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- 人数が多い台湾旅で訪れたいグルメレストラン3選
著者撮影
こんにちは!台湾ブロガーのコバシイケ子です。
前回はひとりでも楽しめるB級粉ものグルメでしたが、今回はグループ旅行などでの食事にぴったりなレストラン系のお店をご紹介します。
昨年、台湾を訪れたときに私がプライベートで訪れたお店。
どこもまた行きたいなーとしみじみ思えるお店です。
カジュアルな店内で本格的な北京ダックがいただける「享鴨」
カジュアルな店内。 著者撮影
「享鴨(シャンヤー)」は台湾の大手レストラングループ王品が手がける北京ダッグ専門店。王品グループはステーキ専門店をはじめ、火鍋や鉄板焼きなどここには書ききれないくらいの飲食店を経営していますが、どこも外れなしと台湾人からも安定した評判を得ている企業です。味もいいのですが、お店も清潔感があり入りやすいところもポイント
「享鴨」は現在、台北をはじめ、新竹、台中など全部で6店舗。今回はMRT忠孝敦化駅のすぐ近くにある「台北忠孝東店」へ行きました。台湾の北京ダッグのお店というと、これまでは老舗的なお店ばかりでしたが、こちらはかなりスタイリッシュ。とてもお洒落な雰囲気です。
北京ダッグはこの状態でテーブルに。 著者撮影
このお店のいいところは、2名、4名、6名、10名と人数に合わせたセットメニューがあるところ。北京ダッグというと大人数で行かなくてはというイメージでしたが、2名からでも気軽に利用できます。単品だとメニュー数が多かったり日本語がなく迷ってしまうので、コースである程度決められている方が注文しやすいというときもありますよね。
まずは皮を丁寧に。砂糖をつけていただきます。 著者撮影
お肉は綺麗に盛り付けてくれます。 著者撮影
2名コースの場合は北京ダッグ半羽のほか料理4品とドリンクが2杯、今回私は6人コースだったのですが、こちらだと北京ダッグがまるごと1羽のほか、ダッグを使った料理を2品、前菜、享鴨のおすすめから1品、野菜系の料理3品、中華系おかず3品、そして人数分のドリンクと盛りだくさん。
こちらが4人用のコース。写真も多いので見やすいメニューです。 著者撮影
料理も美味しく、ダッグはテーブルでさばいてくれるなど盛り上がるパフォーマンスもしっかり行ってくれます。
享鴨(台北忠孝東店)
住所 | 台北市大安區忠孝東路四段128號2F |
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電話 | (+886)227118823 |
時間 | 月-金 11:30〜14:30/17:30〜22:00、 土日11:00〜14:30/17:00〜22:00 |
HP | https://www.xiangduck.com.tw/index.php |
小麦の皮におかずを巻いて食べる「種福園」
種福園外観。斤餅を焼いているところが見えます。 著者撮影
種福園(ヂョンフーユェン)は小麦でできた皮「斤餅(ジンビン)」にさまざまなおかずを巻いて食べる、中国東北地方の料理です。台湾料理ではありませんが、中国各地の美味しい料理をいただけるのも台湾の魅力。こちらの種福園は台湾在住の頃から何度か訪れていたお気に入りのお店。
久々に食べたくて友達にリクエストしました。
訪れたのはMRT松江南京駅近くにある松江店。台北駅の方面には本店があります。昔ながらのお店といった雰囲気も好きで、店頭ではいつもお父さんが斤餅を焼いています。
斤餅を人数分注文したら、あとは好きなおかずを頼みます。店員さんに少し日本語を話せる方がいるので、迷っていたらきっとおすすめを教えてくれるはず。
斤餅と合菜載帽。地味ながら美味。 著者撮影
この日は3名で利用して、まずスープに牛肉湯、そしておかずは「蘆筍蝦仁(エビとアスパラの炒め)」、「葱爆牛肉(葱と牛肉の炒め)」、「干扁四季豆(干しインゲンの炒め)」そして店員さんがイチオシだった「合菜載帽」というものを注文。こちらはもやし、ニラ、木耳、干し豆腐などの炒め物に卵焼きの帽子をかぶせたもの。しゃきしゃきの歯ごたえと玉子のまろやかさが、斤餅に巻いたときアクセントになって、確かに美味。あとはビールも頼んだのですが、すっかり満腹に。
