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行列の絶えない人気店

(東京・日比谷)香港ミシュラン1つ星「ティム・ホー・ワン」で本場の点心を満喫

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東京・ミッドタウン 日比谷のすぐそば、“ゴジラ像”の目の前に、長い行列ができているのを見かけたことがある方もいるのではないだろうか。

列の人々が辿り着く先は、香港の点心専門店「ティム・ホー・ワン」。ミシュラン一つ星に輝く名店だ。

お店で手作りした本場の味を、誰でも手軽に


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「よりカジュアルに、香港の本場の日常の味を楽しんでほしい」という想いから、2009年より開業した「ティム・ホー・ワン」。その大きな魅力のひとつは、本場・香港と同じレシピが用いられていること。しかも料理は各店の厨房で、一つずつ丁寧に手作りされているという。それをお手頃価格でいただけるのが、また嬉しい。

日本で楽しめるのは日比谷店と、新宿サザンテラス店の2店舗。特に日比谷店はテレビなどで取り上げられ、常に行列しているイメージが強かったため、なかなか来店が叶わなかった。
しかし8月末の平日、お昼を過ぎた時間帯にたまたま店の前を通りかかったところ、すぐに入店できそう…! ということで、念願の初「ティム・ホー・ワン」を、30代女子ふたりで体験。オーダーの量も、参考にしてみてほしい。

 

感染症対策バッチリ! オーダーも楽チン


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入店時には検温のうえ、アルコール消毒を。隣と席の距離が近いところには仕切りが置かれており、感染症対策が徹底されていた。


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「ティム・ホー・ワン」のオーダー方法は、非常にシンプル。メニュー表とオーダー表が各テーブルに置かれているので、注文したい料理の番号を確認して、オーダー表に数字を書き込めばいい。
あとはこれを店員さんに渡すだけで、注文完了! 会話が気になる今の時期には、ピッタリな注文の仕方だ。

 

「ティム・ホー・ワン」といえばこれ! 「ベイクド チャーシューバオ」


ベイクド チャーシューバオ 580円 ©TRIPPING!

注文してから間もなく運ばれてきたのが、「ティム・ホー・ワン」の看板メニュー「ベイクド チャーシューバオ」(3個セット)。


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外側は、メロンパンのようにサクサク食感で、甘い皮。中のあんも甘い味付けで、ごろっとしたチャーシューがたっぷり詰まっている。

かわいい手のひらサイズなこともあって、1個をペロリと完食できた。「ティム・ホー・ワン」に訪れたら、とにかく一度は頼んでみて。

 

本場の点心を味わい尽くす


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次にやってきたのは「エビと黄ニラのチョンファン」と、「7種野菜の蒸し餃子」の蒸点心2つ。


エビと黄ニラのチョンファン 680円 ©TRIPPING!
「エビと黄ニラのチョンファン」は、米粉を使ったライスロール(=チョウファン)。ワンタンのようなつるつると柔らかい皮の中に、プリッとしたエビの餡が入っている。黄ニラの風味も豊かだ。


7種野菜の蒸し餃子 480円 ©TRIPPING!
「7種野菜の蒸し餃子」は、竹の子やきくらげ、にんじん、ネギなどが入って、具沢山の一品。ヘルシーなのに食べ応えがあり、カロリーが気になる方やベジタリアンの方にもピッタリだ。素材の食感も楽しめた。


海老の湯葉春巻 680円 ©TRIPPING!
もう少し食べられそうじゃない?ということで、追加で注文したのが「海老の湯葉春巻」。衣の湯葉はパリパリ食感で香ばしく、中にはエビがゴロゴロ入っている。細かく刻んだセロリも混ぜ込まれているのか、隠れたアクセントになっていた。


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なお卓上には調味料も設置されているので、お好みで味を調節しよう。

 

また食べたい! もっちり蒸しご飯


鶏肉と生姜の蒸しご飯 580円 ©TRIPPING!
個人的に一番ヒットしたのが、「鶏肉と生姜の蒸しご飯」。大きめの茶碗にぎっしりと敷き詰められているのは、蒸したジャスミンライスと柔らかな鶏肉だ。そこに醤油のタレがかけられており、下のご飯までよく染み込んでいる。蒸されたお米は口に運ぶともっちりとしていて、次第にほどけていく。生姜の風味もよく、箸が進んだ。


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「ティム・ホー・ワン」にはほかにも「スペアリブの蒸しご飯」、「牛挽肉と卵の蒸しご飯」があり、次はそのふたつの蒸飯もぜひオーダーしてみたいと思った。

女子ふたりで5品を食べて、かなりお腹がいっぱいに。ミルク餡を揚げたという香港定番のデザート「ミルクフライ」も気になったが、こちらは次回のお楽しみにすることにした。

 

テイクアウト&デリバリーも実施中


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「ティム・ホー・ワン 日比谷店」では、入り口と反対側にテイクアウト用の窓口も。なお新宿サザンテラス店でも同様にテイクアウトを実施しているほか、両店舗ではデリバリーも行っている。

今はまだ店内での食事が気になる方には、自宅で本場の味を楽しむのもおすすめだ。

 

大人ふたりが3,000円で、お腹いっぱいになれる名店


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料理の出てくるスピードが早いこと、そして今回頼んだメニューのなかでも、一番高いものがわずか680円、合計3,000円というお手軽価格で、大人ふたりが満足できたのが驚きだった。まさしく「ティム・ホー・ワン」は、“世界でもっとも手頃なミシュラン”と言えるだろう。

ミシュラン1つ星に輝いた点心専門店は、いまや台湾、シンガポール、タイといったアジア圏にとどまらず、ニューヨークやラスベガスなどアメリカにも進出している。行列を作ってでも食べたい理由がよくわかる、“点心充”できた大満足のひとときだった。



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