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台湾を代表するB級フード

食べ歩きもおすすめ!台北お気に入り魯肉飯3選

著者撮影

台湾を代表するB級フードのルーロー飯。漢字だと「魯肉飯」や「滷肉飯」と表記されますがどちらも同じもので発音も一緒「ルーローファン」です。豚肉をフライド台湾エシャロットやスパイスと煮込んだものをご飯にかけていただくものですが、やはりお店それぞれに個性あり。ルーロー飯が看板メニューのお店もあれば、地元の人が利用する食堂的なお店に白米と並んで、メニューのひとつとして置いてあるところも多く、まさに国民的フードといった一品。

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TRIPPINGでもすでに有名店の「金峰魯肉飯」や「天天利美食坊」などはご紹介済みですが、もちろんお気に入りはこれだけではありません。今回は食べ歩いてみたい方にもおすすめできる、イケ子のとっておきをさらに3軒ご紹介します!

 

学生街の行列のできる店「阿英滷肉飯」


阿英滷肉飯外観。食事時には行列に 著者撮影

MRT公館駅と台電大樓駅のちょうど中間にある溫州街。アパートなどが立ち並ぶ住宅街ですが、カフェや飲食店が多く、近くには台湾大学もあるので穏やかながらも適度な活気があり、個人的にもとても好きなエリア。


店内は白、持ち帰りは緑の伝票に注文を記入 著者撮影

そんな溫州街にある「阿英滷肉飯」は店名の通り、滷肉飯が看板メニュー。小さな店内はいつも満席。なので、基本相席で、お店の入口に店内用(内用)とテイクアウト用(外帯)のオーダーシートがぶら下がっているので先にそちらに注文を記入してお店の人に渡します。


「中瘋滷肉飯」小60元。ごはんの下には半熟目玉焼き! 著者撮影

滷肉飯はノーマルな滷肉飯(30元)、中瘋滷肉飯(小60元、大80元)、中瘋2.0(110元)の3種類あり、まず押さえておきたいのは中瘋滷肉飯。ご飯の下にあるのは半熟目玉焼き、そして上にはお肉の煮込み「滷肉」がトッピング。滷肉はけっこう甘めの味付けですが、半熟の黄身とのコラボレーションがなんとも絶妙。小でも結構なボリュームです。


小さな店内はすぐにいっぱいに。基本相席です 著者撮影

ちなみに、ちょっと不思議なネーミングの「中瘋2.0」は中瘋滷肉飯に豚肉のにんにくソース和えの蒜泥白肉がさらにトッピングされたボリューミーなメニュー。まさに1度で2度美味しいこの店のオリジナルです。

阿英滷肉飯

住所 台北市大安區溫州街74巷5弄1號
電話番号 (+886)2-2368-9927
時間 11:30~13:30、17:30~20:00(土曜休み)
地図 GoogleMapで確認する

 

台北駅前の路地にあるちょっとお洒落な「北北車魯肉飯」

台北駅前はデパートやホテルなど、大型の建物が目立つのですが、実はその後ろは学習塾街になっていて、ローカルな小さなお店が立ち並ぶ、安ウマグルメが集まる場所。


シンプルで清潔感のあるお店なので入りやすい 著者撮影

近頃はリーズナブルなホテルやお洒落系ホステルも増えたので、訪れたことのある人も多いエリアかもしれません。
「北北車魯肉飯」はそんな台北駅前のさらにお弁当屋さんが連なる路地にある、なんだかお洒落な看板が目印のお店。2017年にオープンし、若いスタッフ達がいつも一生懸命お店を切り盛りしています。看板メニューである魯肉飯がしっかりと美味しいので瞬く間に評判の人気店に。


もちっとしながらとろけるお肉がなんとも美味! 著者撮影

わたしはどちらかというと脂の部分が多い魯肉飯はあまり好みではなかったのですが、ここのはちょっと別格で、食べるたびにやっぱりとても美味しくて、なんでだろうと食べ進めるうちにいつも完食しています(笑)。とろとろに煮込まれた皮の部分は口に入れるともっちりしているのだけれど次の瞬間にはすっと溶け、いい感じの甘みが感じられ、非常にまろやか。味付けも八角などのスパイスは感じられないしっかり味なので食べやすく、いつ行っても安定の美味しさ。値段は小30元、大40元。


魯肉飯便當(75元)にすると白菜や筍の煮たものなどがトッピングされ、地味だけれど味は抜群のお弁当にしてもらえる 著者撮影

お持ち帰りにしたいときには魯肉飯便當(75元)にすると、煮込み白菜などの副菜もついたお弁当スタイルにしてくれるので、こちらもおすすめですよ。


自助餐という好きなおかずが選べるお弁当屋さんが連なる路地にある 著者撮影

北北車魯肉飯

住所 台北市中正區公園路20巷21號
電話番号 (+886)970-316-948
時間 11:30〜21:00
HP https://www.facebook.com/北北車魯肉飯-1278365478866945/
地図 GoogleMapで確認する

 

深夜食堂としても使える名前がカッコイイ「司機倶楽部」


スクーターでさっと買いに来たり、常にお客さんはひっきりなし 著者撮影

「司機(スージー)」とはドライバーのこと。「タクシードライバーは美味しいものを知っている」、そんなことを思わず連想させるようなこの店名。妙に心惹かれる店名がずっと気になっていて、ネットでは魯肉飯も美味しいという台湾人の書き込みが多数。実際に訪れてみると、確かにご飯はどれも美味しいし、ローカルムードたっぷりのお店の雰囲気にもぐっと心を掴まれ、以来お気に入りにランクイン。


こてこてのローカルムードかと思いきや清潔感のある店内 著者撮影

MRT南京三民駅4番出口から松山方面に向かってひたすらまっすぐ。高架の目の前にあるので看板などもあまり目立たず、近くまで行って、ようやくここにあったんだ!という隠れ家感。硬派な雰囲気の看板がカッコよく、でも店内は清潔感があって綺麗にしてあるところがまた好印象で、美味しいものにありつけそう!という期待感につながります。


魯肉飯25元は小ぶりサイズなので余裕があればぜひ鶏肉飯も 著者撮影

カラフルなメラミン食器に盛られた魯肉飯はお肉のごろごろ感がわかる感じで、おかわりしたくなるようなクセなく食べやすい味。何か特徴があるわけではないけれど、逆にそこが魅力でもあったり。美味しい魯肉飯のスタンダードといった感じでしょうか。


手前にあるのが豆腐の煮込み。絶品です 著者撮影

実はここは鶏肉飯も美味しくて、お茶碗1つがそこまで大きくないので余裕のあるときはダブルで頼んでしまうのもあり。そして、店頭に並べてあるおかず系も指差しで注文できるので、こちらも合わせて食べてほしい。おすすめは豆腐を煮込んだ「滷豆腐」や白菜の煮込み。さらにご飯が止まらなくなるなんともいい味なのです。
営業時間も明け方の4時半までなので、深夜食堂としてお腹が空いたときの駆け込み場所にもぴったりです。

司機倶楽部

住所 台北市松山區南京東路五段399之2號
電話番号 (+886)2-2749-3971
時間 11:30~13:00、17:30~4:30(日曜休み)
HP https://www.facebook.com/司機俱樂部滷肉飯-244373062294321/
地図 GoogleMapで確認する

 
(text & photo : コバシイケ子)

 



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