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- 伝統と革新が交差する話題のエリア「シャムスイポー」
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100万ドルの夜景を織りなす摩天楼と、アジアらしい活気溢れる下町、伝統的なローカルフードにミシュランスターの極上レストラン……様々な分野で新旧の魅力を合わせ持つ香港は、多彩な魅力で旅行者を惹き付ける魅惑のディスティネーション。近年は、アートの分野でもアジアのハブとして注目が集まり、話題のフォトジェニックスポットも多数お目見え。さらにパワーアップした香港から目が離せない!
そこで今回は、“フォトジェニックな夏の香港”をテーマに、おすすめの3つのエリアをご紹介する。
伝統と革新が交差するエリア「深水埗」
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特集vol.1では、レトロな赴きを感じさせるアパートが立ち並び、布地やボタン、ビーズにレザー、PCや携帯の部品などを扱う店が軒を連ね、昔から問屋街として知られている「深水埗(シャムスイポー)」をフィーチャー!
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九龍にあり、伝統的な香港の日常が垣間見えるこのエリアでは、宝探しのようなショッピングを楽しんだり、下町グルメを堪能することができる。一方、この街出身の若者を中心に、アートやファッションの分野でも盛り上がりを見せ、モダンなカフェやショップがオープンしていることでも話題に。新たな街歩きスポットとしても注目されている。
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深水埗で訪れたい6つのスポット
深水埗で訪れたい話題のスポットをご紹介!
デザインや色味が可愛い!
ヴィンテージのおもちゃが手に入る「Shop Little Two」
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60〜70年代のアンティーク雑貨やヴィンテージのおもちゃが好きで集めていたというオーナー。『古いおもちゃでも少し手を加えたり、現代の生活に取り入れることで蘇る』とお店をオープンしたのが1年前。
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今では地元の若者から観光客までが訪れる人気店に。深水埗を散策するなら立ち寄りたいお店だ。お気に入りの逸品が見つかるかも。
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住所 | 100 Nam Cheong Street, Sham Shui Po |
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HP | https://www.facebook.com/shoplittletwo/ |
旅行好き必見!
香港発のバッグブランド「Doughunt」
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旅が好きなレックス・ヤム氏とスティーブン・チェン氏が、彼らの出身地である深水埗で立ち上げたバッグとトラベルグッズのブランドが「Doughunt(ドーナッツ)」だ。
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旅をする時に便利で、自分が気に入るリュックがなかったということから、自分たちのブランドを立ち上げたというレックス氏とスティーブン氏。ブランド名は、毎日食べても飽きずおやつの定番となっているドーナッツのように、人々の身近な存在にブランドをしていきたいという想いから。
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『古くから問屋街として発展してきたこの街で、メイドイン香港のバッグを作り香港の若者はもちろん世界にも発信していきたい』と語るレックス氏。現在では香港に3店舗のほか、ヨーロッパやフィリピン、日本でも販売されている。
旅行好きの彼ららしく、リュックには空港の荷物検査でパソコンを取り出しやすいように専門の収納ポケットが付いていたりと、細やかな気遣いがデザインに反映されている。
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本店でしか手に入らない限定バッグがあるので旅行時にはチェックしたいお店だ。
住所 | G/F, 68 Fuk Wa Street, Sham Shui Po |
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時間 | 10:30〜20:00 |
HP | https://doughnutofficial.com/ |
食のコミュニティを牽引する
ミシュラン掲載のスイーツ店「公和荳品廠」
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小腹がすいたら立寄りたいお店といえば「公和荳品廠(Kung Wo Beancurd Factory)」。1960年代から続く老舗の豆腐専門店で現在のオーナーは5代目。
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ミシュランガイドのストリートフード部門にも掲載された豆乳プリン(豆乳花)と豆乳が定番のお店だ。香り豊かな温かい状態の豆乳プリンは優しい味わいでおすすめ。お客さんの声を聞ききながら大豆の味も変化させているというこだわりも魅力。店内で食べることもできるが、テイクアウトも可能。
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住所 | 118 Pei Ho Street, Sham Shui Po |
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時間 | 7:00〜21:00 |
ワゴンで運ばれる点心に心踊る! 老舗飲茶レストラン「中央飯店」
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古い雑居ビルの1階に40年前から店を構える「中央飯店(Central Restaurant)」は、昼時になると地元の人で満席になる人気の飲茶レストラン。できたての点心を乗せたワゴンが店内を巡回している。指差しや口頭で注文するワゴン式タイプに加えて、テーブルに置かれたオーダー表に記入して注文することもできる。
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地元の年配の方も多く訪れ混雑する店内は、まさに下町の食堂。グループで丸テーブルを囲み、数種類の飲茶を頼むのも楽しい。味はもちろん、会計時にその値段にも驚くだろう。
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住所 | G/F, Tung Tung Lo Court, 140 Tai Po Road , Sham Shui Po |
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時間 | 6:00〜23:00 |
歴史ある建築物でアートに触れる! 「美荷樓」
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「美荷樓(Mei Ho House)」は1954年に建てられた香港最古の公団住宅の一部。当時、火災で家を失った何千人もの住人のために建設されたもので今では珍しいH型の構造が特徴的。元々は29棟あった公団住宅だが、現在は美荷樓のみが残っている。
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2013年10月にメイホーハウスユースホステルとしてリノベーションされ宿泊ができた他、建物の一部は博物館として営業されていて当時の住民の生活を知ることができる。併設された家具やアートが可愛いカフェでは朝食やランチも楽しめる。
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住所 | 70 Berwick Street, Shek Kip Mei |
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時間 | 9:30〜17:30(博物館) 7:00〜23:00(レストラン) |
HP | https://www.yha.org.hk/en/hostel/yha-mei-ho-house-youth-hostel/ |
漢方茶を体験! 歴史的建造物「雷生春」
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1931年に建てられた歴史的建造物「雷生春(ルイセンチュン)」は、W.H.ボーン氏が設計と建築を手掛けたこの唐樓(トンラウ)と呼ばれる中国式の店舗兼住宅。4階建ての1階は漢方茶ショップがあり、漢方茶飲むこともできる。その日の気分や体調に合わせてスタッフのおすすめを試してみてはいかがだろうか。2階〜4階は漢方診断所や漢方医院、建築について学べる展示室になっていて、見学はツアーガイドの申込が必要。
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住所 | 119 Lai Chi Kok Road |
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時間 | 9:30〜17:30 (売店は10:00〜19:00) |
HP | http://www.discoverhongkong.com/jp/see-do/culture-heritage/historical-sites/colonial/lui-seng-chun.jsp |
特集「フォトジェニックな夏の香港」vol.2では、街がまるごとフォトジェニックな香港島の「オールド・タウン・セントラル」(OTC)地区をご紹介!
(text & photo : Daiki Kanazawa)
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