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- 台湾旅行でやりたいこと2022-23(上級編)
著者撮影
新年快樂!
こんにちは。台湾ブロガーのコバシイケ子です。
台湾では旧暦で新年をお祝いするので今年は1月22日が旧暦の元旦でした。
特に今年は10連休という大型連休のため、みんなウキウキしているのが伝わってくる雰囲気でした。日本へ何年振りかの旅行をしている方も多く、たくさんいい思い出を作ってほしいなと思っています。
さて、この連載では現在、ビザなし渡航再開後の台湾で、改めて「台湾旅行でやりたいこと」をテーマに初級・中級・上級編にわけてコラムをお届けしています。
いよいよ今回はラスト「上級編」です。
上級編はやはり少し難易度が高め。
実は私もまだ行ったこと・やったことがないけれど、いつか実現したいことを3選にしました。
①台東に行く
②離島に行く
③台湾1周をする
いかがでしょうか。
おそらくこれをすべて制覇したら台湾マスター間違いなし。
その先はぜひ台湾は3ヵ月まで観光ビザで滞在できるので、長期滞在で「台湾に暮らす」を実現し、旅とはまた違った角度から台湾を味わってみてください。
台東に行く
写真提供:台東観光旅遊網
台湾の西側は新幹線も開通しているので、中級編でもお伝えしたとおり、本当に旅がしやすく、日帰りでも充分楽しめるエリアです。
東のエリアは花蓮まで行ったことがありますが、そこから先の「台東」にはなかなか機会が訪れずまだ行ったことがないので、ずっと行きたいと思っている場所です。
台北から台湾鉄道の特急で約4時間、花蓮からは約2時間、高雄から行く場合は鉄道で約2時間半。こう見ると気軽に行けそうにも感じますが、鉄道の乗車チケットもまた争奪戦なので、その日に思い立って行こうと思っても乗車チケットが売り切れということも。
早めに計画を立てて、チケットを押さえて置くところまでしておくのが賢明です。
台東は自然に囲まれた台湾の原風景を味わえる場所。
夏は気球フェスティバルや、8月~10月頃は金針花の黄色い花が見頃。金針花は日本語ではワスレグサ。台湾では食材としてスープの具材によく使われているのですが、鉄分豊富でシャキシャキ感が美味しいのです。とても好きな食材で乾燥したものしか見たことがないので、実際にお花が咲いているところを目にしてみたい。
食でいえば、池上という街は米どころとして有名。池上米を使用した駅弁が名物なので、食べてみたいもののひとつです。
それから台東は原住民の方が多く暮らすエリア。観光地化されているところもあるので、そういうところを巡り、原住民料理を味わったり、刺繍や織物、それから月桃で編んだ籠など手仕事も有名なので、手作りの雑貨を見せていただいたり、作り手さんと交流しながら体験などもしてみたいです。
離島に行く
台湾には澎湖、金門、馬祖、緑島、蘭嶼、亀山島、小琉球という7つの離島があります。
船でしか行けない島もありますが、澎湖、馬祖、金門は台北松山空港から毎日国内線が運行しているので飛行機で行くことが可能です。しかし、台風のシーズンは運休になることも多いため、島で欠航になってしまうと戻れない可能性も。そのあたりも難易度の高い理由のひとつです。
よく利用しているオプショナルツアーサイトのKKdayなどでも例えば澎湖往復航空券や小琉球や緑島行きのフェリーチケットなどを販売しているので、上手く利用して、旅の予定を立てられるといいですね。
どの島も興味があるのですが、最初に訪れてみたいのは澎湖(ポンフー)。
台北松山空港からは飛行機で約50分。台湾南部にあるリゾートで海がとても綺麗でゆったりとした場所。人も多く暮らす場所なので、不便を感じることもなさそう。
最初の離島としては旅がしやすいのではと思っています。
リゾートホテルや民宿に泊まって、台湾らしいのどかな街並みをぶらぶらしたり、美味しい採れたての海鮮を堪能したり、海を眺めたりぷかぷか泳いだり、名物のサボテンアイスも食べてみたいし、台湾土産として人気のピーナッツのお菓子「花生酥」も澎湖名物。
そう考えると、段々と欲が湧いてきますが(笑)、澎湖に行ったときにはただただのんびりと過ごすのが理想です。
台湾1周をする
台湾を一周することを「環島(ホワンダオ)」と言います。
台湾は九州ほどの面積の島なので、環島をしやすい国です。
台湾人の若者の場合はスクーターなどを利用して環島するそうですが、我々観光客の場合は公共交通機関を上手く利用して、各地の魅力を堪能しながら巡るのがやりやすい方法だと思います。
台鉄嘉義駅 著者撮影
私も過去に1度環島にチャレンジしたことがあります。
その時は台中スタートで、台中→彰化→嘉義(阿里山)→台南→高雄→墾丁→花蓮(太魯閣峡谷)→台北→台中というルートで巡ったのですが、割と行き当たりばったりの旅だったので、屏東から東側へ行くのにやはり苦戦し、一旦高雄に戻り、そこから花蓮へ飛行機を利用するというショートカットで移動。それでも10日間ほどかけて回りました。
阿里山 著者撮影
台湾最南のリゾート墾丁の夜市で食べた焼き牡蠣と台湾ビール 著者撮影
花蓮の人気小籠包店 著者撮影
結局、台東に行くことは出来ず、完全な環島ではなかったと思っています。
台湾各地それぞれに違いや魅力があるので、そういうことを実感として知ることが出来たとても貴重で楽しい旅ではあったのですが、いつかまたもっと小さな街などにも立ち寄りながら、リベンジ出来たらいいなとその日を夢見ています。
(text & photo : コバシイケ子)
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