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台湾の国民的おやつを召し上がれ

優しい味の台湾スイーツ「豆花」おすすめ3選

著者撮影

台湾を代表するスイーツといえば豆花。豆乳を固めたふるふるのお豆腐状のものに赤砂糖のシロップやお店によっては豆乳などをかけていただく素朴なヘルシースイーツです。料金も大体どのお店も50元(約180円)前後なのに基本どんぶりくらいの大きさでその気前のよさにもびっくり。

香港などでもいただくことはできますが、台湾の豆花はトッピングができることが特徴。小豆やハトムギ、芋団子などショーケースの中から好きなものを選んでオリジナルの豆花を楽しめます。小腹が空いた時や食後など「豆花食べに行こう!」もしくは「買って帰ろう!」みたいな感じで台湾人の生活にまさに根付いている国民的おやつ豆花。

今回は最近お気に入りの3つのお店をセレクトしてみました。


 

寧夏夜市へ行ったら必ず立ち寄る安定の味「豆花荘」

豆花荘外観 著者撮影

南京西路から民生西路をつなぐ「寧夏路」に屋台が並ぶ寧夏夜市。直線で350mほどの規模なのでとてもコンパクトな夜市なのですがアクセスもしやすく、美食夜市と呼ばれるだけあり、ミシュランビブグルマンにも選ばれるような美味しい屋台が並んでいるので連日地元客と観光客とで賑わっている夜市です。「豆花荘」は民生西路側の大きな道路を渡った先にある有名店。真っ白な看板が目印です。

店内席は2階もある。観光地なので日本語メニューもあり安心 著者撮影

わたしも寧夏夜市を訪れた際はほぼ確実に立ち寄るお気に入り。なめらかな豆花の美味しさもさることながら、冷たい方(冰的)にするとさとうきびを煮詰めて作ったシャーベット状のシロップを上からかけてくれるのですが、ほんのり香ばしさも感じるきめ細かいこの氷がとにかく大好き。豆花と一緒に口に入れるたびに幸せを感じます。

お気に入りの「黒心白玉」トッピング 著者撮影

トッピングは観光で来たお友達と一緒の時は色々味わって欲しいのでピーナッツやタロイモなど日本ではあまり馴染みのないものをトッピングすることが多いのですが、自分ひとりの時はごまペーストの入った小さな白玉団子「黒心白玉」が好きなのでシンプルにこれだけのトッピングにすることも多いです。

2階にも座席があり、回転も速いので行列ができていても比較的すぐに美味しい豆花にありつけますよ。

豆花荘

住所 台北市大同區寧夏路49號
電話番号 (+886)2-2550-6898
時間 10:00~25:00
HP http://www.beansvillage.com.tw/#secondPage
地図 GoogleMapで確認する

 

おしゃれで硬派なこだわり豆花。永康街「「二吉軒豆乳」

麗水店外観 著者撮影

台湾でも人気の日本人イラストレーターNoritakeさんのイラストがぱっと目につく「二吉軒豆乳」は台湾らしいグルメやショッピングが楽しめることで人気の観光スポット永康街に昨年オープン。現在永康街エリアに2店舗展開しています。東門駅からすぐの場所にある「麗水店」と永康街をまっすぐに進んでいくと辿り着く金華街の手前に1号店の「永康店」。ともに早朝から営業しており、豆花のほかには豆腐、豆乳、フレーバー豆乳、豆乳ソフトクリームなどラインナップもとっても豊富。

ケース内にずらりと並ぶフレーバー豆乳も美味 著者撮影

店内には光り輝く機械が見え、毎日堅実に美味しい豆乳を手作り。おしゃれだけではない、素材にこだわった美味しい豆乳製品がいただけます。

日式豆花にナッツ、あずき、タロイモのトッピングを糖水で 著者撮影

こちらでいただける豆花は台湾伝統的な作り方で作成した「傳統豆花」と「日式豆花」。傳統豆花は石灰を使用し固めてあるので木綿豆腐のような固めで食べごたえのある食感。日式豆花はつるんと柔らかめのあっさりタイプとなっていて、どちらもシロップはプラス10元で豆乳(無糖または微糖)に変更することが可能。トッピングはプラス5元〜10元で好きなものをのせられるシステムです。

あずきとタロイモのほんのりとした甘さがあるのでシロップなしでもいける 著者撮影

定番のあずき、ピーナッツ、タロイモ、緑豆のほかに、ここではナッツがあるのが特徴。ナッツの食感と香ばしさが豆花とのバランスがよく、トッピングの甘さも控えめなのでヘルシー感覚の豆花として軽い食事代わりにも。永康街散策のおやつスポットとしてぜひ立ち寄りたいお店です。

二吉軒豆乳 麗水店

住所 台北市大安區麗水街8號
電話番号 (+886)2-2358-1198
時間 7:00~22:00
HP https://www.facebook.com/twsoypresso/
地図 GoogleMapで確認する

 

二吉軒豆乳 永康店

住所 台北市大安區永康街34-6號
電話番号 (+886)2-2396-7200
時間 7:00~22:00
HP https://www.facebook.com/twsoypresso/
地図 GoogleMapで確認する

 

お客さんが途絶えないローカル夜市の人気店「景美豆花」

景美豆花外観 著者撮影

MTR松山新店線景美駅1番出口を出るとすぐに広がる「景美夜市」。規模はさほど大きくありませんが、ほかの夜市のようにまっすぐに道が続いているわけではないのと、地元客メインで観光客の姿はあまりみかけないので、ローカルかつ、なかなかのディープ感を味わえる夜市です。美味しいお店も多々あるので個人的にはお気に入りの夜市なのですが、なかでもアーケードの中にある「景美豆花」が味、雰囲気ともに好きで、密かに通いつめています。

ずらりと並ぶトッピング。次々となくなっては補充されていく 著者撮影

景美駅側からアーケードの中を進んでいくと、服飾店や雑貨店が続いた後に飲食店で賑わうエリアに突入。景美豆花はその手前にあり、大きな看板や何よりいつも人だかりができているのでそれが目印。混雑時には圧倒されることもありますが、店員さんが「何にする?」と聞いてくれるので「豆花加三様!(豆花の3種トッピング)」とすかさず注文。カウンターの上に美味しそうなトッピングが並んでいるので指差しで3種セレクトした後、カウンターや奥に席があるので座って待っていると出来上がった豆花を運んできてくれます。

ここの豆花の好きなポイントはもちもち系トッピングが充実していること!タピオカに小さな紅白白玉、タロイモ団子、それからわらび餅のような食感の黄色い色が鮮やかな粉粿やカラフルな色合いが可愛らしいタピオカの中に餡が入った包心粉圓まであるのがなんとも嬉しく、ついこれらのものばかりでトッピングをしてしまうことも。

この日のトッピングは粉粿、芋圓、タロイモのイモもちトリオで 著者撮影

これで45元だなんてありがたすぎる……、とまろやかでクリーミーな食感の豆花をカウンターで頬張りながら、店員さんが昔ながらのかき氷機で氷を削るところやお客さんとのやりとりを眺めるのがこの夜市での最も好きな過ごし方です。

景美豆花

住所 台北市文山區景美街86號
電話番号 (+886)2-2932-6257
時間 16:00~0:30
地図 GoogleMapで確認する

 
(text & photo : コバシイケ子)

 



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