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台北から新幹線で約1時間

週末台中旅で美味しかったグルメ3選

著者撮影

こんにちは!台湾ブロガーのイケ子です。

前回、台湾に滞在したのは8月。久々に真夏の台湾を味わいました。
覚悟の上ではありましたが、少し歩いただけでも滝のような汗が流れ、日中の外歩きはやはり厳しい。その分かき氷などが染み渡る美味しさでしたが、夏の台湾は「無理をしないのがいちばん」だということを思い出しました。

そんな中、週末を利用して、友人と台中へ遊びに行ってきました。
暑さで思うように動けないもどかしさを感じつつ、美味しいものはもちろんしっかりと食べ歩いてきたので、今回はそんな台中旅で美味しかったグルメをご紹介します。

台中については以前こちらの記事でポイントをまとめました。

台北から新幹線で約1時間。気軽に訪れることの出来る、台湾第2の都市です。

 

今回の目的はここ!沙茶火鍋の名店「台湾陳沙茶火鍋」


著者撮影 老舗感たっぷりの外観。

以前、台湾の中でも台中が好きでよく行っているという日本人の方から、「台中グルメといえば台湾陳沙茶火鍋は外せない!」と伺ったことがあり、以来ずっと気になるお店でした。

お店は台中駅から徒歩で行ける距離。路地の中にあり、かなりディープな雰囲気です。
いつも混んでいるということで、開店と同時の16時半に念のため予約の電話を入れたのですが、その時間なら直接来て大丈夫!とのことで開店と同時に入店。そのあとはみるみるうちに人が増え、気がつけば満席になっていました。


著者撮影 (左)★がお店のおすすめ。ボールペンで印がついているのは店員さんが教えてくれたさらなるおすすめです。(右)調味料コーナー。沙茶はぜひ入れて。

テーブルに着いたらまずスープ(鍋底)をオーダー。野菜はサービスで1皿盛り合わせが付いてくるので、そのほか入れたい具材をオーダーシートに記載します。

この日は2人で訪れたのですが、野菜はついてくるから、お肉を1種類、あとは4~5品くらい選べばちょうどいいと思うよとのことで、アドバイスに基づき写真のようなセレクトに。


著者撮影 注文した具材色々。店員さんが写真用に綺麗に並べてくれました。

テーブルの左端にあるのは「豆皮(ドウピー)」という湯葉を揚げたもの。鍋に入れるとスープにコクが出て、豆皮はスープの旨味を吸って柔らかく。どのテーブルも注文しているこちらではマストオーダーの一品です。


著者撮影 あっさりしているのでもりもり食べられます。

そしてこの鍋で大事なのがタレ!店名にもある「沙茶(サーチャー)」は魚介ベースのソース「沙茶醤(サーチャージャン)」のこと。こちらはその沙茶醤も手作りというのも特徴で、ソースをベースに自分でタレを調合し、それで火鍋をいただきます。
タレのベースは店の一角にあるので、各々そこに行って自分好みのタレを作り、そこからようやく火鍋がスタート。

スープは魚介仕立てのあっさり系。具材もひとつひとつが美味しくて、厳選しているのがわかる味。お店の方が「新鮮だよ!」とおすすめしてくれた牡蠣も確かに!と思える美味しさでした。

なによりこのローカルな雰囲気がたまらなく、これは思い出にも残るはず。
人情味のある台湾らしさも味わえる名店です。

台湾陳沙茶火鍋

住所 台中市中區台灣大道一段81巷19號
電話 +886422271304
営業時間 16:30~22:30(月曜休み)

 

宮原眼科のレストラン「醉月樓」でいただく皿盛りスイーツ


著者撮影 レストラン利用者のみがこの階段を上がれます。

2軒目は台中のランドマーク宮原眼科。
「台湾陳沙茶火鍋」からも近いので、食後にお土産を見に行こうとお店へ。
店内を見ているうちに、ちょっとコーヒーでも飲みたいね、とレストランのある2階へ続く階段の前にあるメニューを見ていると、コーヒーなどは割と手頃なお値段。


