ソウルのハーブサムギョプサル発祥の店「Kogii Kogii」

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芸能事務所や高級ブランドショップなどが多く、洗練されたイメージのエリア狎鴎亭にある「Kogii Kogii」はハーブサムギョプサルが看板メニューの大型専門店だ。８色サムギョプサルなど近頃は街のあちこちでアレンジサムギョプサルの看板を見かけるが、こちらはハーブサムギョプサル発祥の店といわれ、イタリアで修行した経験を持つオーナーが生みだした、各種ハーブに漬け込んだ特製豚を使用した、特別感のあるサムギョプサルが楽しめる。

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２階建ての店内は席数も多いことから、予約なしで訪れても比較的待たずに食事ができる。カフェのような２階席や、ゆったりとした感覚のテーブルはひとり利用でも周りの目が気にならず食事できるので、ひとり旅でもサムギョプサルを楽しみたい人にもお勧めしたい穴場だ。

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韓国の人気アイドル御用達の店ということでレジの上にはサイン入りの写真が並び、そのため訪れる日本人も多いことからか、日本語メニューも完備している。

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ハーブサムギョプサルは160ｇ13,000ウォン。２人前から注文が可能で、バジル、ローズマリー、ケイジャン、パプリカ、そしてインドのスパイスを使用したザルロが現在のメニューだが、日によって品切れの商品もある。

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注文が完了するとテーブルの上にはサンチュ、エゴマの葉、ナムル、キムチ、ネギサラダなどが瞬く間に並べられる。チャミスル、マッコリ、CASS、MAXなどアルコール類ももちろん充実。スタッフがテーブルで焼いてくれるので、付け合わせをつまんだり飲んだりしながら焼き上がりを待とう。

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しっかりと焦げ目がつき、余分な脂が落とされたサムギョプサル。一番人気のバジルは口に入れるとふんわりとハーブの爽やかさが香る。肉の臭みも全く感じることなく、塩だけでシンプルに食べるとその美味さを堪能することができる。

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もちろんサンチュに包む定番の食べ方もおすすめだが、付け合わせと一緒に用意されたきな粉をハーブサムギョプサルにつけて食べるのがKogii Kogiiオリジナルの楽しみ方だ。きな粉の香ばしさが肉にまろやかさを与え、味わったことのない斬新な風味。食の奥深さを感じさせるこの味はきっとソウル旅のよい思い出にもなることだろう。

（text & photo : Keiko Ohashi）

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