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香港発祥の伝統行事に参加しよう

【開催中止】香港でドラゴンボート・カーニバル開催、6月14日から3日間

写真提供:香港政府観光局

【開催中止のお知らせ】
香港政府観光局は、2019年6月13日現在、中環(セントラル)、アドミラルティ周辺で行われている政治集会の状況を慎重に考慮し、6月14日~16日に予定をしていた「香港ドラゴンボートカーニバル」の中止を決定いたしました。

 

今年で第10回を迎える「香港ドラゴンボート・カーニバル」が6月14日(金)から16日(日)まで、香港のビクトリア・ハーバーで開催される。イベントでは世界の強豪チームによるドラゴンボートのレースが開催されるほか、香港のローカルフードや工芸品が楽しめるマーケットも開かれる。

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ドラゴンボートとは?

ドラゴンボートは、1976年に香港で行われた船漕ぎ競争の大会をきっかけに、スポーツとして体系化された競技のこと。

始まりとなった舟漕ぎ競争の起源は、今から2000年以上前。人々から信頼の厚かった「屈源(くつげん)」という名の政治家が権力争いに敗れ川に入水した。それを聞いた民衆は先を争って船を出し、屈原の亡骸が魚に襲われないよう太鼓の音で魚を追い払いながら彼を探しまわったという故事に由来する。屈原が入水したのが旧暦5月5日(端午節)ということもあり、毎年この時期にレースが開催されるようになった。

現在では、香港のみならずアジア、アメリカ、ヨーロッパなど世界中で国際大会が開かれるほどの人気スポーツに成長。日本では、東京都、山梨県、大阪府、滋賀県、和歌山県などで大会が開かれたことがある。

 

香港ドラゴンボート・カーニバルの見どころ

ドラゴンボートレースの世界大会

イベントの一番の見どころは、世界各国のドラゴンボートチームによるレース。今回は日本からも「東京ドラゴンボートチーム」と「沖縄ドラゴンボートチーム」の2チームが参加する。

写真提供:香港政府観光局

中国香港ドラゴンボート協会のArnold Chung Chi Lok(鍾志樂)会長によると、会場のビクトリア・ハーバーは水深が深く波も荒いため非常にタフなレースになるという。各国の強豪チームによるレースは、白熱すること間違いなし!

また、漕ぎ手たちが思い思いの衣装を身につけておこなう「ファンシー・ドレス・レース」も開催される。ベストコスチューム賞がどのチームの手に渡るのか、ぜひ注目してみて。

写真提供:香港政府観光局

フードも工芸品も!レースだけじゃない魅力も満載

香港ドラゴンレース・カーニバルでは、レース以外のイベントも盛りだくさん。セントラル・ハーバー・フロントには子どもから大人まで楽しめる人工ビーチ「スプラッシュ・エリア」や、様々なローカルフードを楽しめる「ストリートフード・ガラ」が登場。

ドラゴンボートのイベントで特に外せないグルメが「ちまき」。というのも、先ほど紹介した故事に、“民衆が屈原の亡骸から魚の気をそらすために川にちまきを投げ入れた“という伝説があり、それから端午節にはちまきを食べるようになったのだとか。イベントでは、葦の葉で包んだ中山風ちまきや上海風ちまきなど、中国の各地の特色あるちまきが味わえる。

写真提供:香港政府観光局

また、今年から初めて開催される「工芸品マーケット」では、香港のアーティストによる作品や工芸品などが並ぶ予定だ。

■香港政府観光局「香港ドラゴンボート・カーニバル」(英語)
http://www.discoverhongkong.com/eng/see-do/events-festivals/highlight-events/dragon-boat-carnival.jsp



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