斤餅におかずをのせて巻きます。 著者撮影
蘆筍蝦仁。エビメニューが多いのもこのお店が好きな理由。 著者撮影
斤餅を注文すると甜麺醤とねぎがついてくるのですが、これを斤餅に塗った後におかずをのせて巻き巻き。巻き方もそれなりで大丈夫なのですが、戸惑っていたら店員さんがレクシャーしてくれるのでぜひ聞いてみてください。色々なおかずが食べられるので、やはり人数がいたほうが楽しめるお店です。
種福園(松江店)
住所 | 台北市中山區松江路123巷12之1號 |
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電話 | (+886)225079229 |
時間 | 11:30~14:30、17:00~21:00(月曜休み) |
客家の街・北埔でいただく客家料理「老店客家菜」
ここで突然台北を離れますが、客家の街といわれる「北埔」で食べた客家料理がとても美味しかったので、ぜひシェアさせてください。
北埔は新竹県にある小さな街。新竹は台北と台中のちょうど中間あたりにあり、なかでも北埔は街並みも味わいがあり、客家の街として観光スポットにもなっています。
客家の人々は17世紀頃に広東省東部や福建省西部から台湾へ渡り、新竹以外にも北部の桃園、南部の高雄と屏東、東部の花蓮や台東、エリアは小さいですが台中の北部などに集落をつくり、現在も台湾各地に客家人が多く暮らすエリアがあります。
北埔老街。週末は混みあいます。 著者撮影
北埔へのアクセスは台湾鉄道の竹北駅または新幹線の新竹駅から「台湾好行」という観光用路線バスが運行しているので、それに乗車するのがいちばんわかりやすいでしょう。
北埔は昔ながらの建物が連なる老街があるので、そこを散策するだけでグルメや買い物が楽しめるのですが、客家は独自の食文化があるので、普段台北では目にする機会の少ない食材や料理に多く出会えます。
客家料理は乾物や保存食を上手に利用した料理。味付けも濃い目でごはんが進む味付けなので、台湾で食べるごはんの中でもかなり好きな料理です。
今回の北埔では友人の職場の同僚だったという、客家人の方が街を案内してくださり、老街にある客家料理の食堂「老店客家菜(ラオディェンクージャーツァィ)」で一緒に客家料理を楽しみました。
料理もおすすめを選んでもらったのですが、どれもこれもが美味しくて、やっぱり客家料理が大好きだと改めて実感。
食べたお料理は米粉麺の粄條(バンティァォ)を炒めた「炒粄條(チャオバンティァオ)」、菜脯(ツァィプー)という台湾の伝統的な大根の漬物が入った卵焼きの「菜脯蛋(ツァィプーダン)」、干しイカ、豚肉、干し豆腐などを濃いめの味付けで炒めた私の大好物でもある「客家小炒(クージャーシャオチャオ)」、そして、大腸と生姜とホルモンを炒めた「薑絲大腸(ジャンスーダーチャン)」。こちらを3人でいただきました。
平たい米麺の炒粄條 著者撮影
素朴ながらも美味しい菜脯蛋 著者撮影
ごはんが止まらなくなる客家小炒 著者撮影
特に感動したのが薑絲大腸。こちらも客家料理の定番ですが、私ははじめていただきました。結構強めにお酢を効かせた味付けで、生姜とホルモンのシンプルな炒め物なのに、すべてのバランスが絶妙なのです。また食べたいなー。
酸味がアクセントの薑絲大腸 著者撮影
北埔を訪れた際にはぜひ召し上がってみてください。客家料理はハマります。
老店客家菜
住所 | 新竹縣北埔鄉廟前街29號 |
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電話 | (+886)35802916 |
時間 | 11:00~18:00(木曜休み) |
(text & photo : コバシイケ子)
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