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おうちで台湾気分!

お家で台湾カフェ気分 冬に飲みたいホットドリンク3選

著者撮影

こんにちは。台湾ブロガーのイケ子です。
今年は新年早々、悪天候が続き、私の住む北海道は毎日が大雪! 部屋で飲むホットドリンクがしみじみ身にしみます。

台湾も冬はしっかり寒いということは、コラムでも何度か書いてきましたが、冬になるとドリンクスタンドなども体が温まりそうなホットドリンクが期間限定で売り出されるのも毎年の風物詩。

今回はそんな台湾の冬に飲んだホットドリンクを思い出しながら、お家で楽しめるメニューをご紹介します。

 

ホットも美味しいフルーツたっぷり熱水果茶


お茶は台湾産の日月潭紅茶を使用。パッケージもお洒落 著者撮影

「水果茶(シュェィグオチャ)」はフルーツティーのこと。年中フルーツが豊富な台湾ではドリンクスタンドでもカフェでも「水果茶」はわりと定番のメニューのひとつ。

フルーツティーと言っても、フレーバーの茶葉を使っているわけではなく、色んな種類のフレッシュフルーツがごろごろ入っているのが特徴。飲み終わった後、カップに残ったフルーツを食べるところまでがこのドリンクの楽しみ方です。


台湾の水果茶にはこのほか金柑、レモン、ドラゴンフルーツ、キウイなどが入っていることも。お好みで 著者撮影

夏はアイスで楽しみますが、冬はホットの「熱水果茶」がおすすめ。レシピはお店によって様々ですが、鶯歌のカフェで飲んだ、オレンジ風味が強めの水果茶がとても好みだったので、今回はそれをイメージして作ってみました。

フルーツの種類はオレンジとりんご以外はお好みですが、パッションフルーツを入れると一気にそれっぽく。生のパッションフルーツの入手はなかなか難しいと思いますので、今回はカルディで販売しているベトナム産のパッションフルーツソースを使用しました。


「ゴールデンファーム パッションフルーツソース 495円(税込)」カルディで購入 著者撮影

このソース、かなりおすすめ!パッションフルーツそのものといった感じで、トロピカルな風味や種のプチプチ感もしっかり味わうことができ、おかげでこの水果茶も理想の味が再現できました!

材料(2人分)

・オレンジジュース 150cc
・水 150cc
・オレンジ 1/4
・りんご 1/4
・パイナップル 3切
・パッションフルーツソース 大3
・はちみつ 大1
・好きなお茶のティーパック 1袋

作り方

1. フルーツはそれぞれひと口大にカットする。
2. ポットにティーパックを入れ、50ccほどお湯を入れておく(分量外)
3. 鍋にすべての材料を入れ、ひと煮立ちしたら、ポットに注ぎ完成。

 

ナツメと生姜・黒糖の薬膳茶


黒糖と生姜が効いた、クセのない優しい味わい 著者撮影

台湾では黒糖と生姜、ナツメなどの薬膳食材を使用したお茶をよく見かけます。「桂圓紅棗茶(グイユェンホンザオチャ/龍眼となつめのお茶)」や「黒糖薑茶(ヘイタンジャンチャ/黒糖しょうが茶)など、全く映えない地味ドリンクですが、見るからに体によさそうで、なんといっても温まりそうですよね。

カジュアルなドリンクスタンドのメニューにも登場するところなどは、さすが薬膳が根付いている国だなと、そんなメニューひとつを見ても感じます。すでに黒糖の中にナツメやクコ、龍眼などの薬膳食材を合わせて固めてあるものも市販されていて、それらはお湯で溶くだけで簡単に薬膳茶を楽しめます。


市販の枸杞茶。今回と同じ食材を黒糖で固めてある 著者撮影

なつめやクコの実は中華食材店や富澤商店(TOMIZ)など、日本でも簡単に手に入ります。龍眼は一般的な食材店で見つけることは難しいかもしれませんが、今回私は、以前ドライフルーツの記事でご紹介したyuukifruitさんで販売していた時期があったので、その時に購入しました。


使用した食材。黒糖・龍眼・生姜・クコの実・ナツメ 著者撮影


桂圓=龍眼のこと。スモーキーな香りが特徴 著者撮影

スモーキーな風味のドライフルーツで、そのまま食べてもクセになる美味しさ。疲労回復など体にもいい食材なので、もっとナツメやクコの実と同じように、手に入りやすくなればいいのにと思っています。

私は特に、冷えや気の巡りなどが気になる時などに作って飲んでいます。紅茶とブレンドしても美味しいですよ。


時間が経つと龍眼がこんなにプリプリに。最後はもちろんいただきます 著者撮影

材料(2人分)

・生姜 2片
・水 400cc
・黒糖 大3
・ナツメ 小4個
・クコの実 小1
・(あれば)龍眼 5粒くらい

作り方

1. 鍋、またはポットに水、生姜、ナツメを入れて、10分ほど火にかける。
2. クコの実、殻をむいた龍眼、黒糖を入れ、ひと煮立ちしたら完成。

 

杏仁茶はまるで飲む杏仁豆腐


杏仁茶と油條 著者撮影

「杏仁茶(シンレンチャ)」の味わいは杏仁豆腐そのもの。台湾では主に杏仁茶専門店で売っているもので、カフェやドリンクスタンドではあまり見かけないけれど、まろやかで優しい味わいは、ほっと一息つくときにもぴったりのドリンクです。

「杏仁霜」という杏子の種の中にある仁をパウダー状にしたものが日本でも市販されているので、それを牛乳に溶かし、甘みをつけるだけ。今回使用したものはカルディで購入したものですが、杏仁豆腐もこれで作ると本格的な美味しいものが出来上がります。


杏仁霜 150g 602円(税込)カルディで購入 著者撮影

台湾のスーパーなどでは甘みやミルクなどがすでにブレンドされた、お湯で溶くだけのインスタント的なものが売っているので、私の定番土産のひとつでした。最近は「三點一刻(サンディェンイークー)というメーカーの杏仁茶が日本でも買えるようになり、誠品生活日本橋やオンラインショップで販売しています。


台湾のスーパーで購入したインスタント杏仁茶。お土産にもおすすめ 著者撮影

そんなスイーツのような味わいの杏仁茶はおやつ感覚で楽しめますが、本来は薬膳ドリンク。肺を潤す効果があるので、痰・咳・喘息などの症状を緩和し、そのほか、冷えも改善するともいわれています。

専門店では揚げパンのような「油條(ヨウティァオ)」に浸して食べるのが定番のいただき方。油條は業務スーパーに冷凍のものが売っているので、今回はそれを揚げて添えてみました。豆乳+油條が台湾朝ごはんの伝統的なスタイルなのですが、杏仁茶との相性も最高です! ぜひこの組み合わせでお試しください。


杏仁茶に油條を浸して食べるのが定番の食べ方。はまります! 著者撮影

材料(1人分)

・杏仁霜 小さじ山盛り1
・牛乳 200cc
・砂糖 小1(お好みで調整)

作り方

1. 鍋に牛乳と杏仁霜を入れ、だまにならないよう溶かしながら火にかける。
2. 沸騰直前で火を止める。砂糖を入れよく混ぜる。
3. カップに注ぎ完成。

 
(text & photo : コバシイケ子)



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