台湾
グルメ
街のあちらこちらにドリンクスタンドあり

ごくごく飲みたい!いまお気に入りの台湾ドリンク3選

著者撮影

こんにちは!台湾ブロガーのコバシイケ子です。
先日また台湾に行っていましたが、現地では梅雨もあけ、灼熱の日々がスタート。
連日30℃越えの夏日です。

少し歩くだけでも汗だくなので、水分補給はとにかく大事!
台湾のいいところは街のあちらこちらにドリンクスタンドがあること。タピオカミルクティーはもちろん台湾茶をベースにした豊富なアレンジメニューが楽しめます。

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著者撮影 西門町の街角。手前4軒はすべてドリンクスタンド。

台湾では環境保護のため、昨年から台北を皮切りに、ドリンクスタンドでのプラカップが使用禁止になり、すべて紙カップでの提供となっています。

タピオカや特にフルーツを使用したドリンクなどは見た目もきれいなので、せっかくなら中の色も楽しみたいですよね。そんな場合は、タピオカドリンクにも対応した、太いストロー付きの透明ボトルなども生活雑貨のお店などで販売しているので、台湾土産がてら手に入れるのもおすすめ。


著者撮影 台湾で購入したタンブラー。ストローはタピオカ用に太め。

タンブラー持ち込みはどのお店も5元(約25円)引きのサービスを実施しているので、エコにもおトクにもなりますよ。
またビニール袋も有料なので、持ち歩き用にドリンクホルダーがひとつあると何かと重宝します。

それでは今回は、滞在中に実際に私が買ったドリンクでリピートしたいお気に入りを3選でご紹介しますね。

 

台湾人が愛するドリンクスタンド「50嵐」


著者撮影 どの町でも見かける黄色と青のロゴが目印の「50嵐」。

つい「ごじゅうあらし」と日本語読みしてしまうのですが、中国語での読み方は「ウーシーラン」。黄色と青のロゴが目印の、昔からある台湾を代表するドリンクスタンドです。

台湾ではどんどん新しいドリンクスタンドが登場するので、最近は50嵐でドリンクを買うことはあまりなかったのですが、今回、昔はじめて台湾を訪れたときに買った50嵐の前を通りかかったので、懐かしさからそのときオーダーしたのと同じ、タピオカミルクティーの「珍珠奶茶(ヂェンヂューナイチャー)」を久々に購入してみました。


著者撮影 わかりやすい日本語メニューもあり。

まず45元(約220円)という値段にびっくり。台湾も現在は物価が上昇しているので、この値段でいまだに買えることもありがたく、ひと口飲むと安定の美味しさにほっとしました。実は台湾人に一番好きなドリンクスタンドを聞くと、50嵐と答える人が多く、新しいドリンクスタンドももちろんひと通り試すけれど、結局は安くて美味しい50嵐がみんな大好きみたい。今回改めて飲んで、なんとなくその理由がわかるような気がしました。

50嵐のタピオカミルクティーはタピオカのサイズが2種類あり、今回私がオーダーした「珍珠奶茶」は小粒のタピオカが入ります。飲みやすくて好きなのですが、一般的な大粒のブラックタピオカが楽しみたいときは「波霸奶茶(ボーバーナイチャー)」をオーダーしましょう。珍珠奶茶をオーダーすると「タピオカ小さいけれどこっちでいいの?」と店員さんが確認してくれました。親切!


著者撮影 なぜここにシールを貼るのか謎ですが、いちいち気にしないのが台湾を楽しむコツ。

ドリンクを決めたら最後に氷の量と甘さを伝えます。どのドリンクスタンドでも私はいつも氷少なめ、砂糖少なめの「微糖・少冰(ウェイタン・シャオビン)」が定番。
人気メニューは日本語ありの写真付きメニュー表が用意されていて、氷と砂糖の量も指差しできるように記載してあります。注文がしやすいと感じたのも今回の発見でした。

50嵐

HP http://50lan.com/web/news.asp

 

果肉たっぷりのグレフルティーが絶品な「UNOCHA 烏弄原茶」


著者撮影 UNOCHA外観

2軒目は店頭にあるドリンクの写真が美味しそうで思わず購入した「UNOCHA 烏弄原茶」というドリンクスタンド。

烏弄は「ウーノン」と発音し、響きが「ウーロン」と似ているのですが、まさに台湾烏龍茶にこだわりをもつ高雄発祥のドリンクスタンド。現在は台湾全土に120軒以上のお店を展開しています。


著者撮影 店頭メニュー。どれも美味しそうです。台湾ではドリンクホルダーを持ち歩いていると便利です。

今回購入したのは「柚香金萱(ヨウシャンジンシュエン)」というグレープフルーツと金萱茶を組み合わせたアレンジティー。サイズはⅬサイズのみで60元(約300円)です。

まさに写真に偽りなしといった感じで、中にはほぐしたグレープフルーツ果肉がゴロゴロ。ストローで吸いあげるたびに粒々がたっぷり口に入ってきて、これは美味!

ブレンドしてある金萱茶はほんのりミルクとお花のような香りがする上品なお茶。ほのかな優しい香りはグレープフルーツの酸味にもよく合い、スッキリと仕上がっているので、真夏日にごくごく飲むのにぴったりな一杯でした。

UNOCHA 烏弄原茶

HP https://unocha.com.tw/store.php

 

コンビニのアレンジドリンクもあなどれない!


著者撮影 セブンイレブン店内。豊富なドリンクメニューが揃っています。

ドリンクスタンドではないのですが、実はドリンクを購入する利用頻度が高いのがコンビニ。台湾はコンビニが密集していて、セブンイレブンの隣にファミリーマートがあるような乱立具合です。

いちばんよく買うのは定番のアメリカーノとラテですが、いまハマっているのが、炭酸とレモンが入ったアレンジコーヒー。

セブンイレブンでは「西西里風味檸檬氣泡咖啡(シシリーフォンウェイニンモンシーパオカーフェイ)」、ファミリーマートでは「西西里氣泡美式(シシリーシーパオメイシー)という名前で発売され、それぞれ80元(約400円)です。

割と高めの価格ですがたっぷり入ったXLサイズ。日本ではスタバでもSサイズで十分なのですが、台湾にいるとこんなサイズでも飲み干せてしまうのが本当に不思議。
それくらい気候にもピッタリ合ったお気に入りのドリンクです。

さらにファミマでは、2023年8月27日まで開催中のアートイベント「浪漫台3線藝術季(ロマンティック台3線芸術祭)」とコラボし、客家グルメをアレンジした商品を色々展開しているのですが、客家の街「東勢」で収穫されたポンカンを使用した炭酸入りアレンジコーヒー「椪柑氣泡美式(ポンガンシーパオメイシー)」と同じく炭酸入りアレンジティー「鮮橙氣泡青茶(シェンチャンシーパオチンチャ)」が期間限定で発売されています。


著者撮影 カップも可愛いファミリーマートの「鮮橙氣泡青茶」。

「鮮橙氣泡青茶」は使用しているお茶も客家の街「龍譚」の包種緑茶と金萱をベースにしたもので、そこに台湾の天然オレンジ果汁と果肉を加えたもの。コンビニとは思えないクオリティーで、カップも可愛いオリジナル仕様。アートイベントとともにぜひチェックしておきたいドリンクです。


著者撮影 新竹県にある峨眉台三線店では「ロマンティック台3線芸術祭」仕様の店内に。

 
(text & photo : コバシイケ子)



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