著者撮影 醉月樓店内。クラシカルかつラグジュアリーなインテリア。

ただどうやら、最低消費金額は500元ということで、コーヒー1杯だけでは利用できないようです。でもせっかく台中まで来たし、素敵なところでお茶をしていこうと2階の「醉月樓」へ。
ここから先は醉月樓の利用者しか訪れることが出来ない空間なのです。

醉月樓は台湾料理が味わえるレストラン。地元の方と思わしきファミリーなども食事をしていて、まだこちらで台湾料理を味わったことはないのですが、とても美味しそうな印象を受けました。


著者撮影 キャラメルアップルアイスクリームとアップルパイ
著者撮影 マスカルポーネアイスクリームとチョコレートシフォン。ソースはラムレーズン

もちろんスイーツメニューも豊富で、こちらでは宮原眼科で人気のアイスクリームなども盛り合わせでいただくことができます。
どれも美味しそうで、迷ってしまいましたが、選んだのはアイスクリームがついた皿盛りスイーツのアップルパイとチョコレートシフォン。そしてドリンクは「宮原拿鐵」という特製のラテに。


著者撮影 キャラメリゼが美味しい宮原ラテ

届いたお皿の美しさはさすがの一言。
満腹に追い打ちをかけるようなボリューミーさではありましたが、アイスクリームも組み合わせてあるお菓子も美味しいので、苦しいといいながらも手が止まらなかったのは言うまでもありません。
ラテも上の部分がカラメリゼされていて、ミルクの泡もふわふわ。おしゃべりも弾み、素敵な空間で、とっておきのひとときを過ごせました。


著者撮影 何度訪れてもうっとりする店内。3階から撮影

宮原眼科のレストラン「醉月樓」でいただく皿盛りスイーツ

住所 台中市中區中山路20號2F
電話 +886422271926
営業時間 月~金12:00~21:00、土日11:00~21:00

 

優しい味わいの米糕で朝ごはん


著者撮影 じんわり美味しい1号セット。

3軒目はローカル食堂で食べる朝ごはん。
「民生嘉義米糕」もまた、台湾好きな友人から教えてもらったお店。

米糕(ミーガオ)とは「おこわ」のこと。はじめて食べた時、素朴ながらもじんわりとした美味しさとサイズが朝にちょうどよく、とても気に入ったので今回もリピートで訪れました。

お店は旧台中駅から徒歩約8分。駅前の大きな道路「健國路」に面しています。
メニューは少なく、米糕と煮卵の「魯蛋(ルーダン)」、肉団子の「貢丸(ゴンワン)」、白菜の煮物「白菜滷(バイツァイルー)」のみ。
米糕を注文すると、サービスで鰹だしのスープがついてきます。


著者撮影 どこか可愛らしさを感じる外観。

セットメニューもあり、1号が米糕+魯蛋&貢丸で80元、2号がそれに白菜滷がプラスされた全部セット。何も言わなければ、自動的に1号がテーブルに届けられます。

台湾でいただく米糕には色々なタイプがあるのですが、こちらは具材を入れずシンプルに炊いた餅米に肉燥(ローザオ)といわれる煮込んだ肉そぼろをトッピング。魯肉飯ともまた違い、あっさりといただけるので、朝に食べても重さを感じません。


著者撮影 店内。メニューもシンプルなのがいい。

テーブルには台中人が愛する「東泉」というご当地ブランドのチリソース(辣椒醬)が置いてあるので、味変でこのソースと、同じくテーブルに置いてあるニンニクをお好みでかけて食べるのも現地では定番の味わい方。

サービスでついてくるスープも、非常にシンプルな見た目ですが、濃厚な鰹風味でしみじみ美味しい。日本人ならきっとほっとできる味。なくなると店員さんがつぎ足してくれます。
お店も清潔感があり、ローカルな老舗ですが、安心して利用できるお店です。

民生嘉義米糕

住所 台中市西區建國路51-3號
電話 +886422220948
営業時間 5:30~13:30(火曜休み)

 
(text & photo : コバシイケ子)



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