない緑の多さに足取りが軽くなる。


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途中、休憩スポットがある。ここから山頂まではすぐだ。ここからの風景は、そこまでではない。しかし、歩いて登ったら、この風景にも癒やされる。

象山には70種類あまりのシダ植物が生育しており、至るところで見ることができ、特に樹木の幹や岩石、坂道、湿った林の下などに密集している。そのほか、広々として日当たりがよく、かつ湿り気もある谷間では、ジュラ紀時代に存在した古代のシダ植物「ヒカゲヘゴ」が棲息している。ヒカゲヘゴは台北市で最も珍しい植物だ。また、湿った環境の中では珍しいカタツムリの群れも見ることができると言われている。

 

いよいよ山頂へ!

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山頂には展望スペースがある。前方に障壁がなく、ここからの眺めは絶景だ。信義エリアが隈無く見渡せ、台北101だけでなく、世貿センター、華納威秀(ワーナー・ビレッジ)、新光三越などのランドマークを見渡すことができる。


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