台湾
グルメ
素敵空間で優雅なひとときを

わざわざ足を運びたい!台湾スターバックス最新話題店3選

写真提供:STARBUCKS

旅先で馴染みのあるお店を見かけるとどこかほっとした気持ちになる方は多いのではないでしょうか。わたしにとってはスターバックスがまさにそれ。いつもの緑の看板といつものカップに入ったホットラテ。どこの国に行っても必ず一度は訪れます。ドリンク、フード、グッズそれぞれに国ごとの特色があるのでやはりどうしても見逃せず、気がつけば増えている海外のスタバグッズ。でもかけがえのない宝物ばかりです。

台湾にもスターバックスは驚くほどあり、その数は現在450店舗を超えました。昔の建物をリノベーションした素敵なお店も多く、これまで訪れるべき3大スタバは台北にあるバロック建築が素敵な迪化街からも近い「保安店」、西門にある「萬華漢中店」、龍山寺近くにある古蹟指定もされている「艋舺店」だったかな、と思うのですが、今年はさらに注目すべきお店がどんどん増えています。郊外や地方の出店が目立ち、先に述べた3店のように気軽に行ける感じではないのですが、その特別感はやはり行った人にしか味わえない格別なもの。弾丸旅では難しいかもですが、時間にゆとりがある旅の際、足を運んでみてはいかがでしょうか。

隈研吾建築のコンテナ型ストア「花蓮洄瀾店」


アジア初のコンテナ型店舗。世界を旅した29個のコンテナが使用されている。 写真提供:STARBUCKS

台湾でいま一番話題となっているのは、台北から特急列車で約2時間、東部花蓮に9月26日オープンしたばかりの「洄瀾店」。花蓮初のドライブスルー、そしてとにかく見た目のインパクトが大!コンテナを再利用したデザインが特長で、かなりフォトジェニックなこちらのお店はすでに台湾の新しいフォトスポットとなっています。

外観は日本の建築家、隈研吾氏が手がけており、世界各地の旅を終えた29個のコンテナを立体的に組み合わせ設計された、アジア初となるコンテナ店舗。


コンテナを活かした細長い造り。 写真提供:STARBUCKS
白を基調とした明るい店内。 写真提供:STARBUCKS

内装はコンテナの風合いを生かしつつ、花蓮の先住民であるアミ族の鮮やかな色彩や模様を取り入れ、伝統と原住民スピリット、そしてアートが融合したスターバックスらしいお洒落な空間に。気持ちのいい光が降り注ぎ、窓からは豊かな自然の花蓮らしい山々。穏やかな風景が楽しめます。


階段にはカップが。 写真提供:STARBUCKS

花蓮駅から車で約20分と旅行者にとっては正直アクセス難易度が若干高いところもありますが、きっと世界中のスタバファンが訪れるお店となることでしょう。タクシーを利用してでも一度は訪れてみたいお店です。


洄瀾店をデザインした限定マグカップ 写真提供:STARBUCKS

スターバックスコーヒー洄瀾店(星巴克洄瀾門市)

住所 花蓮縣吉安鄉南濱路一段505號
電話番号 (+886)3-842-0014
営業時間 9:00〜21:00(日〜木)、9:00〜22:00(金土)

 

台湾で最も美しいテラス「天玉店」


大きな門が印象的な「天玉店」 著者撮影

台北の高級住宅街「天母」。日系デパートが複数あり、日本人学校や日本人駐在員も多く住む閑静な地域です。かつて1998年に台湾スターバックスの1号店が誕生したのもここ天母でした。今年で20周年を迎えた台湾スターバックスが原点回帰の意味も込め、昨年12月末にオープンさせた記念すべき店舗がこちら「天玉店」。

以前はハーゲンダッツとして営業しており、台湾ドラマのロケ地としても数多く使われていた有名な建物だったのですが惜しまれつつも閉店。その後スターバックスが見事にこの素敵な建物を甦らせました。


天玉店外観。街の雰囲気に合うシックな建物。 著者撮影

黒い大きな門を潜ると広い庭と大きな一本の樹。もともとこのような一軒家スタイル、かつテラス席がある店舗は珍しい台湾のスターバックス。台湾で最も美しいテラスのスターバックスと呼ばれているのにも納得です。


大きな窓からは自然光が差し込み気持ちのいい店内 著者撮影

店内は2階建てでナチュラルな色合いの落ち着いた雰囲気。座席数は94席と多めで、テラスを入れるとかなり多くの人が利用できる空間に。庭のグリーンを眺めながら優雅なひとときを過ごせます。


天玉店がデザインされたマグカップ 著者撮影

スターバックスコーヒー天玉店(星巴克天玉門市)

住所 台北市士林區天玉街38巷18弄1號
電話番号 (+886)2-2875-1361
営業時間 6:30〜22:30

 

自然の中でリフレッシュ「草山店」


山の別荘のような雰囲気の「草山店」 著者撮影

先月10月にオープンしたばかりの「草山店」は陽明山という山の中にあるスターバックス。陽明山は春は桜やカラー、初夏は紫陽花など四季折々の花の鑑賞、そして夜景が楽しめるスポットとして市民が気軽に訪れる憩いの山。公共交通機関で行くのならばMRT士林駅からバスで30~40分程度で到着します。近隣には大学もあるのでバス本数も少なくなく、山の上とはいえ、比較的訪れやすい場所となっています。

スターバックス草山店のある場所は1950年代、旧米軍の宿舎として使用されていた建物がいまでも残っており、近年その建物をリノベーションした、お洒落なカフェやレストランが急増中で、休日には多くの人で賑わっています。


緑に囲まれピクニック気分でコーヒーが楽しめる。 著者撮影

緑あふれる自然の中に一際目立つ真っ白い壁の木造建築。アメリカ南部の建築様式とのことで、天井が高く、見た目よりも中は広々。


天井が高く開放感のある店内 著者撮影

一部の店舗でしか取り扱いのないスターバックスオリジナルビールが楽しめる「スターバックスイブニングス」の対象店舗となっているのでコーヒーフレーバーのクラフトビールも味わえます。


中央にあるのが「スターバックスイブニングス」のビールメニュー 著者撮影

庭には桜の樹もあるとのことで、春には桜、それ以外の季節もピクニック気分で陽明山ならではの清々しいコーヒータイムが楽しめます。ここに来るだけでリフレッシュできそうですね。


草山店がデザインされたマグカップ 著者撮影

スターバックスコーヒー草山店(星巴克草山門市)

住所 台北市士林區國泰街5號
電話番号 (+886)2-2862-7317
営業時間 10:00〜20:00

 
(text & photo : コバシイケ子)

 

 


何をむ?

国名・都市名、ジャンルを選ぶと、読みたい記事を絞りこみできます