韓国
グルメ
食通を唸らせる名店!

ソウルのカンジャンケジャン専門店「真味食堂(チンミシッタン)」

著者撮影

日本でも知名度が高い韓国料理である「カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)」。「真味食堂 / チンミシッタン / 진미식당」は「カンジャンケジャン」のみを提供しており、現地の食通を唸らせている名店。かなりの人気を誇り、ある意味“定番”のお店だが、味わいは突出。わざわざ旅して伺う価値がある一軒だ。

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こちらではワタリガニの産地である忠清南道・瑞山(ソサン)から年に2回、旬である5~6月と、10~11月に一括仕入れを行い、瞬間冷凍しているそう。冷凍と聞くと「生じゃないの?」と心配される方もいるかもしれないが、最近の冷凍技術は格段に進歩しており、日本の一流鮨店や日本料理店でも冷凍を駆使している。

お店はお世辞にも綺麗とは言えない外観だが、店内は清潔感が有るのでご安心を。

カンジャンケジャン(38,000ウォン)

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中々の高級価格だが、カニのボリュームはたっぷりで、おかずも多種付くので妥当な印象。特に、ケランチムはふわふわである。

ケランチム 著者撮影


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蛸のチャンジャは、ぷちぷち食感ととろとろ食感が後を引く美味しさ。

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キムチチゲはカニの出汁にキムチの酸味とキレのある辛味が魅力的だ。カムテグイ(カジメ海苔)は香り良く、独特の苦味が個性的だ。おかず類を頂いただけで、こちらのお店の実力を感じることができる。


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メインのカンジャンケジャンは臭みが一切無く、トロトロでとにかく驚くほどに甘い。身はしっかりと詰まっており、食べごたえ抜群だ。

味付けが秀逸で、醤油、砂糖、生姜、ネギ、青唐辛子とシンプル。シンプルながらに奥深く、なかなか真似できない味付けだ。辛口の青唐辛子が良いアクセントに。

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そして、こちらのカンジャンケジャンを最大限楽しむ食べ方が、カニ味噌ビビンパプ。甲羅にご飯を入れて混ぜて頂くもので、とにかく濃厚な旨味に興奮は必至だ。

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ヌルンジ。お焦げと湯のスープで締めとなる。

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混み合っているので、ホテルのフロントなどで予約して訪問するのが良いだろう。

著者 : yuya

手料理も愛するタベアルキスト。ハタチの頃からバックパッカー旅行をしており、世界を丸っと食べ歩き。特に東南アジア諸国と中国が大好きで、屋台メシを食べて、現地の市場で調味料や調理器具を買い付けてくるのが旅の楽しみ。日本国内でも、出来る限り現地に近い味わいのお店を探して日々徘徊。

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