台湾
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肉肉しさとジューシーさのコントラスト

「胡椒餅」の名店!龍山寺「福州元祖胡椒餅」

著者撮影

台湾ならではの小吃(軽食)と言えば、「胡椒餅」の名を挙げる方も多いだろう。胡椒餅とは、胡椒の利いた肉餡を台湾式のパンで包み炭火で焼いた料理。中国・福州の「葱肉餅」が原点とされ、台湾式の進化を遂げたものが現在人気を博してる。

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「福州元祖胡椒餅」は、饒河街観光夜市にある「福州世祖胡椒餅」と台北で人気を二分する名店だ。

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「福州元祖胡椒餅」は龍山寺駅のそばにあり、路地裏にある佇まいが渋くて魅力的。

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焼き上がりの時間が決まっているため、訪問のタイミングによっては20分~30分待つことも。

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現地の熱いファンたちに支えられ、このためだけに龍山寺に降り立つ人も多いという。

「胡椒餅」50元

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存在感のあるいで立ちで、食べる前からいい香りが良く、胡麻の風味に加えて、スパイスの香りも漂う。

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皮はサクッと弾け、ガリガリと砕け、それでいてモチモチしており、まさに多層的な食感が楽しめる。四川の「鍋魁」や西安の「肉夹馍」よりもかなりハードな食感が魅力だ。そして、八角に桂皮(シナモン)など、スパイスの風味が秀逸。肉餡はピリ辛で、胡椒のみならず唐辛子も少量用いている。それでいて台湾らしい甘みもあり、後を引く味わい!

肉は叩いたものと切ったものの両方を用いており、肉肉しさとジューシーさのコントラストが最後まで飽きさせない。

あらゆる点において工夫と丁寧な調理を見て取れ、名店の名に恥じない胡椒餅である。

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著者 : yuya

手料理も愛するタベアルキスト。ハタチの頃からバックパッカー旅行をしており、世界を丸っと食べ歩き。特に東南アジア諸国と中国が大好きで、屋台メシを食べて、現地の市場で調味料や調理器具を買い付けてくるのが旅の楽しみ。日本国内でも、出来る限り現地に近い味わいのお店を探して日々徘徊。

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